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Friday, 10 September 2010

SENSE創刊10周年記念スペシャルパーティ

10th1が連載「男のガッツリメシ。」などを持たせていただいている、人気ファッション誌「SENSE」が、創刊10周年を迎えたということで、広尾にある料亭「有栖川清水」にて記念パーティが開かれてお呼ばれしました。普段あまり参加することのないファッション誌のパーティーということで、自分なりに頑張っておめかしをして(笑)久々にこちらのお店へ足を運びました。

10th2 このお店はプリンスホテルが経営する料亭で、昔は確か「麻布プリンスホテル」があったりしたところ。元々は五摂家の一つである鷹司家の邸宅があった広々とした敷地内に建つ和建築は、建物自体は決して古くはないのですが老舗的な重厚感もあり、その中でプリンス系にしてはなかなかしっかりした和食を食べさせるお店なのですが、行ってみてびっくり。その落ち着いた雰囲気の料亭がなんと一大イベント会場に!集まった人は1500名ほどと聞きましたが、庭園にも建物の中にもびっしりと人が溢れ、くじ引きコーナーがあったり限定のショップがあったり、氣志團FPMなどのライブあり、電撃ネットワークのパフォーマンスありと、盛りだくさんのイベントなのでした。落ち着いて考えたら、電撃のパフォーマンスってニューヨークとシドニーで観たことがあったけど、日本では初めて観たな(笑)。この国ではどちらかといえばアングラな存在ですから。

 まったく規模は違いますが、僕も「千葉拉麺通信」というサイトを立ち上げて今年が10周年。10年何かをやり続けることの大変さだったり、その時間の流れの速さは僕なりにも理解出来るつもりです。そういう意味において、SENSE編集長であり株式会社センス代表取締役の守谷聡さんの思いたるや、如何ばかりかと思います。そしてこれだけ多くの人が集まるということは、それすなわち守谷さんや会社、雑誌が多くの人によって愛され支えられていることの証左でもあります。そういう意味でも非常に素晴らしいパーティ、イベントであったかと思います。参加した人を飽きさせない、という明確なポリシーに貫かれたサービス精神旺盛なイベントでした。

Img_0323 帰りにいただいた手土産。老舗和菓子店「青野」のオリジナル刻印入り紅白饅頭と、ノンクレジットのリミックスCD。この音源、多分音的にもFPMじゃないかなぁ。早速車の中でヘビーローテーション。そしておまんじゅうの青野を手土産に勧めたのは実は僕(笑)。皮がパサパサしていなくてもっちりとしているのが美味しいのですよ。

 あらためて、守谷さんはじめセンスの皆様!創刊10周年おめでとうございます!

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Sunday, 03 May 2009

酒膳一文本店@浅草

1mon002供の頃から大の浅草好きである僕としては、頭の中に「浅草で使える飲食店リスト」が常にあるわけですけれど、伝統の老舗が多い浅草の場合は、大抵がもう何十年も通っているお店でリストが埋まってしまっていて、そうそう新しい店は増えることはありません。しかし最近この店の存在を知りリストに加わって、今や外すことが出来ないお店となったのが「一文本店」です。国際通りを三ノ輪の方へ向かい、言問通りとの交差点をちょっと越えた先の路地裏に佇む、築50年という古びた一軒家。その前には「ねぎま」の文字が書かれた真っ白い大きな提灯と、国産食材を積極的に使用している証でもある「緑提灯」がぶら下がっています。店内には土間があり水車も回る、大江戸居酒屋と称した雰囲気の中で、美味しい名物料理とお酒を楽しめる佳店です。ちなみにもう少し言問通りを浅草寺寄りに行ったところには、会席料理が楽しめる「一文別館」があります。

1mon004_2 こちらのお店のユニークなところはすべての価格が店名のように「文」表示で記されているところ。例えば「天然生本鮪の中落ち」が六文、「仙台牛すじもつ煮込み」が四文といった具合です。席に通されるとまず木札に「両替」をしなければなりません。一文は100円というレートになっています。この日は二人で足を運びましたので取り敢えず1万円を百文に両替。すると木箱に入った百文が届けられます。あとは注文をする度にお店の人がここから必要な文数だけ抜いていくシステムです。足りなければ追加で両替が出来ますし、逆に余ったら帰りに現金に戻す事も出来ます。これはなかなか良く出来たシステムとでもいいましょうか、まず先払いというかデポジット的な役割をしていますので、飲み逃げ食べ逃げがありませんし、円にくらべて桁数が2つも減ってますので、直感的に料理の価格が分かり辛くなっているのもこの店のしたたかな計算のように思います。もちろん江戸を演出するための大切な小道具になっていることは言うまでもありません。

