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Wednesday, 14 October 2009

浪花家総本店@麻布十番

Naniwayam年は「鯛焼き」がこの世に生まれて百周年と言われています。発祥は一説には三重県津市の「日の出屋」(ちなみに今は「ビストロぴあっと」と屋号を変えて営業されています)とも言われますが、一応麻布十番にある老舗鯛焼き専門店「浪花家総本店」が鯛焼き店の最初とされており、その創業が百年前の1909年だからなのだそう。いずれにせよ、鯛焼きのガイドブックが登場したり、レンジで作るたい焼きメーカーもヒットしていたりと、今年は鯛焼きが静かなブームになっているのです。

 鯛焼きには「天然物」と「養殖物」という2種類があります。1匹ずつが型になっているのが天然物で、5~6匹が一度に焼けるのが養殖物というわけです。もちろん職人の技術を要するのは天然物。一つ一つの焼け具合を見ながら焼くわけですから手間隙がかかるため、天然物の鯛焼きの数はずいぶんと減りました。本物の魚の世界も鯛焼きの世界も、天然物は稀少なのですね。

 鯛焼きにも店それぞれの個性があり、味も異なりますので好みは分かれるかと思いますが、やはり長年愛されている老舗のたい焼きは必食の価値があります。中でも「浪花家総本店」と、人形町にある「柳屋」は双璧でしょう。これに四谷の「わかば」が加わると「東京鯛焼き御三家」とも呼ばれます。この三軒の中で僕が一番好きなのはやはり「浪花家総本店」。サトウハチロー氏や土井勝氏も愛したという鯛焼きはもちろん一匹焼きの天然物です。

 鯛焼きなんてそうそう食べたくなるモノじゃないのですが、たまに食べたくなるといてもたっても居られなくなります。そうなるとそこらへんにある鯛焼きでは満足出来ない。だからと言って千葉からわざわざ麻布十番まで鯛焼きを買いに行くのはどうなの?と思いつつも、何かしら用事を作って結局は麻布十番まで行くのです。だって他の店のじゃダメなんだもの。

 こちらはいつ行っても混んでいて、いつも職人さんが焼き続けています。ですから焼き置きなんてのはありません。一本一本の焼き型をくるりくるりと回す様が楽しくて、思わず見とれてしまいます。こちらでは待たなくても済むように電話で予約出来るのですが、どうもやはりこの店まで来て口頭で注文したくなる。あまり時間がかかるようなら「6時に取りにきます」と言い置き、近くの「豆源」を覗いたり「白水堂」でカステラ買ったり、ぶらり麻布十番を散歩します。お酒を飲まない僕にとっては、麻布十番は甘いものの町であったりもするのです。

 そして6個入りや10個入りの鯛焼きを取りに戻り、そのついでにもう1個焼きたてをその場で注文して店の前でかぶりつきます。浪花家の鯛焼きは皮がカリッとしているので、比較的水分を多く含んでいる他の店のものと比べて、家に持ち帰ってもかなり美味しく食べられますが、やはりその場での焼きたてには敵いません。普通の鯛焼きよりも一回り小振りの鯛は、薄くてパリッとした皮の中に北海道産小豆を使った餡がぎっしり。しかし甘さはさほど強くなくすっと食べられます。素晴らしいのはその皮で、表は相当パリッとカリッとしているのに、中にしっとり柔らかい部分を残し餡と見事に一体化しているのです。これこそ職人の技なのです。

 焼きたての鯛焼きが詰まった箱を車に乗せて走れば、車の中はほんわかした香りに包まれます。そして自宅の食卓で軽く焼き直してまた一匹。お茶も良いけど意外に珈琲も合うのです。

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Naniwaya和菓子:浪花家総本店
東京都港区麻布十番1-8-14
03-3583-4975
11:00〜19:00
火曜、第3水曜定休






↓家庭で作れる鯛焼きメーカー!↓

Friday, 08 May 2009

菩提樹@水道橋

Bodaijum2道橋の駅から東京ドームの脇を走る白山通りを白山方面に歩いて数分、雑居ビルの地下にあるお気に入りの老舗レストランが「菩提樹」です。古い喫茶店のようなエントランスを地下に下りていくと、100坪という広々としたフロアが広がります。店内は欅や栃などの無垢材の質感を活かした作りで、仰々しさがなく気軽に使える雰囲気になっています。ここは同じく白山通り沿いにあるトンカツ店「かつ吉」が手掛ける店で、とんかつはもちろん、和牛を使用したハンバーグやステーキなどもリーズナブルに味わえるのが気に入ってたまに利用しています。

