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Thursday, 30 April 2009

武田流古式カレーライスと支那そばの店インディアン@蓮沼

Indeank田区は住んだことはないのですが、古くからの友人が多く住んでいたりして、学生時代は夜な夜な遊び歩いていたり、僕が生まれる以前の山路家は池上に居を構えていたりして、何故か馴染みのあるエリアです。電車の写真を撮るのも好きな子供でしたから、当時の目蒲線をよく撮りにいったものでした。たまに「太田区」と間違えて書かれている方もいらっしゃいますが、正しくは「大田区」。大森と蒲田が一緒になったので大田となったのですね。

 そんな大田区蓮沼で半世紀以上に渡り愛されている老舗が「インディアン」です。こちらのお店の存在を知ったのは多分ラーメン食べ歩きを始めてすぐだったと思います。元々ラーメンよりもカレーが好きだった僕としては、カレーも美味しいという言葉はかなりの吸引力があり、千葉から車を飛ばして食べに行ったことを覚えています。またこちらご出身のお店が同じ大田区の池上にもあり、そちらにも何度も足を運びました。そのレトロ感溢れる雰囲気と決して古さを感じさせないその味に感動し、拙書「トーキョーノスタルジックラーメン」でも紹介させていただきました。拙書内の「もう一つの東京ラーメン」というカテゴリは、この店のために作ったと言っても過言ではありません。

Indeanc 洋食出身の先代、故武田金造さんが創業したのが1953年。その味と人柄に惹かれてこの店を継ごうと決めたのが、同じく洋食の世界で腕を鳴らしていた永岡道明さんでした。東京會舘で長年働いていた永岡さんですから、やはり同じ洋食出身の武田さんとは通じるものがあったようです。その先代が考案したレシピをそのまま守っているというのが、こちらの看板メニューである「最高級カレーライス(写真)」(1,000円)です。まず「最高級」と高らかに宣言しているところが素晴らしいですね。そしてメニューには「当店より美味しいカレーがございましたら御一報下さい。勉強にまいります」との文言も。これは相当な自信が無ければ書けないことだなと思いますが、どうもこれは先代時代から書かれていたもののようです。まず最初に香辛料の辛さと香りが立ち、しばらくしてから玉葱などの野菜や果物の甘味が追いかけてくるその味わいがお見事です。白いご飯が合うカレーは洋食としてのカレーです。深い旨味をたくわえた、コクと切れがあるカレーとでも言いましょうか。妙にもったりしていないカレーは戦前にレシピを考えたといいますが、今でも感動出来る味になっているのが驚きです。

Indeanm そしてもう一つの看板メニュー「支那そば(写真)」(700円)。どこまでも透き通った透明感あるスープは塩味です。支那そばと言えばイメージとして醤油ラーメンだと思うのですが、故武田さん曰く支那そば、つまりは中国発祥の麺料理の味はやはり塩なのだと。そのすっきりとしたスープには動物系素材は使われておらず、宗田鰹や帆立貝など魚介系素材の旨味と野菜の甘味で構築され、玉葱の香り油がほのかに優しく香ります。こちらの支那そばはカレーと違って永岡さんが随分と試行錯誤されて今の味にたどり着いたのだとか。塩だれなどは同じ洋食出身のラーメン店主である「支那そばや」の佐野実さんにもアドバイスを貰ったのだそうです。

 この支那そばの面白いところは、無論この支那そばだけで食べても美味しいのですが、カレーと一緒に食べるとその美味しさが倍増するところ。支那そばとカレーを一緒に頼むと1,200円、支那そばと半カレーだと1,050円になるお得なサービスセットメニューがありますので、こちらではぜひ両方を食べて頂きたいです。二大国民食と言われるラーメンとカレーですが、この両方がハイレベルで、しかも合わせて食べると美味しさが増すのがこのインディアンなのです。

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Indeanラーメン・カレー:武田流古式カレーライスと支那そばの店インディアン
東京都大田区西蒲田7-16-1
03-3738-1902
11:00~19:00
※スープ切れで終了
日曜定休

Wednesday, 29 April 2009

シャーウッドガーデン@舞浜

Sgう見えてかなりのディズニー好きなのです。アニメ作品はもちろんですが、ディズニーランドなどもかなり好きで、暇だった学生時代は年間パスポートを持って週に何度も足を運んでいたものです。さすがに今は回数も随分と減りましたが、それでも年に3〜4回は行くでしょうか。今月15日にグランドオープンしたアトラクション「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!」もオープン初日に乗りに行った程です。

 そんな僕ですから、ディズニーランドが直営する「ディズニーホテル」や、ショッピングモール「イクスピアリ」には食事に買い物にと、本当に良く行きます。今月だけでももう5〜6回は来ているのではないでしょうか。連休初日でもあるこの日も、昨年オープンしたばかりの一番新しいディズニーホテルである「東京ディズニーランドホテル」に行きました。東京ディズニーリゾート内でのディズニーホテルとしては3つ目となるこのホテルですが、大きな建物の様式や、外観や内観に庭園の作りなども含めて、ディズニーランドのワールドバザールなどと同じくヴィクトリア朝様式に統一されていて、その名前の通り一番ディズニーランドの世界観を再現していると思います。パークのエントランスからシームレスに繋がるイメージは、パークでのモチベーションそのままにステイ出来ます。ちなみにこちらのホテルではミッキーとミニーの銅像がメインエントランスで出迎えてくれますが、我が家の玄関でもその銅像のミニチュアが出迎えてくれます。

Sg2 夕食はブッフェレストラン「シャーウッドガーデン」へ初めて行ってみました。このレストランはランチもディナーもブッフェのみ。「ディナーブッフェ」(4,200円)を頂きました。連休中なので混んでいるかと思いましたが、スムーズに当日予約も取れました。ヴィクトリア朝様式の庭園「シャーウッドガーデン」を望む広いレストランは、300席もある大きなキャパシティ。フレンチを基本にした料理は、パークに遊びに来た家族連れを意識したメニュー構成になっており、イタリアンや和食メニューなども置いてありバラエティ豊かです。冷製メニューは一口サイズのムースやパスタなど、可愛らしいアミューズも数多くあって楽しいです。自家製パンも焼きたてが並べられ、甘いデニッシュも数多く、パンだけでお腹いっぱいになってしまいそうです。

Sg3 温製のメニューは肉料理、魚料理が多く揃っています。肉料理は牛、豚、鶏、羊などが様々な調理法で並べられています。そしてシェフのスペシャリティとして、魚のパイ包みやローストビーフなどが入れ替わり登場し、ワゴンサービスがされています。ただこれをサーブする係がすべて料理経験のある人とは限らず、時折技術的に劣る人が立っていたりするので注意が必要です。しかしその場合はたいてい若い女性スタッフだったりしますので、味と若い女性どちらを取るかという話ではありますが。またデザート類もかなり数が多く、小振りのデザートを色々と楽しめて良かったです。

 舞浜に3つあるディズニーホテルにはすべてブッフェレストランがありますが、「ホテルミラコスタ」「オチェーアノ」はどちらかといえば大人向けで、レベルの高い地中海料理が雰囲気の良い空間で楽しめ、ディズニーシーのナイトショーも観ることが出来ますし、「アンバサダーホテル」「シェフミッキー」は子供向けで、何しろミッキーをはじめとするディズニーキャラクターと飽きるほど遊べますし、そういう意味では幅広い層に楽しめるよう作られている分、他の2つと比べると少々決め手に欠ける印象です。料理の品数も多く、味も価格相応ではないかと思うのですが、ディズニーリゾートで食事をする意味を考えると、やはりプラスαがないと厳しいようにも思います。

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Sg1フレンチ:シャーウッドガーデン
千葉県浦安市舞浜29-1東京ディズニーランドホテル
0570-064-333
7:00~10:00,12:00~14:30,17:30~22:00
無休

Tuesday, 28 April 2009

ルンビニ本店@新松戸

Lb2葉はカレー通の間では関東屈指のカレー王国として知られている、と以前もこのブログで書きましたが、よく雑誌などで話題に上がるお店の大半は千葉市や船橋市など湾岸エリアが多かったりします。しかしこちらの「ルンビニ」は東葛エリアで人気のネパール料理のお店です。現在松戸と柏で3店舗を展開しており、その本店が新松戸にあります。地元の主婦や家族連れのみならず、流通経済大が至近で大学生なども多く集まる人気店です。

 本場のシェフ、スタッフがお店に立つこちらでは、ネパール料理のみならずタイ料理やインド料理など、様々なアジア、エスニック料理をメニューに揃え、どれも本格的な味わいで人気ですが、やはりカレーがこちらの一番人気メニュー。その数は30種類近くにもなります。そしてそのカレーを好きなだけ味わえるのがランチタイム限定の「ランチバイキング(写真)」(平日920円、土日祝1,200円)です。キッチンに面したカウンター部分に人気のカレーが数種類と、焼きたてのナンやパパド、サフランライス、サラダ、デザートが置かれていて好きなだけ楽しむことが出来ます。実際お昼時にこちらへ伺うとお客さんの8割はこのバイキングを注文しているように見えます。この日は平日でしたのでカレーは3品ほどありました。週末は値段が高いですが、その分品数も多くなっているようです。

 鶏の挽肉がたっぷりと入った「キーマカレー」はこの店の定番ですが、香りが非常に良くまろやかな甘味とキリッとした辛さが印象的です。3つあるカレーの中では一番辛いバランスですが、それでも食べやすいです。また「野菜カレー」は大きめの野菜が入って甘味があります。「サグチキン」は緑色のルーがなかなか強烈なビジュアルですが、これはほうれん草を使っているから。ちなみにサグというのが青菜という意味だそうで、お店によってはほうれん草という意味のパラクという言葉を使っているお店もあるようです。こちらのカレーはそこそこ粘度もあるので、ナンにもご飯にも良く合うのですが、特にこのサグカレーは本当に良く合います。

 大抵カレーを食べる場合、ナンがお替わり自由でもルーがなくなれば終わりになるのですが、こちらはナンもご飯もルーも全部食べ放題なので、なかなか食べる手が止まりません。しかもこちらのナンは焼いて置きっぱなしということはなく、次々と焼きたてのナンが出て来ますので、より食が進んでしまいます。ラッシーなど好きなドリンクも1杯頼めますし、コストパフォーマンスが非常に良いランチだと思います。

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Lbカレー:ルンビニ本店
千葉県松戸市新松戸4-56
047-345-2043
11:00~14:30,17:00~22:30
11:00~22:30(土日祝)
無休

Monday, 27 April 2009

濃厚中華そば・つけ麺なおじ@目黒

Naojim黒の権之助坂に今年2月出来た新店です。今でこそ千葉の人というイメージの僕ではありますが、何を隠そう本籍は目黒区ですし、学生時代はこの近くの学校に通っていたり、バンドやっていた頃はライブハウスに出演していたりと、目黒という街は色々想い出も多く懐かしさがある街です。大崎警察署に許可を貰って目黒駅前でバンドのチラシを撒いたりもしたっけ。あの頃から比べると駅前や駅ビルが随分と立派になり、東急の駅周辺も随分と変わってしまった印象がありますが、駅から山手通りへと下る権之助坂あたりの雰囲気はあまり変わりません。高校生の時、僕と同い歳のアイドル歌手がまさにこの権之助坂にある某女子校に通っていて、近隣の某男子校生だった僕は何度かすれ違ってドキドキしたことを覚えています。そんな女子校も時代の流れでしょうか、つい数年前に共学化。僕の母校も僕が通っていた時は男子校でしたが、いつしか共学になってしまいました。

 さて、かつてはそんな淡いドキドキ感を抱きながら下りていた権之助坂ですが、もうこの十年来僕にとってはラーメンを食べる以外にまったく用がない坂道になっております。目黒を代表する老舗「田丸」や「勝丸」をはじめ、数多くのラーメン店がひしめきあっている小さな坂道。そんなラーメン激戦坂に今年2月にオープンしたばかりの新店が「濃厚中華そば・つけ麺なおじ」です。本店は新潟にあるお店だそうで、お台場の「ラーメン国技館」の中にある「極一」も系列店なのだそうです。どちらも未食なので妙なバイアスがかかる心配はありません。

 平日の午後4時過ぎというアイドルタイムなだけに、カウンターのみの細長い店内には先客1の後客0。若いスタッフの方が一人で回しています。店先のメニューや券売機などの並びを見ると「つけ麺」(750円)が看板メニューのようですが、店名には中華そばが先に書かれていますし、天の邪鬼な僕は「中華そば(写真)」(700円)を注文しました。

 程なくして出て来た一杯は、昔ながらの雷文の丼に見るからに高粘度、高濃度であろうスープが注がれています。ベースになっているのは豚骨と鶏ガラを詰めていった濃厚なスープで、そこに和出汁と米粉が入っているとのこと。最近流行の「濃厚で粘度高いんだけど骨以外で濃くしてます系」のスープです。スープの粘度を上げるために米をこっそり入れているお店は少なくありませんが、こうやって米を入れていると宣言しているのが面白いです。化学調味料を使っていないのですが、これだけ濃度があるのでその弱さはほとんど感じさせません。また油分を使っていないということもあるのでしょうが、純然たる骨や髄系の濃度ではないのでスープにしつこさはありません。魚もただ単純に魚粉をぶち込んだというのではなく、豚と鶏を和出汁でまとめている役割が良いです。スープ割りをお願いすると和出汁が出て来ますが、和出汁で割ってみると骨系のスープの引き方が大変熟れているということが分かります。

 もっちりとした中太麺は新潟産米粉を練り混んだという特注麺で、新潟で特注というからてっきりこちらの会社の麺かと思いましたが、どうやら「丸山製麺」の麺だそうです。米粉を練り混んだ麺というのはさほど珍しくはありませんが、つるっとした食感とスープを巧みに拾うざらつき感を兼ね備えた麺は面白かったです。具はチャーシュー、刻み玉葱、ネギ、ナルト、大判メンマ。刻み玉葱星人としてはこの濃厚なスープに刻み玉葱がベストマッチでとても良かったです。麺、スープ、具ともにどれも良く出来ていて、一つ一つのパーツ、全体のバランスに神経が注がれているのが分かり、大変満足出来る一杯でありました。

 しかし、こちらのお店がどうこうということではなく、個人的にはもうこういう高濃度、高粘度のラーメンは正直食傷気味。美味しいのも分かりますし、この系統が人気だというのも分かります。しかしどうもここ数年あまりにも多過ぎやしませんか、こういうタイプのラーメンが。人に勧めたくとも、美味しいんだけどね、と一旦間をおいてしまうのです。こちらのラーメンはラーメンマニア目線で見れば他の濃厚豚骨魚介系とは若干異なるアプローチであることは事実です。しかし一般消費者目線でざっくりと捉えればほぼ同じ系統です。最近こういうタイプのお店に行くと、いつも美味しいのに惜しいなぁ、と何故か残念に思う自分がいるのです。