1mon001 このお店の看板メニューの一つが「鯨」です。日本古来の食文化でもある鯨は諸般の事情によりただでさえ入手し辛くなりましたが、たまに鯨料理店があったとしても高級料理になってしまっていて、なかなか簡単に食べられなくなりました。そんな鯨をリーズナブルな価格で味わうことが出来る数少ないお店だと思います。制限がかかってからは国内の鯨といえば圧倒的に「ミンクくじら」が流通していますが、この日は珍しい「ナガスくじら」が入っていました。流通量的にはナガスはミンクの1/50と言いますから相当稀少なくじらです。そこで「ナガスくじら赤身たたき(写真)」(十二文)を頂きました。思ったよりもクセはなく、ミンクよりも個体が大きいからなのでしょうか、脂分がしっとりとしてコクのある味わいがしました。また鯨と言えば定番の「ナガス鯨の立田揚げ」(十八文)も熱々の揚げたてで、量もあって美味しくいただきました。

1mon003 そしてこの店一番の名物料理はなんといっても「ねぎま鍋」です。そもそもねぎま鍋とは江戸時代に捨てられていたカマやトロの部分がもったいないと始められたものだとか。それが今では本鮪のトロを鍋にするという、何とも贅沢な料理となってしまいました。こちらでは鮪の産地などの指定によって二人前の価格が三十四文、六十文、百二十文と3種類ありますが、この日は基本の「江戸名物ねぎま鍋(写真)」(三十四文)を。江戸らしくキリッとした味わいの鍋には刻まれた葱が浮かべられていて、最初に伝統の江戸野菜である千寿葱に有機栽培の江戸菜、栃木産の原木椎茸などを入れて、見るからに脂が乗った鮪のカマトロを仕上げに入れて完成です。火を通したにもかかわらずしっかりと脂の旨味が残っている鮪は絶品。大抵鮪などに火を入れると食感がぼそぼそとなりますが、これだけ脂も乗っていますので実にしっとりとしなやかな食感になっています。また葱にはどっしりとした存在感と糖度の高い甘味ある「千寿葱」を使用。煮崩れもせず甘味も強い葱ということで、そもそもすき焼きなど江戸の鍋に重用されていたという歴史ある葱は、通常の白葱の5倍程の重さと倍ほどの糖度を持っているのだとか。そんな葱ですからこのねぎま鍋にはピッタリ。ただかなり太い葱ですので、いわゆる「葱鉄砲」には注意が必要です。そして鍋の締めには「特製うどんセット」(七文)を。稲庭うどんを鍋に入れ卵でとじていただきます。これがまた美味しいこと。

 浅草で鍋というと少々気後れする方もいらっしゃるかも知れませんが、こちらのお店ならば敷居も価格も高くなく、昔ながらの江戸の名物鍋を気軽に味わえると思います。学生時代からこの店の板長を任されたという平川さんはふぐ調理師の資格の他にも利き酒師やソムリエの資格もお持ちということで、お酒関係もそうとう強いお店です。また夜が比較的早い浅草の中でも遅くまで営業しているのが嬉しいです。気の置けない仲間と普段使いもするのはもちろん、一風変わった雰囲気は女の子なども喜びますので、色々な状況に応じて使う事が出来て大変重宝しています。僕の「浅草で使える飲食店リスト」の中でもこれからも輝き続けることでしょう。

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1mon■和食:酒膳一文本店
東京都台東区浅草3-12-6
03-3875-6800
18:00〜23:00/17:00〜22:00(土日祝)
無休

Wednesday, 22 April 2009

関宿屋@松戸

Sekiyadoyam2戸で長年に渡り愛されている老舗の天婦羅店で好きなお店が「関宿屋」です。その創業は江戸時代で元は蕎麦店だったそうですが、明治になって流山から松戸へ移転して長年営業を重ね、昭和41年に蕎麦店と天婦羅店を分けて現在に至っています。蕎麦店の方はこちらのお店の裏手にある「そば処関やど」で、こちらのお蕎麦屋さんも大好きなお店ですが、この日は天婦羅店の方へ。