 テーブルに着くと手で持てないほどの大きなメニューが置かれます。さすがとんかつ屋さんがやっているだけあり、とんかつやフライメニューが充実していますが、和牛メニューや一品料理も数多く揃っていて、選ぶのに悩んでしまうほどです。この日まずいただいたのは名物の「フォアグラ大根(写真上)」(1,500円)。肉厚でプリップリした食感のハンガリー産フォアグラが輪切りした大根の上に乗って来ます。それが茸と一緒に鉄板で熱々にして供されるのですが、バルサミコをベースにしたソースとフォアグラのコクを大根がしっかりと吸い上げていて、とても美味しいです。またフライの盛り合わせも充実していて、「揚げ物盛合せ(梅)」(2人前3,800円)はヒレカツや串カツ、野菜に蛤などのフライと豚の生姜焼きなどがたっぷりと乗って来ます。

Bodaijum1 そしてメインは何と言っても「和牛ハンバーグステーキ定食(写真)」(2,300円)でしょう。炭火の上で長年使い込まれた鉄板で焼かれたハンバーグは、ジュウジュウと音を立てて香ばしい香りと共にやって来ます。周りは香ばしくカリッと焼き上げ、中はミディアムレアという火加減はお見事。肉本来の美味しさもしっかりと感じさせながら、ハンバーグらしい焼き上げた香ばしさも持っています。ドミグラスソースの味わいも肉の旨味をよく引き立てていて美味。

 しかもこの値段でご飯、味噌汁、山盛りのサラダがついてどれもお代わりが自由という太っ腹。時折お店の方が来ては「お替わりお持ちしましょうか?」と声を掛けてくれます。ご飯もゆかり入りなど選ぶことが出来ますし、サラダのドレッシングも数種類あり使い放題。卓上にあるお漬け物も数種類あってこれも食べ放題と、都心でこのコストパフォーマンスは立派です。下手なナショナルチェーンのファミレスに行ってハンバーグセットに1,600円払うよりも遥かに良いと思います。週末など野球帰り、遊園地帰りの家族連れで混み合うのも当然と言えるでしょう。

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Bodaiju■洋食:菩提樹
東京都文京区本郷1-14-3
03-3818-1020
11:30〜22:30(21:30LO)/11:30〜22:00(21:00LO)(土日祝)
無休

Sunday, 03 May 2009

酒膳一文本店@浅草

1mon002供の頃から大の浅草好きである僕としては、頭の中に「浅草で使える飲食店リスト」が常にあるわけですけれど、伝統の老舗が多い浅草の場合は、大抵がもう何十年も通っているお店でリストが埋まってしまっていて、そうそう新しい店は増えることはありません。しかし最近この店の存在を知りリストに加わって、今や外すことが出来ないお店となったのが「一文本店」です。国際通りを三ノ輪の方へ向かい、言問通りとの交差点をちょっと越えた先の路地裏に佇む、築50年という古びた一軒家。その前には「ねぎま」の文字が書かれた真っ白い大きな提灯と、国産食材を積極的に使用している証でもある「緑提灯」がぶら下がっています。店内には土間があり水車も回る、大江戸居酒屋と称した雰囲気の中で、美味しい名物料理とお酒を楽しめる佳店です。ちなみにもう少し言問通りを浅草寺寄りに行ったところには、会席料理が楽しめる「一文別館」があります。

1mon004_2 こちらのお店のユニークなところはすべての価格が店名のように「文」表示で記されているところ。例えば「天然生本鮪の中落ち」が六文、「仙台牛すじもつ煮込み」が四文といった具合です。席に通されるとまず木札に「両替」をしなければなりません。一文は100円というレートになっています。この日は二人で足を運びましたので取り敢えず1万円を百文に両替。すると木箱に入った百文が届けられます。あとは注文をする度にお店の人がここから必要な文数だけ抜いていくシステムです。足りなければ追加で両替が出来ますし、逆に余ったら帰りに現金に戻す事も出来ます。これはなかなか良く出来たシステムとでもいいましょうか、まず先払いというかデポジット的な役割をしていますので、飲み逃げ食べ逃げがありませんし、円にくらべて桁数が2つも減ってますので、直感的に料理の価格が分かり辛くなっているのもこの店のしたたかな計算のように思います。もちろん江戸を演出するための大切な小道具になっていることは言うまでもありません。

1mon001 このお店の看板メニューの一つが「鯨」です。日本古来の食文化でもある鯨は諸般の事情によりただでさえ入手し辛くなりましたが、たまに鯨料理店があったとしても高級料理になってしまっていて、なかなか簡単に食べられなくなりました。そんな鯨をリーズナブルな価格で味わうことが出来る数少ないお店だと思います。制限がかかってからは国内の鯨といえば圧倒的に「ミンクくじら」が流通していますが、この日は珍しい「ナガスくじら」が入っていました。流通量的にはナガスはミンクの1/50と言いますから相当稀少なくじらです。そこで「ナガスくじら赤身たたき(写真)」(十二文)を頂きました。思ったよりもクセはなく、ミンクよりも個体が大きいからなのでしょうか、脂分がしっとりとしてコクのある味わいがしました。また鯨と言えば定番の「ナガス鯨の立田揚げ」(十八文)も熱々の揚げたてで、量もあって美味しくいただきました。