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Naojiラーメン:濃厚中華そば・つけ麺なおじ
東京都目黒区目黒1-6-15
03-3779-9199
11:00~23:30
※スープ切れで終了
無休

Sunday, 26 April 2009

末廣ラーメン本舗高田馬場店@高田馬場

Suehirom前にもこのブログで記事をアップしましたが、京都のラーメンの中でも京都に行けば必ず食べるのが「新福菜館本店」の中華そばです。その新福の味を受け継いだというお店が、秋田にある「末廣ラーメン本舗」というお店です。なぜ京都の味が秋田に伝播したのかという経緯は良く知らないのですが、秋田では人気のお店なのだそうです。生憎秋田の本店には行ったことはありませんが、やはり新福好きとしては大変気になるところ。そのお店がFC展開をしていて以前大久保かどこかにあったのですが、行けないまま閉店してしまいました。それがまた今年1月に高田馬場に開店したと聞き足を運んでみました。馬場の駅から早稲田通りを明治通りに向かうラーメン街道の一角にそのお店はありました。ここは以前もその前もラーメン店だった場所と記憶しています。

 店の入口がすっぽりと隠れてしまうかのような大きな暖簾が印象的です。昭和4年屋台の味という文字が誇らしげですが、おそらくそれは新福の話ではないかと思います。店内には先客が1名、後客が1名。平日夜の8時過ぎとはいえ少々寂しい感じがします。店に入ってすぐ右手に券売機がありました。色々とメニューがありましたがやはり基本の「中華そば並(写真)」(680円)を注文しました。本当ならば「ヤキメシ」も食べたいところなのですが、他にも行かねばならぬ店があり次の機会にと泣く泣く回避。ちなみにヤキメシはフルポーションの他ハーフサイズも用意されています。

 厨房内のオペレーションも手際よく、比較的早くラーメンが出て来ました。出て来たラーメンは確かに新福に近い方向性を持ったビジュアルですが、細かい部分で違いがあります。スープはカエシが強めに出たバランスで若干甘めで、新福よりも色は黒くなく油分は多いように思います。新福の方がキレがあり、末廣の方がマイルドな感じと言いましょうか。麺は加水が低めのストレート中太麺で、食感も新福に近い印象です。チャーシューというか豚肉についてのイメージはほぼ々ですが、葱については九条ネギたっぷりの新福に対して白ネギというのはかなり違い、やはり九条ネギに慣れている部分もあって、このスープに対してのこの白ネギには違和感がありました。ただ葱は卓上に置かれていて入れ放題になっています。九条ネギならたっぷり入れても美味しいでしょうが、白ネギだと辛味が増していきそうな気がします。そういう意味ではむしろこのサービスを新福でやって欲しいというのは図々しいかな。

 新福と同じかと聞かれれば、確かに近いラーメンではあるけれでもやはり別物だなぁと思うのですが、こういう味のラーメンは他にはなかなかないので、ふと新福を食べたくなった時にはいいお店かも知れません。それにしても前のお客さんも、後のお客さんも皆ラーメンと共にヤキメシを食べておりました。そしてお店の方が途中賄いを食べていたのですがそれもラーメン、ヤキメシ。うぅむ、やはりヤキメシを頼むべきだったかと後悔しつつ、後ろ髪を引かれるように馬場の夜の街へと消えていく僕だったのでした。

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Suehiroラーメン:末廣ラーメン本舗高田馬場店
東京都新宿区高田馬場2-8-3
24時間営業
日曜定休(日曜朝9時〜月曜朝11時)

Saturday, 25 April 2009

グリル・エス@馬車道

S003浜で食事をする時に一番多いのは、中華でもラーメンでもなく「洋食」だったりします。文明開化、開港150年の横浜は、古くから洋食が愛されて来た街だけに、長年味を守り続けている老舗レストランがあちらこちらで元気に営業しています。その割合としては感覚的に銀座や浅草よりも多いように思います。いずれにしても長年愛されているということは、それだけ多くの方を満足させ続けてきたというわけで、それはもう誰が何と言おうとも正解なのですね。

 馬車道にある「グリル・エス」も、そんな長年横浜で愛されている老舗レストランの一つ。木の質感を活かした重厚な雰囲気の店内は、いつ来ても変わらぬ佇まいで迎えてくれます。昼は周辺のサラリーマンなどのランチの場所として、夜は仕事終わりの方たちや色々な人たちでいつも賑わいをみせています。創業は昭和29年といいますから、もう半世紀以上に渡り横浜で洋食を作り続けているお店です。こちらは店名にもあるようにステーキやグリルの店で、サーロインステーキなどが有名なのですが、実は洋食メニューも安くて美味しいのです。洋食好きでこの店を知らなければモグリです。

S002_2 例えば「タラバガニのクリームコロッケ(写真)」(2,100円)。ちょっと小洒落た洋食店だとカニクリームコロッケというと随分小さかったりしますが、こちらのコロッケはしっかりとした大きさです。なめらかなベシャメルソースの味わいは他のソースを使わなくてもこれだけでいけそうな感じ。この値段で蟹の身がたっぷりと入っているのも素晴らしいです。洋食の基本中の基本とでも言いますか、「白いご飯に合うおかず」という存在感なのです。付け合わせにパセリというのも実に良いです。

S001 しかしこちらで語らなければならないのは何と言っても「ハヤシライス(写真)」(1,260円)でしょう。濃厚で深みのあるドミグラスソースはまろやかな口当たりで、その中には松坂牛の切り落とし肉がざくざくと入っています。魚沼産コシヒカリもたっぷりで、ボリューム満点です。食べる手が止まらないとよく言いますが、まさにそういう味とでも言いましょうか、吸引力があってついついまた手が出てしまうのですね。ハヤシライス好きの僕としては、こちらのハヤシライスは三本の指に入るくらいの美味しさに思います。また「ハヤシライス」と並ぶ人気の逸品「オムライス」(1,260円)も、こちらも通常のオムライスの倍はあろうかという大きさで、これだけでもお腹いっぱいになってしまいそう。メニューが多くどれもボリュームがありますので、何人かで行ってシェアすると楽しいかも知れません。

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S洋食:グリル・エス
神奈川県横浜市中区相生町5-89
045-681-2581
11:30~13:45(LO),17:00~21:30(20:45LO)
日祝定休

Friday, 24 April 2009

リビング千葉(4/24掲載)

Sankei090424m日配布されている「リビング千葉」(サンケイリビング新聞社)内の「eco仲間」という連載記事の中で、「千葉エコラーメンプロジェクト」についての記事が掲載されました。ラーメンでエコ、という活動を提言して今年で3年目。ストイックにエコな生活を追求するのではなく、例えば無駄な割り箸を止めるであったり、割り箸を使うならリサイクルをしたり、無理して大盛を頼まなかったり残さずに食べるであったり、ラーメン屋さんに行くのに1台の車で行くなり、一人一人のレベルで一人一人の生活スタイルに沿った形で、無理のないエコを続けていくことが重要だと思います。そんなスタイル提案を今後も続けていきたいと思っています。記事はこちらをご覧ください。

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新聞:リビング千葉

Thursday, 23 April 2009

ブルーガーデニア@赤坂見附

Akasakaつの日からでしたかプリンスホテルが色々と改革を進めていて、赤プリは「グランドプリンスホテル赤坂」という名前になっていました。菊華会メンバーにしてプリンスカードも持っている僕としては宿泊やレストランも会員価格で使えたりして、なんだかんだでプリンスは良く使うホテルなのですが、中でも赤プリは仕事の打合せやプライベートでも良く利用するホテルです。この日も仕事の打合せでこちらの40Fにある「ブルーガーデニア」でパワーランチ。こちらはランチタイムはブッフェスタイルで楽しむことが出来ます。平日で大人3,150円、土曜休日で3,500円という価格はなかなかお薦めではないかと思います。

 昔からホテルのブッフェが好きで色々なホテルのブッフェを食べ比べたりしていましたが、最近つくづく思うのは胃袋が小さくなったなぁということ。それはもしかしたら歳のせいなのかもしれませんが、こと最近めっきり量が入らなくなりました。以前ならば冷製の料理だけで2回は行って、それから温製でもすべての料理には手を出して、パンも一通り食べて、スペシャリティはお替わりして、スープも全種類飲んで、デザートも一通り食べて、これで元取ったどー!というようなお里が知れる状態でしたが、いやもうお上品になってすっかり食べなくなったと言いますか、以前の半分くらいの量でお腹いっぱいになってしまうのです。まぁ、普通の人レベルに戻っただけなのかもしれませんが。幸い最近は仕事で行くことも多いので、そんな時に何度も食べに行ってては仕事になりませんから、このくらいがちょうど良いのかも知れません。

Bgm こちらはフレンチを中心にランチとあってイタリアン風のものや時には和食チックなものなど、色々なメニューが揃っていて楽しいです。しかもランチなのにちゃんとローストビーフのカットサービスもあったりして。ちゃんとシェフを置いてのサーブです。ホテルによってはシェフの格好をしただけの人がカットしたりしますが、やはり肉の目と言いますか切り方が分かっている人が切らないとせっかくの肉が台無しになります。こちらは正しい人が正しく切っておりましたので正しいお味が致しました。いい天気でしたので窓からの眺めも良く、普段渋滞にはまっている高速を眼下に見下ろすのは特に気持ちが良かったです。こちらは夜も非常に眺めが良いレストランなので、ディナーの利用もお薦めです。

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Bgフレンチ:ブルーガーデニア
東京都千代田区紀尾井町1-2グランドプリンスホテル赤坂新館40F
03-3234-1120
7:00〜10:00,11:30~14:30,17:30〜21:30
12:00~14:30,17:30〜21:30(土祝)
無休

Wednesday, 22 April 2009

関宿屋@松戸

Sekiyadoyam2戸で長年に渡り愛されている老舗の天婦羅店で好きなお店が「関宿屋」です。その創業は江戸時代で元は蕎麦店だったそうですが、明治になって流山から松戸へ移転して長年営業を重ね、昭和41年に蕎麦店と天婦羅店を分けて現在に至っています。蕎麦店の方はこちらのお店の裏手にある「そば処関やど」で、こちらのお蕎麦屋さんも大好きなお店ですが、この日は天婦羅店の方へ。

 関宿屋の定番といえばやはり「天丼」です。海老と穴子が乗っている「天丼」(998円)をはじめ、鱚やメゴチなどの魚がたくさん乗った「魚天丼」(1,260円)や「えび天丼」(1,580円)、さらには小柱の掻き揚げが乗る「小柱天丼」(1,800円)など天丼だけでも9種類あります。この日はランチタイム限定の「お昼の天丼(写真)」(840円)「とじすい(写真)」(210円)をいただきました。お昼時ともあって、お客さんはほぼ満席で、皆同じものを食べています。

Sekiyadoyam1 ランチタイムの小振りな天丼とはいえ、海老、魚、野菜と数種類の天婦羅が入りコストパフォーマンス十分。海老はぷりっとした食感がよく、白身魚は身がほろりと崩れます。甘めのたれをしっかりと吸った衣をまとった天婦羅は熱々で、またそのたれが染み込んだご飯も実に美味しいです。とじすいは玉子とじが入ったお吸い物ですが、玉子がたっぷりと入っていてこれも天丼と良く合っています。あっという間に完食。少々ボリュームで物足りなさを覚えなくもないですが、840円ならば文句は言えませんね。

 よく鰻などでも議論になりますが、重がいいのか丼がいいのかと言われれば、個人的には鰻でも天婦羅でも丼の方が好みです。何よりも保温性に優れているということが重要ですし、少々下品な食べ方ではありますが、つゆだくのご飯は丼の方がかっ込んで食べやすいのです。大きな丼を片手に持って顔を突っ込んでかっ込む至福の時。僕にとって日本人に生まれて良かったと思う瞬間が、丼ものを食べている時なのです。

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Sekiyadoya天丼:関宿屋
千葉県松戸市本町7-2
047-361-0234
11:30~21:30
火曜定休

Tuesday, 21 April 2009

しゅうまい屋@上野

Shumaiyam2野駅周辺というのは、東京ど真ん中のあれだけ大きなターミナル駅でありながら、周辺では色々と再開発が進んではおりますが、いまだいい意味で洗練されていない雑多かつ淫靡な感じがして、実に人間的というか東京的と言いましょうかとても好きな場所だったりします。そしてその出口ごとに異なる表情を見せるのも上野の面白さなわけですが、どちらかと言えばあまり人が、特に観光客などが流れない東上野口から歩いて2〜3分程でしょうか、昭和通り沿いにあるこちらのお店の店名はズバリ「しゅうまい屋」。その店名の通り「焼売」が自慢のお店ですが、ラーメンもまた頑張っているお店です。

 自慢の焼売は「肉焼売」(350円)「海老焼売」(530円」「香鶏焼売」(400円)「韮焼売」(450円)などがありますが、中でも人気なのが海老と豚を半々で盛った「あい盛り焼売」(440円)と、海老、鶏、豚を1つずつ乗せた「三色焼売(写真)」(320円)です。ラーメンなどと一緒に食べるのであれば、このくらいのポーションの方が食べやすいです。この日は三色を頂きました。蒸籠で出て来る焼売は一つ一つ味が違って、何を選んだらいいかいつも迷う優柔不断な僕としてはこういうメニューはありがたいです。豚は肉の質感を感じさせるどっしりとした餡が特徴で、海老はプリプリとした食感が美味しいです。

Shumaiyam_2 そしてもう一つの看板メニューとも言えるのが「ラーメン」。真っ黒いスープの醤油ラーメンと、透明な塩ラーメンの2種類がありますが、この日いただいたのは「黒濃(くろこく)ラーメン(写真)」(650円)。以前は味玉が入っていましたが原材料費高騰の折、入れるのを止めたのでしょうか。スープベースはクリアなスープですが、醤油ダレが結構強めのバランスで色も濃いです。なので「黒濃」なのですね。スープの表面には微細な魚粉が浮いていて、さらに油分が相当浮いており強めの醤油ダレと相まってベーススープの旨味をマスキングしているような印象です。麺は中細麺で気持ち柔らかめに上げてあります。スープに油分があるのでそれなりに持ち上げては来ますが、どちらかと言えばスープを割とはじくタイプの麺です。