 関宿屋の定番といえばやはり「天丼」です。海老と穴子が乗っている「天丼」(998円)をはじめ、鱚やメゴチなどの魚がたくさん乗った「魚天丼」(1,260円)や「えび天丼」(1,580円)、さらには小柱の掻き揚げが乗る「小柱天丼」(1,800円)など天丼だけでも9種類あります。この日はランチタイム限定の「お昼の天丼(写真)」(840円)「とじすい(写真)」(210円)をいただきました。お昼時ともあって、お客さんはほぼ満席で、皆同じものを食べています。

Sekiyadoyam1 ランチタイムの小振りな天丼とはいえ、海老、魚、野菜と数種類の天婦羅が入りコストパフォーマンス十分。海老はぷりっとした食感がよく、白身魚は身がほろりと崩れます。甘めのたれをしっかりと吸った衣をまとった天婦羅は熱々で、またそのたれが染み込んだご飯も実に美味しいです。とじすいは玉子とじが入ったお吸い物ですが、玉子がたっぷりと入っていてこれも天丼と良く合っています。あっという間に完食。少々ボリュームで物足りなさを覚えなくもないですが、840円ならば文句は言えませんね。

 よく鰻などでも議論になりますが、重がいいのか丼がいいのかと言われれば、個人的には鰻でも天婦羅でも丼の方が好みです。何よりも保温性に優れているということが重要ですし、少々下品な食べ方ではありますが、つゆだくのご飯は丼の方がかっ込んで食べやすいのです。大きな丼を片手に持って顔を突っ込んでかっ込む至福の時。僕にとって日本人に生まれて良かったと思う瞬間が、丼ものを食べている時なのです。

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Sekiyadoya天丼:関宿屋
千葉県松戸市本町7-2
047-361-0234
11:30~21:30
火曜定休

Monday, 13 April 2009

鳥岩楼@西陣

Toriiwaro2都は鰻同様、美味しい親子丼を出す店も非常に多いのです。というよりも、やはり長年都だった場所だけに何でも美味しいものが揃っているという方が正しいのかも知れません。老舗で出す伝統の親子丼から最近オープンしたお店の新作まで、観光客のみならず地元の人からも人気を集める親子丼が数多く存在します。かく言う僕も京都でお昼を食べようという時に、親子丼を思い浮かべる率は非常に高いです。

 僕が最初に京都で親子丼にはまったのは、やはりご多分に漏れず祇園下河原通りにある老舗「ひさご」でありました。こちらで親子丼と山椒の相性の良さを知りました。それからというもの美味しい親子丼を求め京の町を食べ歩き。今のところ僕が好きでお薦めの親子丼をいくつか挙げると、烏丸押小路上ルにある唐揚げをとじた親子丼が味わえる「とり安」に、西陣の鶏料理店「鳥よし」や、名店「鳥彌三」が手掛ける新業態「鳥彌三あざみ」などいくつもありますが、中でも店の雰囲気も含めてお薦めしたいお店が、西陣の鶏料理店「鳥岩楼」です。

 こちらは濃厚な鶏白濁スープが自慢の水炊き専門店ですが、お昼の12時から14時の2時間だけ親子丼を提供しています。築百年を越える数寄屋造りの町家を使ったお店は、聞けば町家を改装したお店の先駆なのだとか。店に入るとお店の人に親子丼かどうかを尋ねられます。親子丼の客は人数を告げて中庭の脇を通り二階へと通されます。二階は大小いくつもの部屋が繋がっていますが、大きな広間になっていて窓の下には小さな中庭が広がります。町家を使っている風情あるお店なので、週末などは観光客、特に外国人の方が多かったりします。そこに小さな座卓が並べられていて、混んでいる時などは相席になることもあります。二階はすべて親子丼のお客さんなので、当たり前ですが皆で同じ親子丼を食べている光景が広がります。