1mon003 そしてこの店一番の名物料理はなんといっても「ねぎま鍋」です。そもそもねぎま鍋とは江戸時代に捨てられていたカマやトロの部分がもったいないと始められたものだとか。それが今では本鮪のトロを鍋にするという、何とも贅沢な料理となってしまいました。こちらでは鮪の産地などの指定によって二人前の価格が三十四文、六十文、百二十文と3種類ありますが、この日は基本の「江戸名物ねぎま鍋(写真)」(三十四文)を。江戸らしくキリッとした味わいの鍋には刻まれた葱が浮かべられていて、最初に伝統の江戸野菜である千寿葱に有機栽培の江戸菜、栃木産の原木椎茸などを入れて、見るからに脂が乗った鮪のカマトロを仕上げに入れて完成です。火を通したにもかかわらずしっかりと脂の旨味が残っている鮪は絶品。大抵鮪などに火を入れると食感がぼそぼそとなりますが、これだけ脂も乗っていますので実にしっとりとしなやかな食感になっています。また葱にはどっしりとした存在感と糖度の高い甘味ある「千寿葱」を使用。煮崩れもせず甘味も強い葱ということで、そもそもすき焼きなど江戸の鍋に重用されていたという歴史ある葱は、通常の白葱の5倍程の重さと倍ほどの糖度を持っているのだとか。そんな葱ですからこのねぎま鍋にはピッタリ。ただかなり太い葱ですので、いわゆる「葱鉄砲」には注意が必要です。そして鍋の締めには「特製うどんセット」(七文)を。稲庭うどんを鍋に入れ卵でとじていただきます。これがまた美味しいこと。

 浅草で鍋というと少々気後れする方もいらっしゃるかも知れませんが、こちらのお店ならば敷居も価格も高くなく、昔ながらの江戸の名物鍋を気軽に味わえると思います。学生時代からこの店の板長を任されたという平川さんはふぐ調理師の資格の他にも利き酒師やソムリエの資格もお持ちということで、お酒関係もそうとう強いお店です。また夜が比較的早い浅草の中でも遅くまで営業しているのが嬉しいです。気の置けない仲間と普段使いもするのはもちろん、一風変わった雰囲気は女の子なども喜びますので、色々な状況に応じて使う事が出来て大変重宝しています。僕の「浅草で使える飲食店リスト」の中でもこれからも輝き続けることでしょう。

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1mon■和食:酒膳一文本店
東京都台東区浅草3-12-6
03-3875-6800
18:00〜23:00/17:00〜22:00(土日祝)
無休

Thursday, 23 April 2009

ブルーガーデニア@赤坂見附

Akasakaつの日からでしたかプリンスホテルが色々と改革を進めていて、赤プリは「グランドプリンスホテル赤坂」という名前になっていました。菊華会メンバーにしてプリンスカードも持っている僕としては宿泊やレストランも会員価格で使えたりして、なんだかんだでプリンスは良く使うホテルなのですが、中でも赤プリは仕事の打合せやプライベートでも良く利用するホテルです。この日も仕事の打合せでこちらの40Fにある「ブルーガーデニア」でパワーランチ。こちらはランチタイムはブッフェスタイルで楽しむことが出来ます。平日で大人3,150円、土曜休日で3,500円という価格はなかなかお薦めではないかと思います。

 昔からホテルのブッフェが好きで色々なホテルのブッフェを食べ比べたりしていましたが、最近つくづく思うのは胃袋が小さくなったなぁということ。それはもしかしたら歳のせいなのかもしれませんが、こと最近めっきり量が入らなくなりました。以前ならば冷製の料理だけで2回は行って、それから温製でもすべての料理には手を出して、パンも一通り食べて、スペシャリティはお替わりして、スープも全種類飲んで、デザートも一通り食べて、これで元取ったどー!というようなお里が知れる状態でしたが、いやもうお上品になってすっかり食べなくなったと言いますか、以前の半分くらいの量でお腹いっぱいになってしまうのです。まぁ、普通の人レベルに戻っただけなのかもしれませんが。幸い最近は仕事で行くことも多いので、そんな時に何度も食べに行ってては仕事になりませんから、このくらいがちょうど良いのかも知れません。

Bgm こちらはフレンチを中心にランチとあってイタリアン風のものや時には和食チックなものなど、色々なメニューが揃っていて楽しいです。しかもランチなのにちゃんとローストビーフのカットサービスもあったりして。ちゃんとシェフを置いてのサーブです。ホテルによってはシェフの格好をしただけの人がカットしたりしますが、やはり肉の目と言いますか切り方が分かっている人が切らないとせっかくの肉が台無しになります。こちらは正しい人が正しく切っておりましたので正しいお味が致しました。いい天気でしたので窓からの眺めも良く、普段渋滞にはまっている高速を眼下に見下ろすのは特に気持ちが良かったです。こちらは夜も非常に眺めが良いレストランなので、ディナーの利用もお薦めです。

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Bgフレンチ:ブルーガーデニア
東京都千代田区紀尾井町1-2グランドプリンスホテル赤坂新館40F
03-3234-1120
7:00〜10:00,11:30~14:30,17:30〜21:30
12:00~14:30,17:30〜21:30(土祝)
無休

Friday, 03 April 2009

プロ野球開幕!