 今の時代このレベルのラーメンであれば、別にこの店でなくとも食べられるかとは思いますが、このようなラーメンを出しているようなお店で、この店ほどの焼売を出している店はまずありませんし、逆に焼売の美味しいお店でこういうラーメン専門店的な味を出している店もそうはありません。そういう意味でこのお店は非常に使いやすく、便利なお店だったりするのです。

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Shumaiyaラーメン:しゅうまい屋
東京都台東区東上野4-3-8
03-3847-1223
11:30~15:00,17:00~22:00
11:30~19:00(土)
日曜定休

Monday, 20 April 2009

博多一風堂千葉中央店@千葉

Ippudopop骨ラーメンの人気店「博多一風堂」で、一部の店舗を除いた全国の店舗にてこの日から新作メニューである「博多つけ麺(写真)」(850円)が登場するとのことで、千葉の「千葉中央店」へ足を運んでみました。午後の昼時を過ぎた時間ではありましたが、ほぼ満席状態。千葉で昼夜を問わず人通りがある通称「ナンパ通り」にあるとは言え、いつの時間に行ってもお客さんで賑わっているのは単純に凄いなと思います。しかし店の前には新メニューを告知するポスターなどが一切ありません。店内を覗いてみても同じくポスターや告知の様子が見当たりません。僕を認めてにこやかに迎えてくれた店長の佐藤さんに確認したところ、ポスターの到着が遅れているのだそうです。新メニューはちゃんとあるとのことで一安心。

 注文時にまず麺の茹で時間が8分程かかることを言われます。つけ麺であればある種当たり前の世界ではありますが、通常15秒程で麺を上げているこの店での8分というのはとてつもなく長く感じます。と同時に厨房内のオペレーションは大変だろうなと案じます。特にランチなどのハイタイムは厨房が大変でしょうね。そして次に麺の量を聞かれました。通常は200gですが、無料で中盛280gまで増量が出来るのだそうです。そして大盛は400gで150円プラスとのこと。これを口頭でアナウンスされるわけですが、せっかくならば卓上のメニューなりに、その旨記されていたらより親切かと思いました。もしかしたら届いていない販促ツール類にそれが記されているのかも知れませんが。

Ippudotsuke 卓上の辛子モヤシなどをつまんでいるうちにまずはつけダレの器が来ました。レンジアップした熱々のつけダレは豚骨ベースに数種の魚粉を効かせてあり、今風の和風豚骨魚介というイメージで意外に感じました。一風堂らしくないというか、かなり世の流行に沿った商品になっているように感じます。しかし背脂や天かすなどを浮かべてあるのはオリジナリティと言いますか、特にたくさん浮いている「天かす」は、最初サクサクとクリスピーな食感ですが徐々に柔らかくなっていくのが楽しい具材です。背脂も魚粉も麺と絡みが良くいい効果が出ています。魚粉の適度なざらつきも五月蝿さはありません。

 茹で時間8分という太麺はなかなかの存在感で具だくさんのつけダレとも良く合っていると思います。こういうタイプの麺は五行などでは味わったことがありますが、やはり一風堂という店でこういう麺を食べていると何だか不思議な感じがするから面白いものです。中盛りをお願いしましたがペロリと食べられました。そして頃合いを見てスープ割りを聞かれます。ここらへんのテーブルウォッチというかホールオペレーションは本当に素晴らしい。スープは白濁豚骨スープが出て来ますので、これを入れると大分豚骨の比重が上がって違った味わいが楽しめます。

 しかしさすがの商品開発力とでも言いましょうか、文句のつけようのない完成度でありました。その反面、一風堂らしさという意味において、特に「博多つけ麺」というネーミングから想像する味としては、少々肩すかしを感じたのも事実です。一般のお客さんにはそういう先入観もないでしょうから抵抗なく食べられるのでしょうが、ラーメン好きとしてはもう少し個性的な、一風堂らしさが出たつけ麺が食べたかったようにも思います。

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Ippudoラーメン:博多一風堂千葉中央店
千葉県千葉市中央区富士見2-9-15
043-202-7729
11:00~翌3:00
無休

Sunday, 19 April 2009

つけそば中華そば山ねこ@富里

Ymnk2木の人気店「らーめん福たけ」による新業態店が16日にオープンしました。店名は「つけそば中華そば山ねこ」。ユニークな店名は、店主の福田さんが好きな焼酎から名前をつけたのだそう。福たけは背脂ラーメンを主役に据えて開業しましたが、実は店主は和風のラーメンで勝負したいという思いがあったそうで、開業時も悩んだ末に背脂ラーメンと煮干しラーメンの両方を出すお店にしたのだそう。煮干しも九十九里の生産者を何軒も自分で足を運んで決めるほどで、そんな思いで作っているだけに煮干しラーメンも背脂に負けないクオリティで人気を博し、さらには濃厚な豚骨と煮干しで作った「メガ豚煮干し」シリーズも評判となりました。今度の新店はその「メガ豚煮干し」の方向性を持った「鶏白湯」のスープを提供していくとのこと。

 場所は以前「らーめん大葉」という店があったところで、前にも来たことがあるはずなのですが、てっきり「元二升屋」や「成田家」などの通り沿いと勘違いしていて、とんだ回り道になってしまいました。店内は綺麗に改装されて席数などレイアウトは以前と全く異っています。壁には一面トタンが貼られていて、手書きでメニューや「Nibo」の文字が踊っています。奥にオープンキッチンがあり、カウンターはU字型で16席。初日はまだ用意されていませんでしたが、4畳ほどの小上がりには8席が用意される予定だそうです。本店よりも明らかにスペースとしては狭いのですが、24席という座席数はなんと本店よりも多いのだそうです。

 メニューはなかなか豊富なラインナップが揃います。まずは「中華そば」のラインがあり、「中華そば」(600円)「濃厚中華そば」(650円)「特濃中華そば」(700円)と濃度に応じて3つ用意されています。鶏ガラ、モミジ、豚足などを長時間炊いた濃厚なベーススープをストレートで味わえるのが「特濃」で、別取りした鶏ベースのスープで割ったものが「濃厚」と「中華」になります。また、「つけそば」のつけダレには特濃と同じくストレートスープを使っていて、麺の量は並が300gで750円、中は450gで850円、大は600gで950円となっています。

 またこの他にゲンコツベースのスープを使った「味噌そば」(650円)と「もやしそば(正油)」(700円)がありますが、もやしそばというメニューはオーションの極太麺を使い、野菜、ニンニク、麺、背脂などの増量が出来るという、いわゆる二郎的な要素を持ったメニューです。しかし福田さんは二郎というよりも二郎インスパイアのラーメンを下敷きに自分なりのアイディアを入れた「二郎インスパイアインスパイア」だと笑います。この日はゲンコツベースのスープが不出来だったため、濃厚スープベースの方をいくつか頂きました。

Ymnkm 数あるメニューの中で、福田さんが一番お薦めしたいというのが「濃厚中華そば(写真)」(650円)。福たけの「メガ豚」のような濃度はやはりマニア向け。そこでよりバランスを重視して食べやすくしたのが「濃厚」なのだそう。まず真っ白いお洒落な丼が印象的です。そして見るからに濃厚そうなスープは、見た目同様にかなり濃厚で粘度もありますが、豚骨ではなく鶏がベースになっているのでしつこさもなく食べやすくなっています。スープにはカイエンペッパーと胡椒が振られいいアクセントになっています。煮干しや節系の旨味も全面に出ていますが、昨今の濃厚豚骨魚介よりもまろやかで食べやすくオリジナリティも感じられます。麺は浅草開化楼の平打ち麺でかなり太い切り刃なので濃厚なスープがガンガン絡んでいきます。また「中華そば」(600円)はいわゆる王道の煮干し系ラーメン。やはり福田さんが好きという煮干し系だけあって、その完成度は申し分無し。旬でないのであれば冷凍の香り柚子は正直不要とは思いますが、永福系を下敷きにしてオリジナリティも出しています。福田さんの煮干し系ラーメンはもっと評価されても良いと思います。

Ymnkm2 そして「つけそば並(写真)」(750円)はパンチのある濃厚なつけダレが印象的な一杯。「特濃中華そば」と同様に長時間炊いた超濃厚スープを割らずに使っています。麺は同じく開化楼ですが中華そばとは異なる中太麺で、麺の量は並が300gで750円、中は450gで850円、大は600gで950円となっています。福たけのメガ豚煮干しつけ麺の鶏バージョンというよりも、煮干しを押さえてあって食べやすいバランスになっていると思います。特に割っているのが鶏スープなのでより飲みやすく感じるのかもしれません。

 「二升屋」がなくなった後の富里エリアに久々の話題店。今後が楽しみなお店の登場と言えるでしょう。

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Ymnkラーメン:つけそば中華そば山ねこ
千葉県富里市御料1005-4-101
0476-93-8531
11:30~20:00(LO)※スープ切れで終了
火曜定休(祝日の場合は月か水)

Saturday, 18 April 2009

らーめんの駅@新横浜

Eki002ーメンブームの牽引役とも言える日本初のラーメン施設「新横浜ラーメン博物館」に今月16日、大型の新店がオープンしました。札幌味噌ラーメンの名店「純連(じゅんれん)」「すみれ」の生みの親である、村中明子さんが営んでいた幻の名店「らーめんの駅」が、5年振りに復活を果たしたのです。しかも純連、すみれを営む二人の息子さんと一緒に味作りをしての復活というのですから、これはもうラーメンファンにはたまりません。村中さんにとっては最後の店、と決めて開業した「駅」でしたが、道路拡張に伴い惜しまれつつも2004年2月28日に閉店されました。実は「駅」が札幌で閉店した今から5年前、村中明子さんが作った最後の一杯を食べたのは僕でした。

Eki004 ちょうどそのタイミングに仕事で札幌に行く予定だった僕は、駅が28日に閉店という知らせを聞いて札幌入りの日を早めて、閉店当日にお店に行くことにしていました。しかしあろうことかその閉店の当日飛行機に遅れが出て、営業時間ギリギリの到着になりそうでした。最終営業日ということもあり、もしかしたら売り切れで早じまいしてしまっているかも知れない。そう思い羽田からお店にどんな様子か連絡を入れてみると、やはり営業時間前に売り切れそうだけれど、もしいらっしゃるならお待ちしていますよ、とのありがたいお言葉。新千歳空港から飛ばしてお店に伺いました。やはり売切れていて営業は終わっていましたが、幸い最終日ということもあってお店の中には森住製麺の社長さんや、村中さんに密着しているテレビクルーなどもいてラーメンを食べていました。待って頂いたことにお礼を言うと、村中さんもわざわざ東京から来て下さってありがとうございますと。そんなやりとりをしながら「最後の一杯」をいただきました。同行者がいましたので「味噌」と「醤油」を一杯ずつ。そして最後にもう一杯「味噌」。しみじみと美味しく味わいました。多分僕の人生の中でベスト1の味噌ラーメンだったのではないでしょうか。

Eki003_2 僕は「純連」「すみれ」のラーメンがとても好きなのですが、申し訳ないがそれよりもやはり「駅」が好きなのです。これはもう先入観というか思い入れ以外の何ものでもないのでしょうが、やはり深みが違うように思うのです。そして村中さん始め皆さんの温かみのある接客。暖簾をしまう最後の瞬間に一緒に写真を撮らせていただいたのはいい想い出です。そうそう、まったくの余談なのですが、この写真を撮影してくれたのはテレビクルーのディレクターさんだったのですが、そのディレクターというのが何と学生時代の友人という偶然。もう十年以上も逢っていなく、お互い連絡先も分からずにいた男だったのですが、東京で逢うことはなくなぜか札幌で再会をしたのです。その日の夜にススキノで語り合ったのは言うまでもありません。駅が十年以上もの時間を縮めてくれたのです。

Eki001 そんな個人的にも思い入れが強い「駅」がまさかの復活。生憎プレオープン時には予定が入ってしまっていましたが、出来るだけ早く足を運びたいとオープン2日目の昨日新横浜へと行きました。3月にオープンした新店「牛乳屋食堂」にも行かなければいけないのですが、何よりもまずは「駅」に向かいます。真っ白な暖簾に書かれた「駅」「すみれ」「純連」の文字がラーメンファン的には非常に痺れるわけです。この日もあの日と同じ「味噌ラーメン(写真)」(900円)と「ミニ正油ラーメン」(550円)を注文しました。

 僕は「すみれ」や「純連」が好きと言いましたが、正直ここ数年は店に行ってもさしたる感動もないまま過ぎていきました。初めてラーメン博物館ですみれの味噌を食べた時の感動、そして札幌の純連で食べた時の感動、そのどちらもないままに数年が過ぎていましたが、この日の味噌、そして醤油は久々に感動したというか、とても美味しく味わい深いものでした。これももちろんかなりのバイアスがかかっていることは百も承知です。それでもやはり美味しかった。つい先日も高田馬場で「純連」を食べたばかりなのですが、いやもう雲泥の差と言っても良いくらいの差を感じました。スープの持つ力強さ、生姜が立ちすぎずしっかりとベースの旨味を感じさせながらも、味噌の味もしっかりと出しています。森住製麺の麺の状態も完璧です。そして、何よりも「醤油」がいい。実は僕はすみれも純連も味噌よりも醤油の方が好きなのですが、駅でもやはり醤油が光っていました。両方食べるべきラーメンだと思います。

 ここ数年は仕事半分のような形でこの施設に来ることが多いのですが、久々に素で楽しめたというか非常に美味しく感動し、牛乳屋食堂も食べる事が出来て、この日は十分にラー博を満喫出来ました。味噌好きの方はもちろん、「すみれ」「純連」がお好きな方は必食の一杯と言えるでしょう。そしてぜひ醤油もミニラーメンで。

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Ekiラーメン:らーめんの駅
神奈川県横浜市港北区新横浜2-14-21新横浜ラーメン博物館
045-471-0503
11:00〜23:00(施設入場は22:00まで)
無休

Friday, 17 April 2009

ぎをん小森@祇園

Aosagi園白川界隈はいつも人が行き交う人気の場所ですが、春になれば桜の名所としてより多くの観光客で賑わいを見せます。そんな春の昼下がりにふと足を運べば、古い町家が建ち並ぶ川沿いに咲く染井吉野も散り始め、白川の流れゆく川面に桜の花びらが浮いているその中に、凛として立つ一羽の蒼鷺がおりました。京都を素通りする僕ら観光客からすれば実に風情ある光景ですが、京都では蒼鷺による鯉の稚魚への被害などが問題となっているようで、あちらを立てればこちらは立たず、なかなか上手くはいかぬものです。