Toriiwarom 程なくして絶品の「親子丼(写真)」(800円)が到着。まず丼に蓋があるのがいいですね。最近では蓋がない丼物が多いですが、出前と違って確かに厨房からすぐ出てくるわけですから、蓋などなくても温度は冷めないのでしょうけれど、本来蓋があるものならば蓋を乗せていただきたいですし、そもそも丼の蓋を開けるという行為そのものが楽しいではありませんか。ふるふると柔らかくとじられた玉子の上に鶉の卵も割られてきます。丼は結構小振りなのですが底が深く見た目よりもボリュームがあります。こちらの親子丼は京都でも屈指の濃い味つけといいましょうか、甘味も強くてタレの味が非常に濃く出ているバランスです。ですので鶉の卵を崩しても無駄な抵抗と言いましょうか、それほどまでに具の味が濃いです。鶏肉もしっかり味がついているにも関わらず硬過ぎることもなく、いい火加減で乗ってきます。山椒が強めに効いていますがむしろこのくらいのバランスの方がちょうどいい。タレも多めにかかっていて、吉野家で言うところの「つゆだく」に近いものがあるわけですが、どちらかと言えば下品にかき込んで食べるのが丼物の醍醐味なわけで、こちらの親子丼はいい意味で下品な感じがしていいのです。そして鳥岩楼自慢の鶏白濁スープも添えられてきます。こちらは逆に塩分なども抑え気味で出汁本来の味が楽しめます。このスープを飲ませて夜の水炊きにも誘導するというなかなかの作戦でもあります。

 ひさごなどがある東山、祇園界隈と比べて、西陣は比較的人も少ないエリアですし、他の店のように色々なメニューがあるのではなく親子丼のみですので回転も良いので、ひさごほど行列することもなく割とスムーズに入ることが出来ます。ひさごももちろん今でも大好きなお店で、おそらく親子丼では一番食べているお店ではないかと思いますが、町中の喧噪からちょっと離れた、京の風情ある町家でいただく鳥岩楼の親子丼。このシチュエーションがある分、ひさごよりもお薦めしたくなってしまうのです。

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Toriiwaro和食:鳥岩楼
京都府京都市上京区五辻通智恵光院西入ル五辻町75
075-441-4004
12:00〜20:00
※親子丼は12:00〜14:00
木曜定休

Monday, 06 April 2009

石狩いわぶち亭@御殿場

Fujisan根の山を抜けて乙女峠を越えると見えて来る富士の山とその裾野に広がる街並。御殿場には箱根からならば車で1時間もしないでたどり着けますので、箱根とセットで足を運ぶ人も少なくありません。かつては箱根に来た観光客の方達が「御殿場ファミリーランド」という遊園地に足を運びましたが、閉園してしまった今はその跡地に出来た「御殿場プレミアムアウトレット」目当てで皆がこの街を訪れます。かく言う僕も同じでこの日も箱根の山を越えて洋服やら食器やらの買い込みに来ているわけなのですけれど。ここのアウトレットは佐野のアウトレットと同じ会社「チェルシージャパン」が経営していて、三井など他のアウトレットよりも街並が綺麗で動きやすく、また入っているブランドが自分好みだったり品揃えも多くて好きなのです。若い頃ニューヨークで初めて行ってすっかりはまってしまったアウトレット「Woodberry Common Premium Outlet」に雰囲気が良く似ているのも好きな理由なのかも知れませんが、それもそのはずこのニューヨークのアウトレットを運営している「Chelsea」社が「チェルシージャパン」の親会社だということをつい最近知りました。かつてディズニーはディズニーランド招致合戦の時に、富士山が見えては世界観が損なわれるという理由で富士の裾野を候補から外しましたが、このプレミアムアウトレットは富士が見えても立派にニューヨークで感じた世界観を堪能出来ます。

 富士山を眺めながら広いアウトレットを歩き回ってお腹が空いたら、ちょっと街から離れて富士の裾へ向かいます。アウトレットからならば車でおよそ20分。富士に向かう山道にひっそりと建つ隠れ家のような一軒家で、知る人ぞ知る美味しい鍋を味わうことが出来ます。それが「石狩いわぶち亭」です。旧家を改造したお店はまるで田舎の家に帰って来たかのような雰囲気で迎えてくれます。別段古いレトロな雰囲気ではありませんが、アンティークの小物や民芸品などが置かれていて、生活感がありどことなく温かみがある雰囲気です。お店の方たちもいつも優しく出迎えて下さいます。アットホームな雰囲気という言葉はかなり手垢のついた言葉ではありますが、この店はまさにアットホームという形容が相応しい。初老の女性の優しい接客に癒されます。