G2ロ野球がいよいよ本日開幕。先日のエントリーにも書きましたように、僕は生粋の巨人ファンだったりします。というわけで、この日も東京ドームへ足を運んで開幕戦を観戦して来ました。野球はいつ観ても楽しいものですが、やはり開幕戦の雰囲気というのは一味違います。選手も観客もビールを売り歩く女の子たちも、皆一様にどこかわくわくしているような。毎年のように開幕戦には足を運んでいる僕ではありますが、何度来てもこの独特の緊張感と高揚感はたまりません。

 そして開幕戦ならではのお楽しみが「国歌斉唱」と「始球式」。以前はポピュラー歌手やアイドル歌手が歌ったり、始球式もタレントがほとんどでしたが、ここ数年の東京ドーム開幕戦は、国歌斉唱は声楽をきっちりと学ばれたプロの歌手、始球式は他スポーツで活躍する選手というのが定番となっています。やはり国歌斉唱は厳粛な儀式ですので、しっかりと歌える方がやるべきだろうと思います。今年の国家斉唱はオペラ歌手の坂本朱さん、始球式はモーグルの上村愛子さんでした。日本を代表するメゾソプラノ坂本さんの艶やかで伸びのある歌声は心洗われるものでした。

G3 開幕戦は広島との戦い。先発のグライシンガーが今一つで初回にいきなり点を取られましたが、小笠原、ラミレスのアベック弾で逆転。V3に向けてさい先の良いスタートかと思いましたが、やはりその後グラが崩れてしまい、結局負けてしまいました。しかしメークレジェンドを達成した昨シーズンも開幕から5連敗でしたし、ゲンを担ぐ意味では開幕負けて良かったのかもしれません。いずれにしても今年もプロ野球が開幕。試合経過が気になる日々がまた始まります。

 ちなみに今日球場内で食べたのは試合に勝つ、にちなんでカツサンド。ご存知「万世」の定番「万かつサンド」を食べました。これはドーム内の弁当店で販売されていますが、意外に知られていません。柔らかいトンカツにソースがしっかりと染みたパン。カツサンド好きの僕にとっては「まい泉ヒレかつサンド」と共に好きな、永遠のアイテムであります。しかし本当は万世のレストランでステーキやハンバーグなどと共に注文するのがベスト。出来立ての万かつサンドはそれはもう美味しく、熱々サクサクしっとりで絶品です。

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G4カツサンド:万世ドーム内売店
東京都文京区後楽1-3-61東京ドーム内
野球開催時のみ営業

Wednesday, 01 April 2009

美味とはずがたり、始めます。

Hediard日4月1日より、「美味とはずがたり〜フードジャーナリスト山路力也ブログ」という名のブログを正式公開致します。2年半もの長きにわたり休止していたブログですが、ようやく重い腰が上がってと言いましょうか、また再びブログに取り組んでみようと決意した次第です。4月1日だからと言って、嘘じゃありません。

 何が正式公開かと言えば、実は当初2月の千葉拉麺通信開設9周年の記念に立ち上げようと思い、今年の元日より秘かに更新作業と公開は行っていたのです。しかし何しろブログを書くのは2年半振りということもあり、どのくらいのペースで書けるものなのか、またネタについてはどうなのか、などとリハビリ半分、試行錯誤を重ねているうちにあれよあれよと2月はおろか3月も過ぎてしまったという次第なのです。このままでは永遠に公開出来ないぞということで、えいやっという気持ちでここに正式公開する運びとなりました。

 これまでのブログとどこが違うのかと言えば、簡単に言えばこれまでの「千葉ラーメンオンリー」の枠を外そうかということなのですが、これまで千葉のラーメンについて語っていた「千葉拉麺ブログ」と、主に友人向けにパーソナルな駄文を連ねていた「ヤマジブログ」という2つのブログがあったわけですが、その2つを統合してみようという試みなのですね。テーマとしてはもちろんラーメンのエントリー、とりわけ千葉ラーメンについての記事が多くなるとは思いますが、基本的には食全般をメインのテーマに据えてあとは日常のこと、趣味のことなども含め雑多に書いていければと思っている次第です。なお、このブログを始めるにあたっての所信表明はこちらのページにだらだらと書いてありますのでご笑覧下さい。またブログを始めようという経緯などについては最初のエントリーに長々と書き連ねてありますので、お暇でしたらご覧くださいませ。