 そんな祇園白川新橋のたもと、柳の木の下に建つ一軒の町家を使ったお気に入りの甘味処が「ぎをん小森」です。京都の甘味処と言えば誰もが同じ祇園にある「茶寮都路里」を思い浮かべるかと思います。僕も大好きなお店ではありますが、ビルの2階にある都路里よりもより京都らしさを味わえるという部分で、僕はこちらの小森の方に足を運ぶことが多いように思います。とはいえ、よくこの二軒は連続してパフェのはしごをしたりするのですが。都路里はその気になれば京都市内の他の店でも、あるいは都内でも味わうことが出来ますが、小森はこちらにしかありませんので京都にいる時には必ず伺います。

Komori2 かつてのお茶屋さんだった古い町家を改装したお店は実に風情があり、よく京都のガイドブックやイメージカットでも撮影に使われるほど。入口で履物を脱いで照明を落とされ行灯が置かれた廊下を歩いて部屋に通されます。窓からは簾越しの白川を眺めることが出来、川のせせらぎを聴きながら美味しい甘味を堪能することが出来ます。僕が通い始めた頃はまだあまり知られていなかったでしょうか、週末でもあまり待たずともすっと入れたものでしたが、ここ最近になって急に長い行列などが出来るようになりました。とは言えやはり都路里の行列は半端なく長く、しかも無機質なビルの階段で待たされるのに比べて、こちらは白川のほとりで川を眺めたり、時折行き交う舞妓さんの姿を見たりしながら待っていられますので、観光客、特に外国人観光客に人気なのもうなずけます。また、一軒まるまるお店ですのでキャパシティも百名程は入るとのことですので、比較的回転も早くお店に入ることが出来ます。

Komorip 本わらびを使ったわらび餅にぜんざい、あんみつ、ところてんと和甘味が数多く並ぶお店ですが、こちらでいつもいただくのはパフェ。その中でも「小森抹茶ババロアパフェ(写真)」(1,400円)がお気に入りです。過日某テレビ番組にてタレントの安倍なつみさんもお気に入りと言っていました。抹茶アイスとバニラアイスを核に、抹茶ババロアに抹茶カステラ、さらには小倉餡と白玉、栗などがたっぷりと入っています。こちらのパフェはそれぞれの具材が強い存在感を持つ都路里のパフェとは違って、一つ一つのパーツが実におとなしい味わいで、単体では正直若干の物足りなさを覚えるほどなのです。しかし、一度食べ始めていくとそれぞれの個性が見事に調和して、パフェ全体としての一体感があるのです。例えるならば都路里の「特選都路里パフェ」が各チームの4番打者を揃えた平成のジャイアンツならば、小森の「小森抹茶ババロアパフェ」はそれぞれのエキスパートが自分の役割を弁えていた昭和のV9ジャイアンツとでも言いましょうか。

 見た目かなりのボリュームがありますが、甘さ控えめなのでするっと食べられてしまいます。価格は正直若干割高かなと思わなくもありませんが、古き良きお茶屋さんの風情を残す町家の場所代と思えば妥当なところでしょうか。ゆったりのんびり、旅の疲れを癒す一時が味わえる佳店です。

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Komori甘味:ぎをん小森
京都府京都市東山区祇園新橋元吉町61
075-561-0504
11:00〜20:30
11:00〜19:30(日曜)
水曜定休

Thursday, 16 April 2009

つけ麺やろぉじ@出町柳

Roji2_2万遍、出町柳のあたりはやはり京大のお膝元ということもあるのでしょうか、古くから続くカフェがあったりどことなくカルチェラタン的な、独特の雰囲気があって好きなエリアです。中でも好きなお店が日本で最初にフランスパンを作ったという歴史ある喫茶店「進々堂」。同じカフェでもやはりそこはサンジェルマンではなくカルチェラタン的な空気感が好きで良く足を運びます。このあたりの路地裏などを歩いてお気に入りの店を見つけるのも旅の楽しさの一つだったりします。

 そんな出町柳の路地裏に2007年オープンした店が「つけ麺やろぉじ」です。こちらは烏丸御池の人気店「麺や高倉二条」の2号店。昨年には四条に「和醸良麺すがり」という3号店もオープン。その勢いは止まるところを知りません。3号店の方もとても気になっているのですが、こちらのお店が未訪だったことと、この店の近くにお気に入りの和菓子屋さんがあり、そこにも行きたかったので今回は順序通りに2号店の方へと寄せていただきました。

 百万遍の路地裏を歩いていくと、こんなところに、というような場所にひっそりと建っています。カーナビでポインティングして行ったにも関わらず店の前を素通りしてしまいました。以前はお寿司屋さんかお蕎麦屋さんだったのでしょうか、一間間口の細長い店はカウンターのみで、本店同様どことなくレトロな雰囲気を持ちながらもお洒落な今風のテイストも醸し出しています。こちらは店名にもあるようにつけ麺がメインのお店ですが、本店と同じくラーメンもあります。またつけ麺の締めのお楽しみとして「ぶぶ」が用意されています。

Rojim1 まず先に出て来たのは「らーめん(写真)」(700円)。本店譲りの全粒粉を使った自家製麺は蕎麦のような雰囲気です。ざっくりとした食感が心地よく、濃厚なスープともよく馴染んでいます。豚骨ベースのスープに魚介のエッジが効いた味わいは、京都ラーメンというよりも実に東京的というか、昨今の流行に沿った方向を向いています。化学調味料不使用とのことですが、まったくその弱さを感じさせない旨味にあふれたスープでした。また大きくざく切りにした刻み玉葱がなかなかいいアクセントになっていて、僕が薬味玉葱好きであるということを差し引いても非常に合っていると感じました。

Rojim2 そしてもう一品、こちらの看板メニューである「つけ麺」(680円)を200gで。こちらでは麺の量を同料金にて200g、300g、400gから選ぶことが出来ます。こちらはラーメンとは異なりステンレスの器に入ってきます。麺は同じ全粒粉を使った麺で、当然と言えば当然でしょうがラーメンよりもつけ麺の方が麺の持つ素材感を十分に感じることが出来ます。つけダレはラーメンと同じ方向を持つ豚骨魚介味で、しっかりと旨味を含んだつけダレは美味しく、麺とも合っていました。卓上に置かれたにんにく鰹やカレー粉、山椒などで味の変化を楽しめますが、これらの調味料はつけダレに入れるよりも日本蕎麦と同じように麺にかけるのが正解だと思います。またカウンターの上にはIH調理器が置かれており、これの上につけダレの器を乗せることで、途中で冷めてしまったつけダレを再加熱出来るのです。ステンレスの器はこの為でもあるのでしょう。よくつけダレを温め直してくれるお店はありますが、忙しい時などそれを頼むタイミングをはかるのも難しく、そういう意味では自分で加熱出来るこのシステムは無粋といえば無粋ですが便利で良いと思います。ただこちらのラーメンのスープがしっかりと濃度があるものだけに、ラーメンの後にこちらを食べると正直つけダレに若干の弱さを覚えました。もう少し辛味なり酸味なりのフックをつけるとより旨味が際立つようにも感じました。

Rojir_2 しかしその若干の不満を吹き飛ばしてくれるのが締めの「鯛ぶぶ(写真)」(200円)です。「ぶぶ」とはぶぶ漬け、つまりはお茶漬けのこと。こちらでは鯛と鰯の二種類のぶぶが用意されています。つけ麺を食べ終わった頃合いに声をかけると、一膳分ほどのご飯と急須に入った出汁が出されます。この出汁で濃厚なつけダレを割ってそこにご飯を入れて食べるわけですが、いやもうこれが美味しいのなんの。まず鯛の香り豊かな出汁を注ぐところから心躍ります。繊細な鯛の旨味が、つけダレの豚骨と節系の強い旨味と見事に混ざり合い、それをご飯と共にしゃくしゃくと啜る。つけ麺の締めでぶぶを食べているのか、このぶぶが食べたいからつけ麺を頼むのか、なんだかどちらが主役だか分からなくなるほどの存在感です。こちらの店に来たら必ずや注文していただきたい逸品だと思います。

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Rojiラーメン:つけ麺やろぉじ
京都府京都市左京区田中大堰町168-1
075-724-3233
11:00~15:00,18:00~21:00
不定休

Wednesday, 15 April 2009

中華そば高安@一乗寺

Tkysc_2乗寺界隈に数あるラーメン店の中で「天天有」に次いで好きなお店はどこかと言えば、多分「中華そば高安」ではないかと思います。以前は裏通りの小さなお店でしたが、2006年に広い通りに移転してお店もお洒落になり、随分と大きくなりました。スタイリッシュな外観とオレンジを基調にした店内はまるでカフェ。白い椅子はどれもデザインに優れており、以前の店を知っている人からすれば余計の驚きではないでしょうか。それでいて店頭に赤提灯を掲げてあるあたりのバランス感覚がたまりません。席数はこの広さの割には24席と以外に少なめ。その分ゆったりとした作りになっているわけです。大きな液晶画面にはなぜか「ハクション大魔王」が流されています。

 夜も11時を回っていましたが、店の外に10名以上の待ちが出る盛況振り。場所柄学生が多く並んでいますが、時折サラリーマンのような方も一人で並んでいたりします。また移転後は家族連れが増えたようにも思います。ホールスタッフの方たちは皆ヘッドセットをつけてインカムでやりとりをしています。回転も悪くなく比較的早く中に通されました。メニューは「中華そば」(600円)「チャーシューメン」(750円)が基本ですが、人気が高いのが「スジラーメン」(700円)です。しかしスジは杯数に限りがあるので当然この時間にはもうありません。そこでこの日は「中華そば」と人気のサイドメニュー「からあげ3コ」(350円)を選びます。ちなみにラーメンにからあげ3コ、ごはんで「からあげ定食」(950円)となりますので、結果としてはご飯がサービスにもなります。またご飯は好きな量で注文することが出来ます。さらに卓上には「にらごま」などが自由に食べられるようになっています。このあたりのコストパフォーマンスの高さも学生に受けているポイントかも知れません。

Tkysm 程なくして運ばれて来た「中華そば(写真)」は、お店がいくらスタイリッシュになろうとも、以前と変わらぬ双喜文に龍が描かれた丼に入って来ます。この変わらぬビジュアルが嬉しいです。丼は小さめですが量はしっかりとあるので普通に満腹感が得られます。特にご飯やからあげも一緒に食べていればまったく問題ないでしょう。スープは白濁の鶏、豚骨ベースのもので、これは京都の特徴ですがカエシがかなり甘めです。いわゆるもったりとした粘度はありませんが、油分も粘性もあり濃度も高いです。しかしざらつきなどはなく非常に飲みやすい。そこに低加水の細ストレート麺がしっかりと絡んで来ます。麺の茹で加減も硬過ぎず柔らか過ぎず。ざくっともちっとした食感が良いです。美味いラーメンの場合は麺とスープだけで間違いなく成立しているわけですが、このラーメンもそれの見本のような一杯です。思わず後を引くラーメン、手が止まらないラーメンとでも言いましょうか。もちろん薄いながらも何枚も入っているチャーシューも美味しいですし、割と大きめに切った葱も効果的。しかし印象として残るのはやはり麺とスープなのです。だからまた足を運びたくなる。

Tkysk_2 そしてもう一つ、また足を運びたくなる理由となっているのが「からあげ(写真)」です。まずその大きさに驚きます。男の人でも2口では食べられないような大きさのモモ肉からあげが3個。軽くカレー粉もまぶしてあり、どことなく懐かしさも感じる味わいです。これはモダンな店舗に掲げられた赤提灯しかり、臭みがない白濁スープの中華そばにも通じることですが、決して古い味ではないのですがどこかに懐かしさがあるのです。ちなみにこのからあげはテイクアウトも可能です。食べ残したものも袋に入れてくれるサービスがあります。

 ホールスタッフも充実しており、オーダーの通りも早くオペレーションも乱れなし。接客も非常にハイレベルで心地よく、快適に楽しい食事の一時を楽しむことが出来ます。この規模のお店でここまでしっかりしているお店はなかなかないようにも思います。そして価格も非常に良心的。これが流行らない理由がありません。一乗寺に来るとこの店と天天有に来てしまうので、なかなか他の店に行けません。

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Tkysラーメン:中華そば高安
京都府京都市左京区一乗寺高槻町10
075-721-4878
11:30~15:30,18:00~24:00
月曜,毎月28日定休他、不定休あり

Tuesday, 14 April 2009

天天有本店@一乗寺

Tty2福菜館と並んで、やはり京都のラーメンと言って欠かせないお店が一乗寺の「天天有」です。僕にとって京都の朝が新福で始まるように、京都の夜は天天有で終わります。この天天有がある一乗寺周辺は大学が近いこともあり、ラーメン店が数多く建ち並ぶ正に激戦区。天天有はその激戦区を牽引する老舗格のお店ですが、本当に最近は近隣にラーメン店が増えました。何しろ2006年秋には天天有の真隣に、ラーメン二郎出身の店主が営む「ラーメン荘夢を語れ」というお店が出来たほど。これだけ周辺にラーメン店が建ち並ぶ一乗寺界隈はラーメン好きにとっては連食に向いていると言えばそうですが、あまりにも近隣に集中し過ぎているのでインターバルが取り辛いほど。しかしこれだけお店が出来ても天天有の前には相変わらず行列が出来るのですから流石です。

 この日も夜の9時過ぎに行きましたが、相変わらずの行列振り。しかしこちらのお店は回転が早いのでスムーズに中に入ることが出来ます。また店の外にいる時にメニューも配られるので時間のロスを防ぐことが出来ます。こちらのメニューは基本的には至ってシンプル。「中華そば」と「チャーシューメン」しかありません(他に半玉のお子様ラーメンもありますが)。ただオプションがいくつか用意されておりカスタマイズが可能になっています。カスタマイズ出来る項目は結構あって、まず麺の形状をストレートか平打ち麺から選ぶことが出来、麺の硬さも選べます。さらにタレの濃さ、背脂の多さも増やすことが出来ますし、葱の量も増量が可能です。また通常の中華そばよりもチャーシューを減らして、代わりに煮卵または温泉卵を乗せることも出来ます。これらすべてが通常の料金内で可能になるのです。その他、1玉半の中盛りにしたい場合には50円の追加となります。