Iwabuchi02 鰻の蒲焼きや蕎麦なども出してはいますが、こちらでお勧めなのは何と言っても、店名のついた「いわぶち亭御膳」(2,300円)です。30年以上に渡り愛されているこの店名物の「石狩鍋」と刺身、天婦羅などがセットになったお得なメニューです。刺身は普通の刺身も選べますが、やはりここはせっかくですから「御殿場馬刺し(写真)」を選びましょう。山くらげとクラゲの和えものなど先付の後に出て来る馬刺しは、さしの入っていない赤身肉ですが、臭みが一切なく味わうごとに肉の甘味が感じられます。

Iwabuchi01 そしていよいよ名物の「石狩鍋(写真)」がぐつぐつ言いながら登場します。一人前の大きさの鉄鍋が固形燃料の上に乗ってきます。中にはたっぷりの鮭の身と野菜、豆腐などが入っています。生鮭から煮立てるため鮭の旨味がしっかりと味噌仕立ての鍋に移っており、風味豊かでとても美味しい味わいです。また隠し味にバターが使われていて、味噌と見事にマッチしていて何とも言えないコクがあります。鮭の身は箸で持つとほろほろと崩れ、しっかりと味噌の味も染みていて白いご飯が進みます。

 食べている時にも鍋の状態を見に来てくれたり、お茶も継ぎ足すことなく新しいものに入れ替えてくれたりと、お店の方の心づくしが続きます。マニュアル化されていない、当たり前のもてなす心から生まれた接客はとても心地が良いものです。そしてこれだけ出て来て2,300円という良心的な価格も文句無し。アウトレット同様プレミアムな一時を楽しむことが出来ます。なお、平日夜は前日昼までに予約が必要とのことで、また週末夜も20時以降に行く場合には事前の予約がベターとのこと。場所が場所だけにパッと入ってくるような店ではないので振りの客はそうそう来ないのでしょう。ですから出来れば予約して行かれることをお勧めします。

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Iwabuchi和食:石狩いわぶち亭
静岡県御殿場市印野1416-1
0550-89-6473
12:00〜14:30(LO14:00)
18:00〜22:30(LO21:30)
※平日夜は前日14時までに要予約
水曜定休

Saturday, 31 January 2009

日々飯菜ひきだし@海浜幕張

Hikidashim浜幕張の一角に広がる住宅街「幕張ベイタウン」。千葉県内では新浦安と共に非常に人気の高い住宅街です。この街には1995年の街開きと同時に移り住み、今でも親が住んでいることもあって、非常に馴染みが深い街でもあります。当初はパティオスと呼ばれるマンション群6棟しかありませんでしたが、今ではタワーマンションなども建ち並び街の景色も随分と変わりました。それに伴い当初は少なかったお店なども徐々に増えてきています。

 しかしながら飲食店のラインナップはというと、ベイタウンという街の規模の割には充実していないというのが率直な印象です。もちろんそんな中でもいくつかはお洒落でセンスのあるお店もあり、また隣接するホテル群に行けば一通りのしっかりした食事は食べられますので、いざという時にはまったく困ることはありません。ただ逆に普段使いで気軽にパッと入れる店となると、なかなか少ないのが現状でもあるかと思います。

 そんな幕張ベイタウンに昨年夏にオープンした創作和食の店「ひきだし」は、気軽に美味しい料理が楽しめる、普段使いが出来そうなお店です。場所はベイタウンの中心部、最初に出来たパティオス6棟のうちの一つ「パティオス2番街」。お洒落な街並に合ったファサードが印象的です。店内は照明が明るく設定されており、白を基調にまとめられていて実に開放的で明るい印象です。オープンキッチンに面したカウンターは広々としていて、席間もかなり贅沢にゆったりと取られています。壁側がソファタイプの4卓あるテーブル席も座りやすそうです。スタイリッシュでクールな雰囲気でありながら、多くの日本酒や焼酎の瓶が並べられていたり、蔵元から貰った前掛けなどが飾られているので、クールさにどことなく温かみも併せ持った空間に仕上がっています。