 とりあえず溜め込むことも多々あるとは思いますが、原則的には1日1エントリーで毎日書いていければと思っております。ですので、実はこの新しいブログにはすでに1月から3月までの約3ヶ月分、90本ほどの記事がアップされています。どうぞ時間潰しにでも少しずつ読んで下さいませ。もちろんコメントやトラックバックなどもお待ちしております。また各ブログランキングにも参加しておりますので、ぜひそちらの人気投票にも毎日投票いただけると励みになります。日々是更新。人気ブロガーと呼ばれるように頑張りますので、千葉拉麺通信同様にこちらもよろしくお願いいたします。

 というわけで、今日のエントリーはこれで終わらせてもいいのでしょうけれど、一応食べ物のブログですので食の話。珈琲や紅茶も結構好きな僕ではありますが、紅茶で好きなメーカーの一つがフランスにある老舗グローサリー「HEDIARD」の紅茶です。初めてパリに行った時にすっかりはまって、今では欠かせないアイテムとなりました。日本では伊勢丹が取り扱っており、都内だと新宿、近県だと松戸や東浦和、府中などで購入が出来ます。

 パリのマドレーヌ広場の一角に佇むHEDIARDは、一歩店内に入ると宝箱のような楽しさに溢れています。昼にここでパンやチョコなどを買い込んで夜ホテルでお茶をする、というのがパリでの定番になっています。パリの老舗グローサリーとしては同じくマドレーヌ広場でHEDIARDの斜向いに建つ「FAUCHON」の方が有名かも知れませんが、歴史はHEDIARDの方が古いのです。どちらも大好きなお店ではありますが、店の雰囲気や商品の品揃えなどでHEDIARDの方がツボにはまりました。また日本で友人にプレゼントする時などにも、知名度のあるFAUCHONよりもHEDIARDの方が珍しく喜んで貰えるのでよく使います。

 フランスの歴史あるグローサリーの紅茶を、デンマークの由緒正しきカップでいただく至福の時。そしてその横にお茶請けとして置かれているのは銚子電鉄の濡れ煎餅。このアンバランスさがとてもたまらない午後の一時なのです。

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Hediard2紅茶:エディアール
東京都新宿区新宿3-14-1伊勢丹新宿店本館B1プラ・ド・エピスリー内
03-3341-5574
10:00~20:00
無休

Sunday, 29 March 2009

THE BURGERS TOKYO@水道橋

Td春到来。WBCも最高の形で幕を閉じ、いよいよペナントレースへと突入していきます。今年は4月3日が開幕日。セントラルとパシフィックの同日開幕というのは久し振りのこと。野球ファンには待望の季節がやって来ました。僕は生まれた時から巨人ファンということで、子供の頃から一番足を運んでいる野球場と言ったらやはり「後楽園球場」「東京ドーム」ということになります。最近は東京ドーム周辺もずいぶんと様変わりしてしまいましたが、個人的にはやはり後楽園球場時代の雑多でどこか危険な臭いのする雰囲気が大好きでした。その面影は今でも青いビルや黄色いビル周辺で感じることが出来ますが、後楽園遊園地も変わってしまいましたし、お洒落な雰囲気すら感じさせるのはどこか違うように思います。遊園地や野球場というのはどことなく小汚くて淫靡な感じがする場所であるべきで、お洒落な場所であってはいけないと思うのは保守的というか、古い考えなのでしょうか。

 しかし東京ドームになってはや20年以上とは早いものです。東京ドームで最初にコンサートを開催したのはTHE ALFEEで、僕もそれを観たのがドーム初体験でしたが、昨年秋にはビリージョエルも観に来ましたし、野球はもちろんコンサートでもよく足を運んでいる球場です。今日は今年最初の東京ドームにやって来ましたが、コンサートではなくプロ野球、巨人のオープン戦です。相手は地元千葉ロッテマリーンズという楽しい組み合わせ。千葉に住んでいながらかつてはマリーンズには興味がありませんでしたが、ラーメンイベントなどでマリーンズの方達と一緒にお仕事をさせていただくようになってからは、やはり感情移入してしまって今ではよくマリーンズも観戦に行くようになりました。今年はボビー最後の年ですし、井口も加入して調子も良さそうですので、ぜひ優勝していただきたいと思っています。

 とは言え、巨人とマリーンズで言えばやはり応援するのは巨人になってしまいますので、今回はマリーンズの皆さんには申し訳ありませんが一塁側での応援です。以前はリーグが異なる相手とのオープン戦は花相撲とは言わないまでも比較的気楽な感じでしたが、今では交流戦がありますので、マリーンズとも公式戦が4試合あるということで観ている側の意識も異なります。一昨年まではマリーンズにかなり苦戦していましたが、昨年は見事に4タテ。昨日今日のオープン戦も2連勝とここのところはとても相性がいいようです。