Ttym 僕がいつもこちらで頼むのは「中華そば並葱多いめ(写真)」(600円)です。麺やタレ、油などはすべてノーマルのママで、葱だけを「多いめ」にします。「多め」ではなく「多いめ」というのがこちらの言い方なのですね。個人的にはラーメンの薬味ネギというのはあまり好きではないと言うか、猫も杓子も葱ネギねぎというのは如何なものかと思っているのですが、こちらの葱は京都ならではの「九条葱」。この九条葱には意味があるというか、この葱がなければ京都ラーメン、少なくとも天天有のラーメンは成立しないと言ってもいいほど、重要な構成要素になっていると思います。白葱の持つ独特な滑りや香りがなく、青葱ならではの食感と味わいはこの店のスープに欠かせない存在です。

 濃厚で粘度のある白濁スープに甘めの醤油ダレがこの店の特徴。そこにストレート麺がよく絡みます。スープは濃厚でありながら後味にしつこさがなく、コクと深みを感じる味わいです。甘めの味付けがクセになります。そこに増量した九条葱が実に合うのです。麺と絡むとまた一層美味しい。チャーシューも通常の中華そばにも関わらず結構乗ってきます。少々小振りの丼ではありますが、十分満足出来るボリュームです。味の好みは十人十色でしょうが、これだけしっかりと作っているラーメンを600円で提供しているのは立派だと思います。最近になって四条烏丸などいくつかの場所でチェーン店を出店されていますが、コンセプトが異なると言いますかやはり本店とは別物。ですので、やはりここは本店をお薦めしたいと思います。

 しつこ過ぎず、かつストレスもなく、店主さんはじめ、お店の方達の過不足ない接客も実に良いのです。周辺に出来た店もいつも気にはなるのですが、やはりここへまず足を運んでしまう。僕にとって天天有とはそんなお店なのです。

 ちなみに、京都にはなかなか行けない!という方には宅配で天天有の味が楽しめる通販もあるようです。一つは「京都ラーメン天天有(2食入)」で、もう一つは>「京都ラーメン天天有(3食入)」。違う会社から出ていますので、食べ比べてみても面白いかも知れません。

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Tty1ラーメン:天天有本店
京都府京都市左京区一乗寺西杉ノ宮町49
075-711-3255
19:00〜翌2:30
18:00〜翌1:30(日祝)
水曜定休

Monday, 13 April 2009

鳥岩楼@西陣

Toriiwaro2都は鰻同様、美味しい親子丼を出す店も非常に多いのです。というよりも、やはり長年都だった場所だけに何でも美味しいものが揃っているという方が正しいのかも知れません。老舗で出す伝統の親子丼から最近オープンしたお店の新作まで、観光客のみならず地元の人からも人気を集める親子丼が数多く存在します。かく言う僕も京都でお昼を食べようという時に、親子丼を思い浮かべる率は非常に高いです。

 僕が最初に京都で親子丼にはまったのは、やはりご多分に漏れず祇園下河原通りにある老舗「ひさご」でありました。こちらで親子丼と山椒の相性の良さを知りました。それからというもの美味しい親子丼を求め京の町を食べ歩き。今のところ僕が好きでお薦めの親子丼をいくつか挙げると、烏丸押小路上ルにある唐揚げをとじた親子丼が味わえる「とり安」に、西陣の鶏料理店「鳥よし」や、名店「鳥彌三」が手掛ける新業態「鳥彌三あざみ」などいくつもありますが、中でも店の雰囲気も含めてお薦めしたいお店が、西陣の鶏料理店「鳥岩楼」です。

 こちらは濃厚な鶏白濁スープが自慢の水炊き専門店ですが、お昼の12時から14時の2時間だけ親子丼を提供しています。築百年を越える数寄屋造りの町家を使ったお店は、聞けば町家を改装したお店の先駆なのだとか。店に入るとお店の人に親子丼かどうかを尋ねられます。親子丼の客は人数を告げて中庭の脇を通り二階へと通されます。二階は大小いくつもの部屋が繋がっていますが、大きな広間になっていて窓の下には小さな中庭が広がります。町家を使っている風情あるお店なので、週末などは観光客、特に外国人の方が多かったりします。そこに小さな座卓が並べられていて、混んでいる時などは相席になることもあります。二階はすべて親子丼のお客さんなので、当たり前ですが皆で同じ親子丼を食べている光景が広がります。

Toriiwarom 程なくして絶品の「親子丼(写真)」(800円)が到着。まず丼に蓋があるのがいいですね。最近では蓋がない丼物が多いですが、出前と違って確かに厨房からすぐ出てくるわけですから、蓋などなくても温度は冷めないのでしょうけれど、本来蓋があるものならば蓋を乗せていただきたいですし、そもそも丼の蓋を開けるという行為そのものが楽しいではありませんか。ふるふると柔らかくとじられた玉子の上に鶉の卵も割られてきます。丼は結構小振りなのですが底が深く見た目よりもボリュームがあります。こちらの親子丼は京都でも屈指の濃い味つけといいましょうか、甘味も強くてタレの味が非常に濃く出ているバランスです。ですので鶉の卵を崩しても無駄な抵抗と言いましょうか、それほどまでに具の味が濃いです。鶏肉もしっかり味がついているにも関わらず硬過ぎることもなく、いい火加減で乗ってきます。山椒が強めに効いていますがむしろこのくらいのバランスの方がちょうどいい。タレも多めにかかっていて、吉野家で言うところの「つゆだく」に近いものがあるわけですが、どちらかと言えば下品にかき込んで食べるのが丼物の醍醐味なわけで、こちらの親子丼はいい意味で下品な感じがしていいのです。そして鳥岩楼自慢の鶏白濁スープも添えられてきます。こちらは逆に塩分なども抑え気味で出汁本来の味が楽しめます。このスープを飲ませて夜の水炊きにも誘導するというなかなかの作戦でもあります。

 ひさごなどがある東山、祇園界隈と比べて、西陣は比較的人も少ないエリアですし、他の店のように色々なメニューがあるのではなく親子丼のみですので回転も良いので、ひさごほど行列することもなく割とスムーズに入ることが出来ます。ひさごももちろん今でも大好きなお店で、おそらく親子丼では一番食べているお店ではないかと思いますが、町中の喧噪からちょっと離れた、京の風情ある町家でいただく鳥岩楼の親子丼。このシチュエーションがある分、ひさごよりもお薦めしたくなってしまうのです。

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Toriiwaro和食:鳥岩楼
京都府京都市上京区五辻通智恵光院西入ル五辻町75
075-441-4004
12:00〜20:00
※親子丼は12:00〜14:00
木曜定休

Sunday, 12 April 2009

う桶やう@祇園

U2日が落ちる黄昏時に祇園界隈を歩いていると、茶屋へ向かう舞妓さんや芸妓さんの姿とすれ違います。特に白川沿いや花見小路ですれ違うと、実に風情があっていいものです。特に幕末の志士たちも通ったという由緒正しきお茶屋さん「一力亭」のあたりから花見小路を建仁寺の方へ下って行く道は観光客も多く、舞妓さんが歩いていると写真におさめようとする光景が見られます。これもその背景となる町並みが実に京都らしいからでしょう。そんな舞妓さんが歩く昔ながらの町並みには数々の町家が立ち並びます。今では町家を使ったお店は和食だけではなく洋食やカフェなどもあり、さらには食器屋さんやブティックなどもあります。昔ながらの建物を気軽に楽しめるようになっているのですね。

 ところで僕は根っからの鰻好きなのですが、実は京都には鰻の美味しいお店が数多くあり、鰻好きにはたまらない町でもあるのです。中でも僕が好きなお店をいくつか挙げると、きんし丼で知られる新京極の老舗「かねよ」に、祇園で百年近く続く老舗「ぎをん梅の井」、そして嵐山の名店「廣川」など挙げ出したらきりがありませんが、そんな中、京の古い町家を活かした風情のある鰻屋さんがあります。先ほどの花見小路を四条から下って一本西の裏筋は、町家を活かした料理店などが数多く集まっている筋なのですが、その筋の一角に知らないと素通りしてしまうくらいひっそりと佇む小さなお店、そこが「う桶やう」です。一番上の写真がその筋の写真なのですが、なかなか痺れる素敵な雰囲気でしょう。こちらのお店は何年か前に初めて知って足を運んで以来すっかり気に入ってしまい、もう何度となくお邪魔するお気に入りの鰻店の一つになりました。このお店は新京極、花遊小路にある江戸焼の老舗「江戸川」の支店で、本店の料理長でもある小磯さんは、僕の好きな南千住の「尾花」でも修業経験のあるベテラン。時々こちらのお店にも立たれています。

U3 一間ほどの狭い間口の店に入るとすぐ左に調理場が見え、そこからは香ばしい鰻を焼く香りが溢れています。そして店の中にはいくつもの手桶が並べられています。細い階段を上に上がっていき風情のある二階で鰻を頂きます。ちなみに鰻は関東と関西で調理法などが違いますが 、ここの鰻は関東風、こちらで言うところの「江戸焼」です。 開きも関西のように腹開きではなく背開きですし、素焼き後の蒸しもしっかりとします。 こちらでは鰻の蒲焼、鰻重など数多くのメニューがありますが、もし複数名でこの店に来られるのであれば、ここはやはりこの店の名物でもある「う桶」を食べていただきたいところです。

U1 この店名物の「う桶」とはその名の通り手桶にご飯と鰻が入ったもの。おそよ3人前の小から5人前の大までありますが、この日は2人で「う桶小(写真)」(7,870円)を堪能しました。良質のコシヒカリをタレでしっかりまぶしたご飯の上に、人数分の鰻の蒲焼きが敷き詰められたビジュアルは圧巻です。あまり上品な育ち方をしなかった僕としては、お腹いっぱい鰻を食べたいという下品な考えをいつも持っていますので、普段も鰻重は一番大きなものを頼みますし、中入があるなら間違いなくそれを選ぶわけですが、その想いをかなえてくれるのがこの「う桶」なのですね。もちろん一人でこれを食べるわけではありませんが、このビジュアルこそが求めていたビジュアルなわけです。そしてこれを杓文字で取り分けて皆でわいわい言いながら食べる楽しさがまたいいのです。ふっくらとした鰻は柔らかくそして香ばしく、タレは甘過ぎることもなければ辛過ぎることもなくいい塩梅で、ご飯にしっかりとまぶしてあるのでご飯だけ食べても美味しいです。

 古き町家の雰囲気を味わいながら手桶に入った絶品の鰻を頬張る至福の一時。そしてお腹いっぱいになった帰り道、夜の花見小路をぶらり散歩するのもまたいいのです。こちらのお店はお昼も営業していますが、この雰囲気を味わうならやはり夜がお薦めです。ぜひ大切な人と足を運んでみてください。

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U4_2鰻:う桶やう
京都府京都市東山区祇園西花見小路四条下ル
075-551-9966
12:00~14:00(LO),17:00~21:00(LO20:30)
月曜定休

Saturday, 11 April 2009

新福菜館本店@京都

Sakura_2の週末、ふと思い立って京都に桜を観に行って来ました。果たして京都という場所はふと思い立って行くような場所なのかとも思いますが、本当にふと思い立って行ってしまったのです。それは金曜深夜のことでありました。翌日からの土日をどう過ごすか、せっかく休日ETC割引があるのだから、一度くらいはどこか行けるところまで行ってみようかと。とは言えつい先日箱根に旅に行ったばかりですし、まぁ関東から日帰りで行けるところはないものかなどと、ネットで色々と検索をかけておりました。その時にふと見つけてしまったのが「京都で桜が満開」というニュース。京都、京都…、京都かぁ…。さすがに京都は遠いよなぁ。

 ご存知の方も多いでしょうが、僕は根っからの京都好きで毎年のように遊びに行くのですね。しかし向こうではいつもレンタカーを借りて動いていますが、京都まで車で行ったことなどはありません。一度はマイカーでも来てみたいなとは思っていましたが、実際にどのくらいの距離なのかも把握していませんでした。そこで地図や高速のルートを確認してみると千葉から京都までおよそ600kmの距離がありました。これまで600kmなどという距離を一気に走ったことはありません。それはさすがに無理だよなぁと思いつつもちょっと計算してみますと、仮に時速60kmで走り続けても10時間。しかし実際には高速しか使いませんので平均時速100kmとして6時間。そう考えているうちに何だか行けそうな気がして来ました。というよりも気分はもうすっかり京都になっています。たださすがに長時間ドライブして向こうで観光して帰って来るのでは寂しいし体力も持たないだろうと、浮いた高速代で安いビジネスホテルをネット予約して(余談ですがこのホテルの隣は今話題のこちらの某財団法人でした)、寝るつもりだったパジャマを服に着替えて明け方4時前、愛車に飛び乗り一路京都へとロングドライブを決行しました。途中3度程休憩を挟み、1回は30分ほどの仮眠も取りましたが、無事におよそ7時間後の午前11時には京都に入りました。

 東名東京料金所から名神京都南インターまで1,650円。割引するって言ってるんですから安いのは当たり前のことではありますが、料金所を通過してこの表示を見た時はちょっと感動です。逆に言うとこんなに安くしなくてもいいんじゃないのかなぁとも思いました。ただでさえ車を持たない方にはメリットのない施策なのですし、近場に行っても遠出しても一律料金というのもバランスが悪過ぎるような気もします。さらには大都市近郊エリアはまた計算が異なるややこしさもありますし、いっそのこと一律土日は高速道路半額、とかの方が分かりやすいようにも思うのですが。少々話が横道に逸れました。

Shinpuku2 さて市内に入って真っ先に向かった場所はご存知「新福菜館本店」です。僕の京都の旅はいつもここから始まります。関東ですとやはり話題の新店などを追っかけてしまうわけですが、京都ではそもそもラーメン以外にも食べたいものがいっぱいありますし、そこで数少ないラーメンを食べる時にはやはり新店よりも馴染みのある老舗の味を食べたいと思ってしまうのです。これまで数え切れないほど京都には遊びに来ていますが、修学旅行や子供の頃の家族旅行はさておき、それ以外でこの店に来なかったことはないのではないでしょうか。そのくらいリピート率が高いお店が「新福菜館」なのです。創業60年余、京都屈指の老舗人気店はこの日も店内満席で、客足が切れることがありません。そして店内の活気あふれる声、いつ来ても変わらぬ雰囲気で迎えてくれます。この雰囲気の中で食べるからより美味しく感じるのですね。

Shinpukum こちらで頼むものは「中華そば並」(650円)と決まっています。見た目真っ黒の醤油スープはある意味関東的なアプローチの濃口醤油味ですが、醤油の香りとコク、そして豚と鶏の味わいが優しくかつ力強く広がるスープです。麺はもっちりとした食感のストレート麺で、スープを吸って色が醤油色になっていきます。スープをしっとりとまとうかのような食感がクセになります。薄く切られたチャーシューがたっぷり入り、このチャーシューは麺と一緒に頬張ると美味しいのです。そして何といっても京都といえば九条葱。たっぷりの九条葱はスープにいいアクセントを与え、薬味というよりも具としての存在感があります。一過性のブームのような味ではなく、何度食べても飽きずに美味しく食べられる、これこそ本物のラーメンであるように思います。