 週末の夜ということもありましたが、テーブルなどは予約でいっぱいで、飛び込みでなんとかカウンターに座ることが出来ました。週末などは予約をしておいた方が無難かも知れません。キッチンには3人いましたがうち1人はドリンカーでしょうか、シェフとその助手のような2人が処狭しと動き回っています。このシェフと思しき人の機敏な動きとスタッフへの的確な指示がお見事です。他にホールが3名ほどで回しており、ちょっとホールが手薄かなとも思いましたが、すべての客席がキッチンスタッフからも見渡せますし、これくらいのキャパシティには十分の配置ではないかと思います。ホールスタッフのテーブルウォッチとメニュー説明にやや難がありましたが、取り皿の交換などもマメに入りますし、全般的にはそれほどのストレスもなくサービス出来ていると思います。またこれはわざとなのでしょうが、店内に流れているBGMのヴォリュームが非常に小さく、その結果キッチンで揚げている油の音であったり調理の音、厨房での声かけなどがよく聞こえてきてライヴ感があります。

 グランドメニュー自体はそれほど多くありません。煮物は牛筋の煮込みや角煮など2品ほど。焼物は豚カルビやエイヒレの炙りなど4品。揚物は天婦羅、唐揚げ、さつま揚げなど5品。他は炒め物などやおにぎりなどが並びます。基本的にこういうお店ではいくつもお皿を頼んで、シェアしながらだらだらと食べるのがお約束になっています。この日も都合7〜8皿頼みましたが、その中でもなかなか良かったのはお店もイチオシという「豚のトロトロ角煮」(650円)「海老マヨちゃん(写真)」(650円)、それと「アボカドの香草パン粉焼き」(550円)などでしょうか。角煮は柔らかく煮込まれていて箸で持てないほど。海老マヨは中華というよりも和風よりの味付けがご飯に合います。香草の風味が立ちカリッとした食感のアボカドは自宅で再現してみたくなりました。どれもポーションが小さめで価格が安いので僕のような食べ方をする人間には実に都合がいいです。いわゆる前菜的なものから一品まで一通りがありますし、日替わりのいわゆる黒板メニューもありますので、過不足はないのですが、選ぶ楽しさを考えるとグランドメニューはもう少し数があってもいいかなとは思います。

 しかしその日によって変わる日替わりの刺身や煮魚などの魚たちには、なかなかの品揃えを感じました。この日の刺身は「小名浜平目」(800円)「鹿児島カンパチ」(780円)「愛媛真鯛」(750円)など6種類、他には「下北半島赤めばる煮」(1,250円)「愛知めひかり一夜干し」(550円)などがありました。カンパチも真鯛も身がしっかりとしていて美味しかったです。またお酒は日本酒、焼酎をそれぞれ十種類以上揃えていて、日替わりのものもいくつか用意されているようです。この日は日本酒なら「天吹愛山(佐賀)」(1,000円)「三十六人衆(山形)」(900円)など、焼酎だと「喜(七七七)六(黒木本店)」(600円)「海(大海酒造)」(580円)などがありました。

 いわゆる居酒屋的なダイニングバーのようなお店ですので、店に入るまでは正直料理のレベルはどんなものかと訝しく思っていましたがそれは杞憂に終わりました。この日は8皿程度しか食べていませんが、それらを食べた限りでは一皿一皿に対する作り手の意識の高さを感じます。食器の選び方も悪くないですし、500円だの600円などという低価格な料理にも関わらず、盛りつけがどのメニューも美しく、よく勉強しているなぁと思います。ランチも主婦層の間で好評とのことですがこの盛りつけで出しているのならばそれも頷けます。敢えて苦言を呈すれば出て来た水が不味かったことでしょうか。そこだけは少々残念ではありました。

 しかし全般的にはこの価格帯でこの味と接客であれば、十分満足出来るお店でありました。そしてやはり前述しましたがシェフの動きが実に良く、そういうお店はまず外すことがないということを再確認しました。キッチンのみならずホールにも目がしっかりと行き届いていて、調理のスピードも実に早いです。これだけの席数があれば、やはりキッチンはドタバタするかと思うのですが、オーダー順にこだわらずに取りかかるオペレーションでオーダーミスや乱れもほとんどありませんでした。なによりもオーダーしたものがスッと出て来て、しかも熱々のものを提供してくれるのは飲食店として当然のこととは言え、こういうタイプのお店でそれがしっかり出来ているというのはなかなかないと思います。

Hikidashi■創作和食:日々飯菜ひきだし
千葉市美浜区打瀬2-3-103
043-211-5519
11:30~14:00(13:30LO),18:00~23:00(21:30LO)
水曜定休

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