Hb1 さて野球を観る時に何を食べるか。東京ドームの場合、あまりドーム内の飲食が充実していませんので、どこかのデパ地下でお弁当を買って持ち込むことが大半なのですが、昨年春のオープン以来時々利用するのが、21番ゲート脇にあるプレミアムバーガーショップ「THE BURGERS TOKYO」です。金属の質感を活かしたスタイリッシュな外観に、店内は60年代のアメリカンダイナーのような雰囲気で、テイクアウトはもちろんですがイートインも楽しめます。大きなバンズに肉厚のパティを挟んだバーガーは、注文を受けてから一つずつ手作りで作られていきます。さすがに野球の始まる時間寸前ともなれば、良く出る商品やコールドサンドなどは注文を待たずともどんどん作っていきますが、基本的には作り置きをしておりませんのでタイミングが良くなければ相当待つことになります。これはこういう野球場ではそぐわない業態とも思えるのですが、そこをしっかりと守って営業している姿勢に好感が持てます。かく言う僕もオーダー集中時にぶつかってしまい20分程待たされましたが、貰った番号札が55番でしたので今期の松井と巨人の新人太田の活躍が期待出来るような、そんな気分になりました。

 この日食べたのは「テリヤキバーガー(写真)」(780円)。これにセットA(ポテトとセットドリンク付き)が+200円、セットB(ポテトかセットドリンク付き)が+100円で楽しめます。まずバンズ。クラウンの方はかなり厚めですが密度はそれほどでもなく、サクッと食べられるような食感で、もう気持ち柔らかさがあるといいかと思いますが悪くないと思います。一方ヒールの方はソースをしっかりと染み込ませてあってしっとりとした食感。パティは注文を受けてからしっかりと焼き上げていて香ばしさがあり、そこに甘めのテリヤキソースとマヨネーズがたっぷり入ります。テイクアウトだと通常のハンバーガーショップと同じく紙で包まれて来ますが、イートインではお皿の上にオープンスタイルで出来立てが出て来ますので、時間があるなら店内で食べることをお勧めします。しかし野球観戦のお伴にはやはり包んだサンドイッチスタイルで。そもそもハンバーガーなんてものはナイフフォークで食べるような上品な食い物ではないようにも思います。なので、こちらでは店内で食べる人にも包み紙が用意されていますので、かぶりついて食べることも出来ます。

 こちらの「THE BURGERS TOKYO」はここ東京ドームにしかお店がありません。そういう意味でもプレミアムなハンバーガーと言えるかも知れません。ドームといっても球場の外側にありますので野球のチケットがなくても購入、飲食が可能です。ちなみにこちらはかつて「イタトマ」と呼ばれブームとなった「ITALIAN TOMATO」が手掛けるお店です。注文を受けてからハンバーガーを作るというのは、かつてはMOS BURGERくらいのものでしたが、ご存知の通り最近はこの手のプレミアムバーガーショップが増えていてちょっとしたブームになっています。この東京ドームシティ内ではこちらの他に隣のラクーアにもグローバルダイニングが手掛けるレストラン「ZEST」のバーガーショップ「ZEST PREMIUM BURGER」があり、こちらもお勧めです。

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Btハンバーガー:THE BURGERS TOKYO
東京都文京区後楽1-3-61東京ドーム21ゲート横
03-3817-6138
110:00~21:00(20:30LO)
年中無休

Monday, 23 March 2009

三朝庵@早稲田

Shokken稲田大学から早稲田通りに向かい南に降りていった馬場下町の交差点にある老舗蕎麦店が「三朝庵」です。失礼を承知で言えば、一見どこにでもある町の蕎麦屋とでも言いましょうか、あまり美味しそうなオーラを見せる店ではないのですが、こちらは江戸時代から続く老舗中の老舗で、かつてこの周辺には紀州徳川家の下屋敷があり、明治に入ってからは大隈重信により東京専門学校(現早稲田大学)が作られ、その間長年ずっと人気を保ち続けているというのは、それだけでもう立派なわけです。店の入り口脇には小さくかつ堂々と「元大隈家御用 元近衛騎兵連隊御用」との文字が掲げられています。

 店内は外からイメージするよりもかなり広々としており、整然と机がずらっと並べられています。昔からある人気の蕎麦屋はたいてい箱も大きく、どこか素っ気ないイメージです。こちらは入ってすぐ脇に食券を買う場所があります。昨今の券売機などという味気ないものではなく、人が対面式で売る食券。昔の食堂は皆そうでした。さすがに硬券ではありませんが、この食券売り場の雑然とした雰囲気は非常に懐かしくわくわくしてきます。しかし空いている時などは先に席に着くと注文を聞きに来てくれて、後からお金を払うこともあります。杓子定規じゃなく柔軟に対応してこそ接客業だということをあらためて感じます。