Shinpukur そして中華そばと一緒に必ず頼むのが「ヤキメシ」(500円)。中華料理店などの白いお米に黄色い玉子や赤い人参、チャーシューなどが入ったカラフルなものではなく、醤油色の艶やかなご飯はチャーハンというよりもヤキメシという言葉が実に良く似合います。厨房からは中華鍋をカンカンと小気味良く振るう音が常に聞こえてきます。普段あまりラーメンとご飯類を一緒に食べることはないのですが、こちらのお店ではこのヤキメシも頼まないと落ち着きません。実際お客さんのほとんどが注文する最強のサイドメニュー。サイドメニューというよりも、このヤキメシだけを食べに来るお客さんもいるほどなのです。支店にも必ずあるメニューではありますが、やはり本店がダントツで美味い。

 祇園白川沿いや先斗町の小料理屋さんや、町中を離れた料亭、あるいは親子丼や鰻などの老舗など、大好きな京都の食は色々ありますが、その中でも来る度に押さえておかなければならないポジションのお店がこちらの新福。ここでの食事を終えてようやく僕の京の旅が始まるのです。

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Shinpuku_2ラーメン:新福菜館本店
京都府京都市下京区東塩小路向畑町569
075-371-7648
7:30~22:00
水曜定休

Friday, 10 April 2009

ラーメン道Due Italian -ramen-do-@市ヶ谷

Do2V番組「ガチンコ!」の人気企画「ラーメン道」から生まれた人気店が、先月末に「立川ラーメンスクエア」から市ヶ谷に移転して来ました。2003年代官山で「ラーメン道ITALIAN」の創業以来、練馬や下高井戸に開業後、川崎にて「ラーメン道due Italian」を創業。立川でも人気を博した後に再び都心の路面店での開業ということになります。新しい店名は「ラーメン道Due Italian -ramen-do-」。赤を基調にした明るい雰囲気のお店に横文字の店名からは誰もここがラーメン店とは思わないでしょう。さらに店主の石塚さんはイタリアンで20年以上のキャリアを持つベテランシェフ。その上店名にもイタリアンの文字が踊っていればトマトを使ったようなラーメンを連想する方も多いでしょうが、「支那そば屋」店主佐野実さんの教えを受け、「佐野JAPAN」のメンバーでもある石塚さんが生み出す一杯は、イタリアン的ではなくしっかりとラーメンを感じさせる「支那そば」なのです。これまでの店で何度も食べていますが、実に僕好みのラーメンを提供して下さいます。また千葉にも何度も期間限定で出店されているのでそういう意味でも馴染みが深いお店です。

 オープン後早く来たいなと思っていながら、気づけば2週間近くが経っていました。お昼時ちょっと前、11時半過ぎにお店の方へ伺いましたが10席ある店内は満席で外にも数名の待ちが出る盛況振り。しかし回転は早く程なくして店内へと誘われます。ホールの女性の接客、動きがとても良いです。こういう人が一人でもホールにいると、その店の回転率やパフォーマンスは劇的に向上します。そして店に入ってすぐのところに券売機があります。メニューはこの店の看板メニューでもある「黄金の塩らぁ麺」(780円)の他、「醤油らぁ麺」(780円)や「森羅万象柿酢つけ麺」(850円)も揃います。両壁に面する形で配されたカウンターからは正面にある厨房が見渡せます。店主の石塚さんにご挨拶をして席に着きます。久々にお会いしましたがお元気そうで何よりです。第2の人生をラーメンにかけるという想いを店名のDue(イタリア語で2)という言葉に込めたという石塚さん。厨房での動きからはその想い、気迫が感じられます。そしてそういう店主が厨房に立つ店のラーメンが不味いわけがありません。

Dom_2 こちらでいただくのは当然看板メニューである「黄金の塩らぁ麺(写真)」です。相変わらず清廉なビジュアルがその味を期待させます。透明でありながらもその奥深さを感じさせる色味のスープは、まさに黄金と呼ぶに相応しい色合いです。深い名古屋コーチンの旨味が凝縮されたスープにまろやかな塩味が加わり、さらにコクのある鶏油が入ってきます。風味が立つ細ストレート麺はデュラムセモリナ粉をブレンドした「イタリア麺」。歯をしっかりと受け止めるコシのある食感と、程よいアシも持った素性の良い麺です。スープとの親和性も非常に高く、時間が経つに連れて食感が変わっていきスープも含んでいく変化が楽しいです。その反面麺が伸びるスピードも早いのであまりもたもたしていてはいけません。そもそもラーメンは時間が経つにつれてその味わいが落ちていく食べ物ですが、こういう繊細な性質を持った麺とスープの場合はなおのこと。

 麺とスープがしっかりしていれば、それはもうラーメンとしては成立しているわけです。これだけでも十分なのですが、石塚さんの非凡なところは他の具などの使い方というかバランス感覚ではないかと思います。まず中央に置かれた薬味の葱ですがかなり細かく刻まれています。まず中央に山で盛ることで薬味の入らないスープ本来の味を楽しむことが出来ますし、その後は崩しながら薬味の入ったスープも楽しめます。またその刻み方も薬味の存在感をあまり主張させない刻み方で、このくらいの小ささであればスープをすすった時でも自然に入ってきますし、麺とも絶妙に絡んできます。そしてさらにその上には生姜も乗せられていますので、さらに味の変化が楽しめます。また揚げ葱の量も本当に絶妙で、これ以上入れてしまっては香りが立ち過ぎてしまうし、これより少ないとその存在すら感じさせないし。穂先メンマも柔らかくスープに馴染みます。また青菜にも鶏油が少々含ませてあるのでしょうか、非常に味わい深いものでありました。またお好みでどうぞと勧められる「蜜柑胡椒」を後半に入れるとなかなか効果的です。蜜柑胡椒といってもいわゆる「柚子胡椒」のように皮と唐辛子を合わせて練ったものではなく、陳皮と胡椒を合わせたような粉末状の調味料です。生の柑橘類の皮だと香りが立ち過ぎて繊細なスープを殺しますし、かと言ってありがちな冷凍皮では風味が弱過ぎる。しかし陳皮のように乾燥していればスープを啜った時にだけふわっと香りと風味が入って来ます。無論年間を通じて供しやすいとか管理がしやすいなどの理由もあるのでしょうが、この使い方もお見事です。

 こちらは醤油もつけ麺もとても好みですので、また足を運ばねばなりません。さらには夏にはトマトを使った赤い「冷製イタリア麺赤」、冬には牛乳を活かした「白いらぁ麺」と、こちらはイタリアンの技を駆使した創作ラーメンを提供していくそうですから、それもまた足を運ばねばなりません。

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Do1ラーメン:ラーメン道Due Italian -ramen-do-
東京都千代田区九段南4-5-11
03-3221-6970
11:00〜15:00,17:00〜22:00
11:00〜21:00(土祝)
※スープ切れで終了
日曜定休

Thursday, 09 April 2009

なんつッ亭@渋沢

Nantsuまいぜベイビー!というキャッチフレーズでお馴染みの人気豚骨ラーメン店がこの「なんつッ亭」です。この店がラーメン好きの中で話題を集めたのはもう何年も前のことになりますが、秦野という東京から見れば遠い場所のしかも街道から奥に入った狭い路地裏にある店で、かの熊本の名店「好来」譲りの本格的な熊本ラーメンを出していると聞いて、当時九州豚骨特に熊本ラーメンが好きでラーメンの食べ歩きを始めた僕は、千葉から遠路遥々何度も足を運んだものでした。コクのある豚骨スープの上に浮いた真っ黒いマー油が印象的なラーメン。もちろんマー油の存在は知っていましたが、これほど全面に主張したラーメンは食べたことがありませんでした。そして食べ進めるうちに豚骨スープとマー油が混ざり合って深みが増していく味わい。これは確かに美味い。失礼を承知で言えばこんな場所にあるのがもったいない、などと思いながら味わったことを思い出します。

 その後インターネットから火が点いて、雑誌やテレビなどにもバンバン登場するようになり、雑誌のランキングでは1位を何度も獲得しました。さらにカップラーメンなども発売して一般的な知名度も急上昇。ご主人の古谷さんはテレビのラーメン番組などにも積極的に登場し、さらにブランド力を上げていきました。そして秦野からついに東京進出。品川のラーメン施設「品達」をはじめ、川崎、池袋と店舗を増やしていき、秦野の本店も裏通りから大通りに面した場所に移転して大きくしました。しかし、当然店主が厨房に立ちすべてに目を光らせていた当時を知る者としては、多店舗展開していくことによる味の劣化や質の低下に不安を感じます。特に豚骨ラーメン店はなおのこと。これまでも多くの店が凋落していく様を見て来ましたので、きっとなんつッ亭もそうなってしまったのだろうと正直寂しさがありました。というのも品川、川崎が出来た時に当然お店に伺ったものの正直物足りなさを覚えたのです。客というのは自分勝手なもので、自分の好きなお店はあまり手広くやらずに小さく変わらぬ味でいて欲しいと思うものです。ですので、本店が移転リニューアルしたと聞いた時、がっかりしたくないなという思いが強く足を運んでいませんでした。

 しかし今回の箱根の旅の帰り道ふと「秦野中井」の表示を見て、なんつのことを思い出し行ってみようと思いました。11時閉店ギリギリの時間でしたがお店に滑り込むことが出来ました。新しい本店は僕が知っているお店よりも大きく立派でしたが、もっとスタイリッシュな雰囲気かと思いきや意外にも以前の本店同様、どことなく雑然としたラーメン屋的な雰囲気がありました。厨房には白いTシャツを着た店員さんが、ホールには黒いTシャツを着た女性店員さんが、それぞれ忙しそうに動いています。そして声掛けも元気で活気があり、店長さんの指示も的確でオペレーションも実にこなれています。接客も非常にレベルが高く、しっかりと教育がされている印象です。何を取っても過不足がなく適度に心地よい。こういうお店が地元に根付いて流行るのです。実際閉店間際の時間にも関わらず店内はほぼ満席。後からお客さんも切れずに入ってくるのですから。

Nantsum しかし問題は味。あの頃の味を維持出来ているのか、それとも味は落ちてしまったのか。そんな期待と不安を胸に、本店では本当に久し振りの「らーめん(写真)」(700円)をいただきました。目の前に出て来たラーメンを見た瞬間、自分がこれまで抱いて来た不安は杞憂であったと確信。美味いラーメンは見ただけで分かるものです。まずスープがいい。しっかりと濃度があってカエシも主張しすぎないバランスで、豚骨の旨味をちゃんと感じさせます。そして油分、粘度もしつこすぎない程度にあります。さらにマー油も強烈に主張し過ぎることなく、スープの旨味を殺さぬようにかつ自分の主張も忘れることなく存在しています。さらに自家製のストレート麺の持ち上げの良さ。食感も良く風味もある美味しい麺です。これもスープとのバランスが非常に良い。見た目ワイルドで味わいも強烈な豚骨ラーメンなのですが、細かい部分に神経が注がれたバランス重視のラーメンであると思いました。

 かつてのお店時代と比べて何よりも驚いたこと。それは明らかに完成度が上がりレベルアップしていたということです。得てして味の記憶は美化されて残りがちですが、かつての味が大好きだった僕が前よりも美味しいと思ったということ、しかもある程度こちらの舌も鍛えられているであろう中でレベルアップしていると感じたということは相当なことではないでしょうか。他の支店は今どうか分かりませんが、少なくとも本店は豚骨ナンバーワンと言われるだけのことはあると感じました。味も接客も雰囲気もしっかりしていて実にいいです。おそらくまたきっとこの店へ僕は足を運ぶでしょう。

 心の中でうまいぜベイビーと小さく呟き駐車場に戻った時、その駐車場の片隅の壁にかつてのお店の時にあった懐かしい看板が掲げられていてちょっと嬉しくなりました。

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Nantsu2ラーメン:なんつッ亭
神奈川県秦野市松原町1-2
0463-87-8081
11:30~23:00(LO)
不定休

Wednesday, 08 April 2009

RESTRANT ROI@彫刻の森

Roi2根の洋食、フレンチと言えば5日の記事でも書いた宮ノ下の「富士屋ホテル」が有名ですが、その富士屋ホテル出身の方が創業したレストランが彫刻の森にあります。県外からもファンが訪れる創業半世紀を越える老舗人気店。それが「RESTRANT ROI(ロア)」です。旅番組や雑誌などでもかなり露出しているお店ですので、ご存知の方も多いお店ではないでしょうか。

 名門富士屋ホテルで学んだ創業者がこちらの店を構えたのは1957年と言いますから、今から50年以上も前のことになります。名門で鍛えられた職人が作る洋食の数々は温泉へやって来る観光客を中心に評判となり、いつしか人気店となって行きました。以前は町の喫茶店のような雰囲気の小さなお店でしたが、4年程前に新たな店舗が完成し、今では随分とスタイリッシュなレストランに生まれ変わっています。箱根の山の中に建つ真っ白な外壁が印象的なレストランは、外は箱根の山を見渡せるテラス席が、中に入れば天井が高く開放的な空間が広がります。スペースの割にテーブルが少なめなので、よりゆったりとした気分にしてくれます。

Roim2 フレンチを基本としたレストランではありますが、そこは観光地箱根ということもあって、パスタやピザ、サンドイッチといった軽食から数名でシェアして楽しむコースまで幅広くメニューを揃えます。中でもこの店でプッシュしているのが、足柄茶を食べさせて育てたというブランド牛の「足柄牛」。ステーキなどもありますが「足柄牛オムライス(写真)」(2,800円)をいただきました。最近流行のいわゆる「とろふわ」系のオムライスではなく、純然たる昔ながらのオーソドックスな薄い玉子でご飯が包まれています。中のご飯はケチャップライスではなく、塩胡椒で炒めて味付けしたもの。そこにカットが大きな足柄牛がゴロゴロと入っているのです。味付けがシンプルなだけに肉の美味しさが実感出来ます。そして見た目よりもご飯は多めに入っていてボリュームとしても満足感があります。

