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Friday, 10 April 2009

ラーメン道Due Italian -ramen-do-@市ヶ谷

Do2V番組「ガチンコ!」の人気企画「ラーメン道」から生まれた人気店が、先月末に「立川ラーメンスクエア」から市ヶ谷に移転して来ました。2003年代官山で「ラーメン道ITALIAN」の創業以来、練馬や下高井戸に開業後、川崎にて「ラーメン道due Italian」を創業。立川でも人気を博した後に再び都心の路面店での開業ということになります。新しい店名は「ラーメン道Due Italian -ramen-do-」。赤を基調にした明るい雰囲気のお店に横文字の店名からは誰もここがラーメン店とは思わないでしょう。さらに店主の石塚さんはイタリアンで20年以上のキャリアを持つベテランシェフ。その上店名にもイタリアンの文字が踊っていればトマトを使ったようなラーメンを連想する方も多いでしょうが、「支那そば屋」店主佐野実さんの教えを受け、「佐野JAPAN」のメンバーでもある石塚さんが生み出す一杯は、イタリアン的ではなくしっかりとラーメンを感じさせる「支那そば」なのです。これまでの店で何度も食べていますが、実に僕好みのラーメンを提供して下さいます。また千葉にも何度も期間限定で出店されているのでそういう意味でも馴染みが深いお店です。

 オープン後早く来たいなと思っていながら、気づけば2週間近くが経っていました。お昼時ちょっと前、11時半過ぎにお店の方へ伺いましたが10席ある店内は満席で外にも数名の待ちが出る盛況振り。しかし回転は早く程なくして店内へと誘われます。ホールの女性の接客、動きがとても良いです。こういう人が一人でもホールにいると、その店の回転率やパフォーマンスは劇的に向上します。そして店に入ってすぐのところに券売機があります。メニューはこの店の看板メニューでもある「黄金の塩らぁ麺」(780円)の他、「醤油らぁ麺」(780円)や「森羅万象柿酢つけ麺」(850円)も揃います。両壁に面する形で配されたカウンターからは正面にある厨房が見渡せます。店主の石塚さんにご挨拶をして席に着きます。久々にお会いしましたがお元気そうで何よりです。第2の人生をラーメンにかけるという想いを店名のDue(イタリア語で2)という言葉に込めたという石塚さん。厨房での動きからはその想い、気迫が感じられます。そしてそういう店主が厨房に立つ店のラーメンが不味いわけがありません。

Dom_2 こちらでいただくのは当然看板メニューである「黄金の塩らぁ麺(写真)」です。相変わらず清廉なビジュアルがその味を期待させます。透明でありながらもその奥深さを感じさせる色味のスープは、まさに黄金と呼ぶに相応しい色合いです。深い名古屋コーチンの旨味が凝縮されたスープにまろやかな塩味が加わり、さらにコクのある鶏油が入ってきます。風味が立つ細ストレート麺はデュラムセモリナ粉をブレンドした「イタリア麺」。歯をしっかりと受け止めるコシのある食感と、程よいアシも持った素性の良い麺です。スープとの親和性も非常に高く、時間が経つに連れて食感が変わっていきスープも含んでいく変化が楽しいです。その反面麺が伸びるスピードも早いのであまりもたもたしていてはいけません。そもそもラーメンは時間が経つにつれてその味わいが落ちていく食べ物ですが、こういう繊細な性質を持った麺とスープの場合はなおのこと。

 麺とスープがしっかりしていれば、それはもうラーメンとしては成立しているわけです。これだけでも十分なのですが、石塚さんの非凡なところは他の具などの使い方というかバランス感覚ではないかと思います。まず中央に置かれた薬味の葱ですがかなり細かく刻まれています。まず中央に山で盛ることで薬味の入らないスープ本来の味を楽しむことが出来ますし、その後は崩しながら薬味の入ったスープも楽しめます。またその刻み方も薬味の存在感をあまり主張させない刻み方で、このくらいの小ささであればスープをすすった時でも自然に入ってきますし、麺とも絶妙に絡んできます。そしてさらにその上には生姜も乗せられていますので、さらに味の変化が楽しめます。また揚げ葱の量も本当に絶妙で、これ以上入れてしまっては香りが立ち過ぎてしまうし、これより少ないとその存在すら感じさせないし。穂先メンマも柔らかくスープに馴染みます。また青菜にも鶏油が少々含ませてあるのでしょうか、非常に味わい深いものでありました。またお好みでどうぞと勧められる「蜜柑胡椒」を後半に入れるとなかなか効果的です。蜜柑胡椒といってもいわゆる「柚子胡椒」のように皮と唐辛子を合わせて練ったものではなく、陳皮と胡椒を合わせたような粉末状の調味料です。生の柑橘類の皮だと香りが立ち過ぎて繊細なスープを殺しますし、かと言ってありがちな冷凍皮では風味が弱過ぎる。しかし陳皮のように乾燥していればスープを啜った時にだけふわっと香りと風味が入って来ます。無論年間を通じて供しやすいとか管理がしやすいなどの理由もあるのでしょうが、この使い方もお見事です。

 こちらは醤油もつけ麺もとても好みですので、また足を運ばねばなりません。さらには夏にはトマトを使った赤い「冷製イタリア麺赤」、冬には牛乳を活かした「白いらぁ麺」と、こちらはイタリアンの技を駆使した創作ラーメンを提供していくそうですから、それもまた足を運ばねばなりません。

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Do1ラーメン:ラーメン道Due Italian -ramen-do-
東京都千代田区九段南4-5-11
03-3221-6970
11:00〜15:00,17:00〜22:00
11:00〜21:00(土祝)
※スープ切れで終了
日曜定休

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訪問日=4月8日(水) 曇り メニュー=塩らぁ麺 午前中は映画を鑑賞、「ドロップ [Read More]

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