 窓側の席に座ると待っている間に読むための雑誌が置かれています。これはどこの飲食店にもある光景ではありますが、こちらには「文藝春秋」や「諸君」などが普通に置いてあるのです。間違っても漫画雑誌などではない。そこらへんがさすが学生街の蕎麦店とでもいいましょうか、どことなくカルチェ・ラタンのカフェをも想起させる雰囲気がたまりません。

Sanchoanm こちらで食べるのは「カレー南蛮(写真)」(780円)と昔から決まっています。そばとうどんが選べますがうどんで。つまりは「カレーうどん」ということになり、食券も「カレーうどん」と書かれたものを手渡されます。なぜ蕎麦屋なのにカレーうどんなのかと言えば、それは一説によるとこの三朝庵がカレーうどん発祥の店、と言われているからです。その年は明治37年と言いますから、今からもう百年以上も前の話です。日本のラーメン発祥の店と言われている浅草「來々軒」の創業が明治43年ですから、カレーうどんはラーメンよりも歴史が古い食べ物だということになります。数年前カレーラーメンがブームになった時に二大国民食のコラボレーションなどと話題になりましたが、明治時代のお蕎麦屋さんは百年以上も前にすでにそれをやっていたのですね。ちなみにこちらは「カツ丼発祥の店」とも言われていたりします。

 そんな三朝庵の元祖カレーうどんは、小さな丼になみなみとおつゆが入ったビジュアルにまずそそられます。しっかりと和出汁を感じさせ、まろやかな甘味もあり、ちょっとスパイシーな味わいのカレーつゆ。具は豚バラ肉に玉葱とシンプルです。うどんは昨今流行っている讃岐系のコシのあるものではなく、柔らかめに茹で上げられたうどん。しかしどっしりとした食感は非常に満足感があります。薬味の刻み葱が別添えになっているのが良いです。肉も玉葱もすべて褐色になってしまった丼に乗せられる真っ白い葱は、単調で飽きて来た頃にさっと入れることで見た目でも味でもいいアクセントになります。そしてこちらでは蕎麦湯も出て来ます。うどんですが蕎麦湯。これを最後に丼に注ぐことで、また違った味わいを楽しむことが出来るのです。

 歴史のある町に佇む老舗で味わう、これまた歴史のある逸品。他にも色々メニューがあるのですが、僕はいつでもカレーうどん。僕にとって三朝庵はカレーうどんを食べる店、なのです。

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Sanchoan■蕎麦:三朝庵
東京都新宿区馬場下町62
03-3203-6218
11:00〜17:00※売切れ次第終了
木曜定休

Tuesday, 27 January 2009

八千代@西新井

Yachiyom本的に和菓子が大好きで、良く色々な場所に行っては買い求めるわけですが、特に古くからあるお寺さんなどの参道や周辺にある和菓子屋さんなんてのは、神社仏閣マニアの和菓子好きの僕にとっては、もうたまらないわけです。その中でも、饅頭や団子などと共に本能的に食指が動いてしまうのが「最中」です。

 特に今年は本厄だということもあって、いつになくお寺さんや厄除大師さんに行く機会が多いわけですが、関東厄除三大師の一つとしても知られる「西新井大師」の裏手にひっそりと佇む、昭和35年創業の老舗和菓子店「八千代」の名物が「栗もなか(写真)」(210円)です。

 正月には1日1,500個も売るという人気の一品は、茶色い皮のつぶし餡と、白い皮の白餡の2種類に、ちょっとサイズの小さい栗なしの3種類があります。愛媛産の栗が丸々一個入っていて、優しい甘さの自家製餡もたっぷりと入っています。皮のサクッとした食感と餡子とのバランスが最中のポイントですが、こちらは皮が薄すぎず厚すぎず、実にバランスが良いのです。

 饅頭にしても団子にしても鯛焼きにしても、大抵和菓子の中には餡が入っているわけですが、最中という和菓子ほどストレートに餡を味わえる和菓子はないように思います。だからこそ餡の甘さが重要になってくるわけで、こちらの餡は本当に甘過ぎずの塩梅で、それでいて奥の深い甘味を持っているのですね。そしてやはり下町らしく大きさも大きめで、いい意味で見栄え的には上品ではないのです。栗も細かく砕いてなどなくて、大きな甘露煮の栗が丸々一個入っているのが嬉しいじゃないですか。八千代の栗もなかは一つ食べただけで十分な満足感があるのです。

 夜になるとすっかり人通りがなくなる大師さんの裏通りで、こちらのお店から漏れる灯りが実にいい感じです。昔ながらの和菓子屋さんという風情のお店で、ご主人のお爺ちゃんが何度も何度もありがとうございますと言いながら、お店の名前が入った包み紙で大切そうに最中を包んでくれます。そんなお爺ちゃんが毎日手作りしている最中が美味しくないわけがありません。またこの最中が食べたくて西新井に足を運ぶのでした。