Roim1_2 しかし何といってもこちらの看板メニューは「ミートパイ」(3,000円)でしょう。テレビや雑誌などで何度となく紹介されている伝統のメニューは、その評判に違わず美味しい逸品です。バターの風味が強いサクサクとした香ばしいパイを切ると、中には熱々のドミグラスベースのソースと一緒に柔らかい牛肉がたっぷり。見た目少々小さく感じますがしっかり肉も詰まっているので、十分満足出来る分量かと思います。個人的にメインディッシュとしてパイを選ぶことはほとんどないのですが、こちらのミートパイは別。他にも魅力的なものがありますが、やはりミートパイを選んでしまうのです。ちなみにサラダ、スープ、パンまたはライス、デザート、コーヒーがついて来ます。

 富士屋の味を学んだ先代が作り上げた名物メニューを今に継ぐ二代目。パンよりもご飯に合う濃厚な味わいはまさに洋食。箱根の山にはフレンチよりも洋食が似合います。

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Roi1洋食:RESTRANT ROI
神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷520
0460-82-4720
11:30~21:00
火曜定休

Tuesday, 07 April 2009

箱根茶寮椿山荘@小涌谷

Hczsn涌谷温泉と言えば温泉ホテルや温泉施設などが揃う「箱根小涌園」が有名ではないかと思いますが、この小涌園を運営しているのが「椿山荘」などでも知られる「藤田観光」という会社です。その会社のルーツとも言えるのが小涌園ですが、その小涌園敷地内ユネッサン散策ゾーンにて、小涌園創業当初の建物を使用している日本蕎麦店がこの「箱根茶寮椿山荘」です。ここは元々藤田家の別邸として大正時代に建てられた立派な庭園を持つ日本家屋で国登録有形文化財建造物。現在は「貴賓館」という名前がつけられて、小涌園一帯を見下ろす丘の上に山王神社という小さな神社と一緒にあります。

 入口で靴を脱いで大正時代の香りが残る建物の中へ。庭が見える広間をはじめすべての客席は背凭れの高い椅子とテーブルの席になっています。一瞬ミスマッチとも思える純和風建築の空間に並ぶテーブルの光景が逆に大正ロマンを彷彿とさせます。蕎麦は単品がなく、どのお蕎麦も先付けと甘味が付いて来ます。基本の蕎麦は「冷蕎麦」(1,800円)ですが、こちらのお店では天城産軍鶏を使った一品も人気ですので、軍鶏スープや軍鶏の炒め煮などが組み込まれた「特選会席大文字膳」(3,800円)をお薦めします。

Hczs01 コースとしては「先付け」「天城産軍鶏のスープ蕎麦の実仕立て」「山の幸のお造り三種盛」「天城産軍鶏の炒め煮」「箱根汲み豆腐サラダ」「筍の土佐煮と菜の花」「冷蕎麦(写真)」「甘味」となります。これだけ出てきて3,800円というのはなかなかのコストパフォーマンスではないでしょうか。肝心のお蕎麦ですが、まずその艶やかで美しい表情に魅せられます。こちらのお蕎麦は北海道北竜町の蕎麦を使用しているそうですが、盛りは結構多めでしっかりと水で締められた食感の良いお蕎麦です。割合としては確認しませんでしたが、二八ではないでしょうか。また星はほとんど見えません。そばつゆは醤油の強い辛めのつゆで香りが良いです。なお、こちらのお蕎麦には薬味と共に生山葵が一本ついてくるのも嬉しいです。安土桃山時代の陶工にして楽焼の祖としても名高い長次郎作の鮫皮おろしと共に供される山葵を、円を描くようにおろして蕎麦につけてすすります。山葵と蕎麦の香りが鼻腔を抜けて至福の時に包まれます。

Hczs02 またこちらでもう一つお薦めしたいのが「箱根山天ざる」(2,000円)です。こちらは「よもぎ蕎麦(写真)」「野菜天」が一緒になった一品。この野菜天はその季節の旬の野菜を使っており、今の時期では春野菜で箱根の山で採れた山菜や筍などがたっぷり入っていました。天つゆは付いて来ずに塩でいただきますが、どの素材も旬の味がしっかりと出ていますので塩すらも要らないくらいでした。お蕎麦はよもぎがたっぷりと練り込まれていて、よもぎ独特の風味が香る山を感じさせるお蕎麦です。食感は田舎蕎麦のような食感とでも言いましょうか、食感に多少クセがありますが喉越しも良くなかなか後を引くお蕎麦です。箱根の暖かな春の日差しの中で、窓から見える庭園を眺めながら、春の息吹が感じられる天婦羅と一緒に味わうとまた格別です。温泉とセットでぜひ行ってみて下さい。

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Hczs_2蕎麦:箱根茶寮椿山荘
神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1297
0460-82-8050
11:00〜18:00(LO17:30)
無休

Monday, 06 April 2009

石狩いわぶち亭@御殿場

Fujisan根の山を抜けて乙女峠を越えると見えて来る富士の山とその裾野に広がる街並。御殿場には箱根からならば車で1時間もしないでたどり着けますので、箱根とセットで足を運ぶ人も少なくありません。かつては箱根に来た観光客の方達が「御殿場ファミリーランド」という遊園地に足を運びましたが、閉園してしまった今はその跡地に出来た「御殿場プレミアムアウトレット」目当てで皆がこの街を訪れます。かく言う僕も同じでこの日も箱根の山を越えて洋服やら食器やらの買い込みに来ているわけなのですけれど。ここのアウトレットは佐野のアウトレットと同じ会社「チェルシージャパン」が経営していて、三井など他のアウトレットよりも街並が綺麗で動きやすく、また入っているブランドが自分好みだったり品揃えも多くて好きなのです。若い頃ニューヨークで初めて行ってすっかりはまってしまったアウトレット「Woodberry Common Premium Outlet」に雰囲気が良く似ているのも好きな理由なのかも知れませんが、それもそのはずこのニューヨークのアウトレットを運営している「Chelsea」社が「チェルシージャパン」の親会社だということをつい最近知りました。かつてディズニーはディズニーランド招致合戦の時に、富士山が見えては世界観が損なわれるという理由で富士の裾野を候補から外しましたが、このプレミアムアウトレットは富士が見えても立派にニューヨークで感じた世界観を堪能出来ます。

 富士山を眺めながら広いアウトレットを歩き回ってお腹が空いたら、ちょっと街から離れて富士の裾へ向かいます。アウトレットからならば車でおよそ20分。富士に向かう山道にひっそりと建つ隠れ家のような一軒家で、知る人ぞ知る美味しい鍋を味わうことが出来ます。それが「石狩いわぶち亭」です。旧家を改造したお店はまるで田舎の家に帰って来たかのような雰囲気で迎えてくれます。別段古いレトロな雰囲気ではありませんが、アンティークの小物や民芸品などが置かれていて、生活感がありどことなく温かみがある雰囲気です。お店の方たちもいつも優しく出迎えて下さいます。アットホームな雰囲気という言葉はかなり手垢のついた言葉ではありますが、この店はまさにアットホームという形容が相応しい。初老の女性の優しい接客に癒されます。

Iwabuchi02 鰻の蒲焼きや蕎麦なども出してはいますが、こちらでお勧めなのは何と言っても、店名のついた「いわぶち亭御膳」(2,300円)です。30年以上に渡り愛されているこの店名物の「石狩鍋」と刺身、天婦羅などがセットになったお得なメニューです。刺身は普通の刺身も選べますが、やはりここはせっかくですから「御殿場馬刺し(写真)」を選びましょう。山くらげとクラゲの和えものなど先付の後に出て来る馬刺しは、さしの入っていない赤身肉ですが、臭みが一切なく味わうごとに肉の甘味が感じられます。

Iwabuchi01 そしていよいよ名物の「石狩鍋(写真)」がぐつぐつ言いながら登場します。一人前の大きさの鉄鍋が固形燃料の上に乗ってきます。中にはたっぷりの鮭の身と野菜、豆腐などが入っています。生鮭から煮立てるため鮭の旨味がしっかりと味噌仕立ての鍋に移っており、風味豊かでとても美味しい味わいです。また隠し味にバターが使われていて、味噌と見事にマッチしていて何とも言えないコクがあります。鮭の身は箸で持つとほろほろと崩れ、しっかりと味噌の味も染みていて白いご飯が進みます。

 食べている時にも鍋の状態を見に来てくれたり、お茶も継ぎ足すことなく新しいものに入れ替えてくれたりと、お店の方の心づくしが続きます。マニュアル化されていない、当たり前のもてなす心から生まれた接客はとても心地が良いものです。そしてこれだけ出て来て2,300円という良心的な価格も文句無し。アウトレット同様プレミアムな一時を楽しむことが出来ます。なお、平日夜は前日昼までに予約が必要とのことで、また週末夜も20時以降に行く場合には事前の予約がベターとのこと。場所が場所だけにパッと入ってくるような店ではないので振りの客はそうそう来ないのでしょう。ですから出来れば予約して行かれることをお勧めします。

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Iwabuchi和食:石狩いわぶち亭
静岡県御殿場市印野1416-1
0550-89-6473
12:00〜14:30(LO14:00)
18:00〜22:30(LO21:30)
※平日夜は前日14時までに要予約
水曜定休

Sunday, 05 April 2009

The Fujiya@宮ノ下

Fujiya04泉が大好きでよく出掛けますが、生まれてからずっと関東住まいの僕としては、やはり馴染みのある温泉地と言えばやはり箱根ということになります。父親も箱根が好きだったということもあり、赤ん坊の頃から我が家では年に何度も箱根へ旅行に来ていました。さすがに物心ついた幼稚園くらいからの記憶しかありませんが、新宿でロマンスカーを待つドキドキ感。そしてロマンスカーの特等席、最前列に座れた時の安心感。小田原を過ぎて徐々に箱根が近づき、箱根湯本駅で箱根登山鉄道に乗り換えるあたりで箱根に来たなと実感してきます。そして小さくてかわいらしい登山鉄道に乗り込むと、高揚感はさらに高まります。写真などでも有名な出山の鉄橋を過ぎ、大平台でのスイッチバックは最初は不思議で仕方がありませんでした。小学生の頃から一眼レフを持つようになった僕は、周りの皆が東京駅や上野駅でブルートレインを撮影していた時に箱根の山で登山鉄道を撮っていました。その頃から少々天邪鬼でレトロなものに興味がある子供だったようです。そんな思い出がいっぱいある温泉が箱根なのです。

 さて、箱根温泉と一言で言っても箱根にはたくさんの温泉郷が並んでいます。それこそ箱根湯本から終点の強羅まで登山鉄道の各駅ごとに温泉がありますが、その中でも一番馴染みがあって幼い頃から現在まで通い詰めている温泉郷が「宮ノ下温泉」です。江戸時代から箱根七湯の一つとして知られた宮ノ下温泉は、今からおよそ130年前の明治11年に開業した「富士屋ホテル」の登場から、湯治場としての温泉町からリゾート地へと姿を変えていきました。ジョンレノン、オノヨーコ夫妻、チャールズ・チャップリン、ヘレンケラーなどの著名人を始め、明治から昭和にかけて多くの外国人観光客がこの小さな温泉町に集まりました。どことなく他の温泉郷と違う雰囲気を醸し出しているのは、古くから国際リゾートとして積み重ねられてきたその歴史によるものでしょう。

 僕はこの宮ノ下温泉の中でも二大ホテルと言われた「富士屋ホテル」と「奈良屋旅館」が大好きでした。中でも「奈良屋」は山路家の常宿として年に何度も泊まっていた宿で、大人になってからも何度となく足を運んでいたものです。創業は1700年代初頭と、富士屋ホテルよりも遥かに古い歴史を持ち、箱根を代表する老舗旅館でありましたが、2001年に惜しまれつつ、本当に惜しまれつつその営業を終えてしまいました。諸行無常とは分かっていても、その時の僕の中での衝撃はものすごく、今でも悔しさや寂しさが募ります。それほど僕にとっては思い出深く、大切な場所だったのです。現在その場所には新たな施設として会員制のリゾート施設などという下らぬモノを建設中ですが、以前の場所からちょっと離れたところで奈良屋の子孫の方が「奈良屋カフェ」という形で、その歴史と想いを継承されています。現在宿泊棟を建築中とのこと、いつの日か泊まれる日を楽しみにしています。

Fujiya03 さて、そんなこんなで大好きな箱根への小旅行にまた行って来ました。ランチはもちろん大好きな「富士屋ホテル」のメインダイニングである「The Fujiya」です。昭和5年に建てられた木造のダイニングルームは登録文化財に指定されていて、高い天井には高山植物が描かれ、欄間には彫刻が施されていて実に趣深い空間になっています。そして窓から見える箱根の山々と明治建築の本館がノスタルジックな世界へと誘います。鍛えられたスタッフによるスマートで適度な緊張感のあるホールのサービス。こちらのフレンチは実に繊細で、かつどことなく大胆なアプローチもあり、一皿一皿を実に楽しませてくれます。それはランチでも変わらぬパフォーマンスを魅せてくれます。中でもおすすめなのが、月替わりのランチコース「レ・プリミュール」(5,000円)。こちらのコースでは地産地消をテーマにしていて、農業をこよなく愛する地元の若い農家の人たちが集まって結成された「箱根ファーマーズ」による新鮮な野菜たちをふんだんに使用しています。今月のメインディッシュは「柔らかな牛舌のデュクセル風味 プリミュールと二色のソースで(写真)」。柔らかくとろけてしまいそうな牛舌の食感と深い味わい。ムースや様々なスタイルで楽しめる新鮮な野菜たち。大変満足が出来るお値打ちコースだと思います。

Fujiya01 もちろんフレンチのコースも絶品なのですが、やはり富士屋と言えば天下無敵の「ビーフカレー(写真)」(2,400円)も食べなければなりません。天皇家御用達でもあるこちらのホテルで明治時代から受け継がれている伝統のカレーは、かの昭和天皇が幼少の砌から大好物という逸品。僕も幼少の砌から大好物、砌ってほど偉そうなものでもありませんが、いずれにしても皇族から庶民までが愛する味というのはなかなかありそうでないものです。1時間以上かけてじっくりと炒められた玉葱の甘味に、林檎や野菜の甘味、そして自家製ココナッツミルクのコクある甘味。湧き水で作った伝統のコンソメを加えて4日は寝かせるというカレーのルーは、どこまでもまろやかで香り豊か。優しいいくつもの甘さがスパイスの香りを閉じ込めてご飯を包み込みます。小麦粉でとろみがついた食感を持つ、ご飯にかけてこそ美味しい正に洋食としてのカレーです。卓上にはチャツネや薬味などが置かれ、自分好みの味にすることが出来ます。

