らーめんたきたろう@三鷹
三鷹でラーメンと言えばかつては「江ぐち」しか頭に浮かばなかったわけですが、ここ数年で実力のあるお店がいくつか現れて来ているように思います。その中で気になっていながら未食だったお店「らーめんたきたろう」に足を運ぶことが出来ました。こちらは2003年オープンとのことですから、もう6年目になるのだそうです。場所は三鷹駅南口の目抜き通りを真っ直ぐ歩いて、江ぐちの前も通り越して少々商店街が寂しくなったあたりを右折した住宅街の一角にあります。こちらは南砂の「とうかんや」ご出身とのことでしたが、生憎そちらの方も未食です。
休日のお昼時を外した時間帯で半分くらいのお客さんの入りでいずれも家族連れのお客さんでした。奥にカウンター席が3席ありますが、あとは6名は座れるであろうゆったりとしたテーブル席が3卓と、やはり住宅街にあるだけあって家族連れに使いやすいようになっています。またピークタイムを過ぎていたからでしょうが、1人で入った僕をテーブル席に通してくれたのも嬉しい心遣いです。無垢材を使った椅子やテーブルが落ち着いた雰囲気を演出しています。メニューは醤油、塩、味噌と何でもあり、券売機で注文するシステムです。知人などから塩が良いという評判は聞いていたのですが、券売機の並びを見るに醤油がメインのようでしたので「醤油らーめん」(650円)をオーダーしました。ホールスタッフは外国の方でしたが、日本語も上手で笑顔も良くいい接客をしています。
スープは半透明なスープで表面には油と魚粉が浮いています。一口啜るとまず魚介の風味がふわっと広がり後から動物系の旨味が感じられるバランス。ただ味が濃いというか、醤油の強さというよりも塩分濃度が高く感じました。個人的には塩分についてはもう少し抑え気味の方が好みです。ただ濃厚白濁豚骨ベースに魚粉をドバッと入れたラーメンが多い昨今ですが、今の世に迎合せずに出汁感をしっかりと感じさせるスープを出しているのは好感が持てます。そこに合わせる麺も中太の平打ち気味の麺で、スープをしっかりとキャッチして吸い込みもあります。具は丼の半分は覆うであろうチャーシューが白眉。柔らかくほろっと崩れる食感が良いです。
飛び抜けてインパクトがある味であったり、存在感があるラーメンではないのですが、普通に美味しい一杯。こういう普通に美味しい一杯を出す店というのがありそうでなかなかないのですね。スープ、麺、具のいずれに対してもしっかりと神経が行き届いている一杯を、近くで味わうことが出来る三鷹の方が羨ましいです。
■ラーメン:らーめんたきたろう
東京都三鷹市下連雀4-16-47
042-241-7101
11:00〜15:00,17:30〜21:00/11:00〜21:00(土日祝)※スープ切れで終了
月曜定休
« 和三盆ムースと黒蜜寒天ゼリー@成城石井 | Main | 千葉日報(5/6掲載) »
「ラーメン:東京都」カテゴリの記事
- 週刊文春12月16日号(12/9発売)(2010.12.16)
- 博多一風堂Marunouchi@東京(2009.09.03)
- らーめんたきたろう@三鷹(2009.05.05)
- 武田流古式カレーライスと支那そばの店インディアン@蓮沼(2009.04.30)
- 濃厚中華そば・つけ麺なおじ@目黒(2009.04.27)
Saved as a favorite, I love your website!
Posted by: BUY GoPro HERO4 SILVER AT AMAZON HERE | Wednesday, 18 February 2015 02:18