Yachiyo■和菓子:八千代
東京都足立区西新井1-16-16
03-3890-2249
9:30~19:00
水曜定休

Monday, 26 January 2009

日比谷松本楼@日比谷

Mrm_2比谷公園の杜の中にある、創業百年を越える老舗中の老舗レストランがご存知「日比谷松本楼」です。銀座での買い物を終えてぶらり日比谷公園まで散歩をしてこちらで食事を楽しんだり喫茶をしたり、というのがお決まりのコースという方も多いのではないでしょうか。かく言う僕も銀座から有楽町を抜けてお堀端までぶらぶら歩いて、こちらのお店へ寄せていただくことが多いです。創業は今から百年以上も前の1903年ということですが、この年は日比谷公園が開園している年で、松本楼は日比谷公園開園時から公園と共に歴史を重ねているのです。日本史で学んだ日露戦争後の暴動事件、いわゆる「日比谷焼打事件」の時も、こちらのバルコニーで憲政擁護の演説が行われたというのですから、百年という時のスパンの長さを感じます。

 高村光太郎や夏目漱石といった文人達も愛した歴史あるレストランは、日比谷の森に囲まれて都心とは思えないほど静かに建っています。僕の幼い頃からの意識の中には、風格のある老舗レストランというと「公園の中にひっそりと佇んでいる」というイメージが今も強く残っているのですが、そのイメージの原体験は、日比谷公園内にあるこちらの「日比谷松本楼」と、上野公園内にある創業130年の老舗「上野精養軒」の二つから来るものではないかと思います。昔からのレストランにはよくあるスタイルですが、こちらの松本楼もフロアによっていくつかのレストランに分かれています。1Fはテラス席もあり気軽に楽しめる「グリル/ガーデンテラス」。2Fは宴会場でこちらでは披露宴なども出来ます。3Fには本格的なフランス料理を堪能出来る「ボア・ド・ブローニュ」があります。TPOに応じて使い分けが出来るというのが老舗レストランの魅力でもあります。

 ランチで3,000円台、ディナーでも5,000円台からという、良心的な価格設定のコースが魅力的なフランス料理もお薦めですが、やはりレトログルメ研究家的には1Fの洋食メニューをぜひご堪能頂きたいと思います。「ハイカラビーフカレー」(760円)は松本楼の名と共に知れ渡る伝統の一品で、小麦粉のとろみが加わってもったりとしたルーがご飯と良く合う、これぞ日本のカレーといった味わいです。洋食がまだ一般的ではなかった時代、こちらのレストランでカレーライスと珈琲を楽しむのが、時代の先端であったモボやモガたちのスタイルだったようで、そこから「ハイカラ」という名前を付けたのだそうです。毎年9月に行われる「10円カレーチャリティー」のニュースなどでこちらのカレーを知った方も多いのではないでしょうか。

 そしてやはりこちらも伝統のデミソースを使った、ハンバーグやオムレツライスなども欠かすわけにはいきません。まろやかで濃厚なコクと野菜の甘さが活きた褐色のソースが、トロトロと柔らかい玉子と溶け合い至福の瞬間を演出します。個人的には半熟系の玉子が乗るオムライスは好きではないのですが、松本楼の場合は話が別。デミソースとの相性が非常に良いのはいうまでもありませんが、このトロトロ系オムライスを最初に考案したのが松本楼という説もあるようで、やはりオリジナルに敬意を表する意味でも、こちらのオムライスは別格の存在であるのです。デミソース以外にも多くのソースを選べるのも嬉しいです。

 となるとどうしてもお薦めしたくなるのが「洋食プレート(写真)」(1,575円)になります。これは自慢のオムレツライスに洋食メニューを合わせることが出来るぜいたくな一品。まずオムレツライスのソースを「ハヤシソース」「カレーソース」「きのこクリームソース」の3種類から選ぶことが出来ます。さらに一緒に乗せる洋食は「ハンバーグデミグラスソース」「海老フライタルタルソース」「カニクリームコロッケ」から選べます。優柔不断の僕としては大変悩ましいメニューではありますが、オムライスもカレーもフライもハンバーグも食べたいなどという時に非常に便利です。

 どの料理もしっかりとした味付けで、価格が安く、それでいてボリュームがある、これぞ「洋食」という料理ばかり。天気のいい時はテラスで木漏れ日の下で、あるいは室内から陽の落ちた公園を眺めながら。百年の時に思いを馳せて味わう伝統の洋食は格別の美味しさなのです。来月から改装のためお休みになるようですが、リニューアル後のお店に行くのが今から楽しみです。
 
Mr■洋食:日比谷松本楼
東京都千代田区日比谷公園1-2
03-3503-1451
10:00〜21:00(20:30LO)
年中無休

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