Fujiya02 しかしどうせここまで来て食べるのであれば、ここはちょっと奮発してぜひスープ、サラダ、シャーベット、珈琲が付くコース仕立ての「カレー伝説」(4,700円)を食べていただきたいです。何しろスープには富士屋伝統の「コンソメスープ(写真)」(1,000円)がつけられるのですから。庭園の湧き水で作ったというコンソメは、どこまでも澄み切った琥珀色で味わいも洗練の極み。このレストランで何度このコンソメを頂いたか分かりませんが、いつも同じ感動を与えてくれます。このスープが伝統のカレーへのブレリュードとなり、満を持しての真打ち登場となるわけです。スープはコンソメの他に季節のスープも選ぶことが出来ますが、迷うことなくコンソメを選びましょう。ちなみにギャルソンにどちらがおすすめかを尋ねてみると、迷うことなくコンソメを進めてくれます。それほどこちらでは自信がある一皿なのです。

 ちなみに富士屋ホテルには、もっとカジュアルに使えるグリルレストラン「Wisteria」があり、そちらでも同じカレーを楽しめますが、内容も値段も変わりませんのでぜひ重厚感あるメインダイニングでご堪能頂きたいと思います。ちなみに重厚感があると言ってもきついドレスコードもありませんし、家族連れでも気軽に利用が出来ます。またサービス料と消費税は含まれていますので額面よりも安価だということになります。ちなみに「活伊勢海老カレー」(9,000円)なんて高いヤツはメインダイニングでしか食べられません。なお、ここは昼夜を問わず人気のレストランですので、事前に予約しておくことをおすすめします。予め顧客登録をしておくと宿泊や食事をインターネットで簡単に予約が出来るので便利です。

 箱根の山の中に建つ130年の伝統を持つホテルで長年受け継がれてきたビーフカレー。カレー好きならずとも必食のカレーと言える名作です。そしてその一皿をメインダイニング「The Fujiya」という素晴らしい空間で味わえる幸せ。僕にとって想い出が詰まったこの場所で食事をする時間というのは、何にも代え難い実に大切な至福の一時なのです。ぜひ皆さんも機会があればお立ち寄りください。

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Fujiyaフレンチ:The Fujiya
神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359
0460-82-2291
朝食7:30〜9:30
昼食12:00〜14:00(土日祝は〜14:30)
夕食17:45〜,20:00〜(予約制)
無休

Saturday, 04 April 2009

13湯麺@五香

Tonminm_10在発売中の千葉ウォーカー最終号はラーメン特集ですが、その中で千葉ウォーカー創刊10周年を記念したラーメンの創作競演が行われています。これまでの千葉ウォーカー限定ラーメン企画に参加して下さっている常連店から、新進気鋭の話題店まで10周年にちなんで10軒のお店に参加をお願いしましたが、「13湯麺」にも企画に参加していただきました。この店は2001年冬に開催された初の限定ラーメン冬の陣から参加して下さっている、常連中の常連店です。いい意味でラーメンという枠を壊した面白い限定を毎回創作して下さいますので、今回も期待が高まります。

 今回の創作ラーメンのテーマは「10」。千葉の食材を活かして「10」にちなんだメニューを創作するのがルールです。これはなかなか抽象的で難しいというか、10種類の何かを使うしかアプローチとしてはないと思うのですが、その10種類の何かを何にするかというのが、各店の腕の見せ所ではないかと思います。今回店主の松井さんが創作した一杯は「十全大補湯麺(写真)」(700円)という何とも仰々しい名前の作品です。これで「じゅうぜんたいぷーとんみん」と読みます。中国や台湾の食に精通していてメニューにもその影響が色濃く出ている松井さんですが、このメニューは昨年中国広州に食べ歩きの旅に出掛けた時に出会った「火鍋」にヒントを得て作ったのだそうです。

 しかし普通の方は一瞬聞き慣れないであろうこの「十全大補湯」という言葉。これは簡単にいえば漢方の処方のことで、シャクヤク、ニンジン、カンゾウなど10種の素材をブレンドしたもので、食欲不振や貧血などに効果があるのだそうです。これを台湾などではスープを煮込む時に使っているのだそうですが、僕も台湾が好きで何度となく足を運びましたが、言われてみれば確かに「十全大補鍋」などの文字を町中で見ることが出来ました。まさに医食同源という言葉がピッタリと来るこの「十全大補湯」を活かしたのが今回の松井さんのラーメンなのです。

Tonmin_oil では台湾と同様にそれらの素材でスープを取っているのかといえばそうではなく、松井さんはこの素材を使い白絞油でスペシャル香味油を作ったのです。聞けば本土広州の特級料理長直伝のレシピなのだとか。得てして漢方というかこの手の素材はスープとして煮込めばうま味や香りとともに嫌なえぐみというか、クセが出て来て食べ辛くなることが多いのですが、油にしたことで素材の香りだけが見事に移って、妙なクセが味としてはあまり出てこないのですね。この油が相当の実力で、ぶっちゃけこれを浮かべれば何でも美味くなってしまうのです。実際レギュラーメニューの「湯麺」の鶏油をこれに変えただけでもエスニック湯麺に早変わりして、新たなコクと香りが足されてインパクトあるラーメンになりましたし、そもそも台湾の沙茶醤を使っている「光麺」との相性の良さについてはあらためて書く必要もないでしょう。

 今回の限定ラーメン「十全大補湯麺」ではその言わば特製「十全大補油」を使い、野菜を炒めてラーメンの上に乗せたいわゆる「タンメン」に仕上げてあるのですが、これが美味しくないわけがありません。松戸産の新鮮な無農薬、減農薬野菜をたっぷりと使用し、中国四千年の歴史をベースにした特製香味油で炒めます。シャキシャキとした食感の野菜は香ばしさを与え、その香ばしい香りと薬膳素材の深い香りが一体となり、湯麺の丸鶏スープに新たな表情を加えています。そして地元松戸金ヶ作の朝採り卵を割ればまろやかなコクが加わり、それまでのどことなく爽やかさを持ったスープが違った味わいに変化します。丼から最初に立ち上がる薬膳素材の香りと、それを後から鶏の香りが追いかけます。しなやかな食感の自家製麺を引き上げればふわっと野菜の香りも広がります。とりあえず4月13日までの限定メニューですのでラーメンフリークの方はもちろんですが、野菜好き、タンメン好きの方もぜひ早めに行ってみて下さい。またこの香味油には相当な原価がかかっているそうですが、そこをなんとかしてぜひレギュラー化していただきたいと熱く要望しておきました。それほど美味い一杯です。

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13ラーメン:13湯麺
千葉県松戸市常盤平5-17-4
047-389-0064
18:30~翌1:00※スープ切れで終了
不定休

Friday, 03 April 2009

プロ野球開幕!

G2ロ野球がいよいよ本日開幕。先日のエントリーにも書きましたように、僕は生粋の巨人ファンだったりします。というわけで、この日も東京ドームへ足を運んで開幕戦を観戦して来ました。野球はいつ観ても楽しいものですが、やはり開幕戦の雰囲気というのは一味違います。選手も観客もビールを売り歩く女の子たちも、皆一様にどこかわくわくしているような。毎年のように開幕戦には足を運んでいる僕ではありますが、何度来てもこの独特の緊張感と高揚感はたまりません。

 そして開幕戦ならではのお楽しみが「国歌斉唱」と「始球式」。以前はポピュラー歌手やアイドル歌手が歌ったり、始球式もタレントがほとんどでしたが、ここ数年の東京ドーム開幕戦は、国歌斉唱は声楽をきっちりと学ばれたプロの歌手、始球式は他スポーツで活躍する選手というのが定番となっています。やはり国歌斉唱は厳粛な儀式ですので、しっかりと歌える方がやるべきだろうと思います。今年の国家斉唱はオペラ歌手の坂本朱さん、始球式はモーグルの上村愛子さんでした。日本を代表するメゾソプラノ坂本さんの艶やかで伸びのある歌声は心洗われるものでした。

G3 開幕戦は広島との戦い。先発のグライシンガーが今一つで初回にいきなり点を取られましたが、小笠原、ラミレスのアベック弾で逆転。V3に向けてさい先の良いスタートかと思いましたが、やはりその後グラが崩れてしまい、結局負けてしまいました。しかしメークレジェンドを達成した昨シーズンも開幕から5連敗でしたし、ゲンを担ぐ意味では開幕負けて良かったのかもしれません。いずれにしても今年もプロ野球が開幕。試合経過が気になる日々がまた始まります。

 ちなみに今日球場内で食べたのは試合に勝つ、にちなんでカツサンド。ご存知「万世」の定番「万かつサンド」を食べました。これはドーム内の弁当店で販売されていますが、意外に知られていません。柔らかいトンカツにソースがしっかりと染みたパン。カツサンド好きの僕にとっては「まい泉ヒレかつサンド」と共に好きな、永遠のアイテムであります。しかし本当は万世のレストランでステーキやハンバーグなどと共に注文するのがベスト。出来立ての万かつサンドはそれはもう美味しく、熱々サクサクしっとりで絶品です。

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G4カツサンド:万世ドーム内売店
東京都文京区後楽1-3-61東京ドーム内
野球開催時のみ営業

Thursday, 02 April 2009

千葉ウォーカーありがとうの宴

1126558362_33日も書きましたが、千葉の情報を10年にわたり発信し続けてきた情報誌「千葉ウォーカー」(角川マーケティング)が3月をもって休刊ということになり、これまで同誌に関わって来たスタッフ、関係者一同が集まる「千葉ウォーカーありがとうの宴」が、舞浜の「サンルートプラザ東京」で催されました。僕もお呼ばれしましたので参加して来ました。

 創刊時の編集長から歴代編集長、編集部員の皆さんも顔を揃え、懐かしくもあり楽しくもあり、そしてちょっと寂しくもある集まりでした。僕は外部からこの雑誌に携わってきた人間ですが、創刊2年目から参加していましたので、気がつけば今の編集部員の方よりも古株だったりしますので、なかなか感慨深い集まりでありました。初めて僕に声を掛けてくれた編集の方にも久し振りに再会出来ましたし、長年一緒にチームを組んできた編集やカメラマン、ライターの方達とも想い出話に花を咲かせながらも、次の展開やビジョンを共に語り合いました。何かの歌詞ではありませんが、サヨナラは別れの言葉ではなく、それぞれの横の繋がりがまた結ばれて、一人一人の新しい仕事へのいいキックオフミーティングになったようにも思います。

 なお、千葉ウォーカーとしては残念ながらこれで休刊となりますが、今後は「街カドWalker」として千葉県内の情報を定期的にムックなどで発信していく予定ですので、今後ともどうぞおつきあい下さいませ。これからもよろしくお願いいたします。

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■雑誌:千葉ウォーカー(角川マーケティング)390円

Wednesday, 01 April 2009

美味とはずがたり、始めます。

Hediard日4月1日より、「美味とはずがたり〜フードジャーナリスト山路力也ブログ」という名のブログを正式公開致します。2年半もの長きにわたり休止していたブログですが、ようやく重い腰が上がってと言いましょうか、また再びブログに取り組んでみようと決意した次第です。4月1日だからと言って、嘘じゃありません。

 何が正式公開かと言えば、実は当初2月の千葉拉麺通信開設9周年の記念に立ち上げようと思い、今年の元日より秘かに更新作業と公開は行っていたのです。しかし何しろブログを書くのは2年半振りということもあり、どのくらいのペースで書けるものなのか、またネタについてはどうなのか、などとリハビリ半分、試行錯誤を重ねているうちにあれよあれよと2月はおろか3月も過ぎてしまったという次第なのです。このままでは永遠に公開出来ないぞということで、えいやっという気持ちでここに正式公開する運びとなりました。

 これまでのブログとどこが違うのかと言えば、簡単に言えばこれまでの「千葉ラーメンオンリー」の枠を外そうかということなのですが、これまで千葉のラーメンについて語っていた「千葉拉麺ブログ」と、主に友人向けにパーソナルな駄文を連ねていた「ヤマジブログ」という2つのブログがあったわけですが、その2つを統合してみようという試みなのですね。テーマとしてはもちろんラーメンのエントリー、とりわけ千葉ラーメンについての記事が多くなるとは思いますが、基本的には食全般をメインのテーマに据えてあとは日常のこと、趣味のことなども含め雑多に書いていければと思っている次第です。なお、このブログを始めるにあたっての所信表明はこちらのページにだらだらと書いてありますのでご笑覧下さい。またブログを始めようという経緯などについては最初のエントリーに長々と書き連ねてありますので、お暇でしたらご覧くださいませ。

 とりあえず溜め込むことも多々あるとは思いますが、原則的には1日1エントリーで毎日書いていければと思っております。ですので、実はこの新しいブログにはすでに1月から3月までの約3ヶ月分、90本ほどの記事がアップされています。どうぞ時間潰しにでも少しずつ読んで下さいませ。もちろんコメントやトラックバックなどもお待ちしております。また各ブログランキングにも参加しておりますので、ぜひそちらの人気投票にも毎日投票いただけると励みになります。日々是更新。人気ブロガーと呼ばれるように頑張りますので、千葉拉麺通信同様にこちらもよろしくお願いいたします。

 というわけで、今日のエントリーはこれで終わらせてもいいのでしょうけれど、一応食べ物のブログですので食の話。珈琲や紅茶も結構好きな僕ではありますが、紅茶で好きなメーカーの一つがフランスにある老舗グローサリー「HEDIARD」の紅茶です。初めてパリに行った時にすっかりはまって、今では欠かせないアイテムとなりました。日本では伊勢丹が取り扱っており、都内だと新宿、近県だと松戸や東浦和、府中などで購入が出来ます。

 パリのマドレーヌ広場の一角に佇むHEDIARDは、一歩店内に入ると宝箱のような楽しさに溢れています。昼にここでパンやチョコなどを買い込んで夜ホテルでお茶をする、というのがパリでの定番になっています。パリの老舗グローサリーとしては同じくマドレーヌ広場でHEDIARDの斜向いに建つ「FAUCHON」の方が有名かも知れませんが、歴史はHEDIARDの方が古いのです。どちらも大好きなお店ではありますが、店の雰囲気や商品の品揃えなどでHEDIARDの方がツボにはまりました。また日本で友人にプレゼントする時などにも、知名度のあるFAUCHONよりもHEDIARDの方が珍しく喜んで貰えるのでよく使います。

 フランスの歴史あるグローサリーの紅茶を、デンマークの由緒正しきカップでいただく至福の時。そしてその横にお茶請けとして置かれているのは銚子電鉄の濡れ煎餅。このアンバランスさがとてもたまらない午後の一時なのです。

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Hediard2紅茶:エディアール
東京都新宿区新宿3-14-1伊勢丹新宿店本館B1プラ・ド・エピスリー内
03-3341-5574
10:00~20:00
無休

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