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Tuesday, 31 March 2009

千葉ウォーカー(3/31 発売)

Cw0804日発売の情報誌「千葉ウォーカー」(角川マーケティング)は約10年の歴史に一旦幕を閉じる最終号になります。その記念すべき最終号に僕が企画監修、取材執筆したラーメン特集が掲載されています。足掛け9年にわたり仕事をしてきた雑誌ですので、休刊というのは非常に寂しさがありますが、その最終号の特集を責任を持って任されたということは、非常に栄誉なことだと嬉しくも思っています。

 さて、今回の特集のタイトルは「やっぱり千葉は新ラーメン王国だ!」というものです。なにがやっぱりなのかと言えば、これは僕が初めて千葉ウォーカーの特集に関わった2000年の特集タイトル「千葉は新ラーメン王国だ!」の10年後、という設定によるからなのです。CW恒例の限定ラーメンでは人気店10軒が「10周年ラーメン」を競作して下さっていますし、懐かしの「千葉ラーメン探偵団」も復活し、連載当時の団員だったカツさんやモリカツ君にも登場して貰ったり、当時の特集でイラストをお願いした上杉久代さんに再びイラストをお願いしたり、コラム欄では過去の歴史を振り返ったり、10年前に僕が選んだベスト10と今選んだベスト10を比較したり、別冊ラーメン手帳も付いていたりと、千葉ウォーカーのラーメン特集の集大成のような作りになっています。また本誌表紙には「がんこ十一代目」の「塩」が使われておりますが、これも大ヒットしたムック「千葉ラーメン最強の222軒」の扉を再現したものです。ぜひご覧いただけたらと思います。

 なお、千葉ウォーカーとしては残念ながらこれで休刊となりますが、今後は「街カドWalker」として千葉県内の情報を定期的にムックなどで発信していく予定ですので、今後ともどうぞおつきあい下さいませ。これからもよろしくお願いいたします。

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■雑誌:千葉ウォーカー(角川マーケティング)390円

Monday, 30 March 2009

鶏の穴<ネオポンテ>@蘇我

Torinoana1我駅西口から無料シャトルバスで10分。かつて川崎製鉄があった広大な敷地に広がる「ハーバーシティ蘇我」は、商業施設やスポーツ施設が続々建設されて今後も住宅施設などが出来る街。その中に大型SC「アリオ蘇我」があります。こちらはイトーヨーカドーが現在全国に展開中の大型SCで、全国一号店になります。その1F部分にはフードコートがあり10軒ほどの飲食店が揃っていますが、その中にある「ネオポンテ」というお店はなかなかユニークなコンセプト。屋台村などを手掛ける「ワークストア・トウキョウドウ」という会社が運営しているのですが、まさにコンセプトはその「屋台」。フードコート内にシトロエンのHトラックとワーゲンバスを置いて店舗を作り、その中の店舗は期間限定で随時入れ替わっていくのです。全国の人気店が期間限定で出店するこの店舗には、これまで多くのラーメン店が入店して人気を博して来ましたが、今年3月からは池袋の新進店「鶏の穴」が出店しています。

 「鶏の穴」は昨年春に池袋にオープン以来、濃厚な鶏白湯スープの店として知られている話題のお店ですが、早くもフードコートに進出ということになります。フードコートとは言っても一般的なフードコートとは異なり、濃縮スープなどを使うわけではなくしっかりとスープを取ったものを提供していると言いますから立派です。また丼なども各店が用意した瀬戸物を使います。得てしてフードコートだとメラミン製の安っぽい器が多いものですが、フードコートなのに本物志向というのがこのネオポンテが受けている理由なのかも知れません。

 メニューは基本の「白鶏ラーメン(写真上)」(680円)「つけめん(写真中)」(750円)とトッピングバリエーション。さらに期間限定で本店と同様に「SAKURAつけめん」なるものも提供されていました。看板メニューの「白鶏ラーメン」ですが、見るからに濃度と粘度があるスープが印象的です。どろっとしていながらも味わいにはしつこさを感じさせません。ただ単純に鶏などの動物系素材で濃度を持っていくタイプではなく、野菜やその他のものも使って濃度や粘度を上げるスープは昨今の流行の一つではありますが、その味わいは個性的といえば個性的で他にはあまりない味かも知れません。多分初めて食べた人はコーンポタージュスープのような味と表現するでしょう。個人的には動物系の旨味をもう少し立たせた方がより美味しいと感じましたが、個性という意味においてはこのバランスも有りではないかと思います。麺はしっかりとした食感ともちっとした歯ごたえを併せもっている麺で美味しい麺です。おそらく本店同様三河屋製麺の麺ではないかと思います。具は蒸し鶏のチャーシューが2枚に鶏そぼろ、メンマ、ネギ。濃厚なスープに鶏そぼろがなかなか合っていたと思います。

Torinoana2 それに対して「つけめん」の方は濃度あるスープに魚粉、醤油ダレと実に凡庸でオーソドックスなものでした。適度にスパイシーでバランスが良く、もちろん及第点ではあり美味しいのですが、この味わいのつけ麺は割とよく見かけるものでありますし、ラーメンの個性に比べるとかなり物足りなさを感じます。店名の「鶏の穴」という言葉から想起するイメージであれば、もっと鶏を立たせるなりラーメンと同様の方向性を持ったつけダレの方が良いようにも思いましたが、一般のお客さんからすれば色々な味が揃っている方が喜ばれるのかも知れません。他ではあまり味わえないものを食べていただきたい、そういう意味でお薦めするならば「白鶏らーめん」でしょう。5月中旬まで出店予定とのことですので千葉市周辺の方はお早めに。

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Torinoanaラーメン:鶏の穴<ネオポンテ>
千葉県千葉市中央区川崎町52-7アリオ蘇我1F
043-208-1616
10:00~21:00
不定休

Sunday, 29 March 2009

THE BURGERS TOKYO@水道橋

Td春到来。WBCも最高の形で幕を閉じ、いよいよペナントレースへと突入していきます。今年は4月3日が開幕日。セントラルとパシフィックの同日開幕というのは久し振りのこと。野球ファンには待望の季節がやって来ました。僕は生まれた時から巨人ファンということで、子供の頃から一番足を運んでいる野球場と言ったらやはり「後楽園球場」「東京ドーム」ということになります。最近は東京ドーム周辺もずいぶんと様変わりしてしまいましたが、個人的にはやはり後楽園球場時代の雑多でどこか危険な臭いのする雰囲気が大好きでした。その面影は今でも青いビルや黄色いビル周辺で感じることが出来ますが、後楽園遊園地も変わってしまいましたし、お洒落な雰囲気すら感じさせるのはどこか違うように思います。遊園地や野球場というのはどことなく小汚くて淫靡な感じがする場所であるべきで、お洒落な場所であってはいけないと思うのは保守的というか、古い考えなのでしょうか。

 しかし東京ドームになってはや20年以上とは早いものです。東京ドームで最初にコンサートを開催したのはTHE ALFEEで、僕もそれを観たのがドーム初体験でしたが、昨年秋にはビリージョエルも観に来ましたし、野球はもちろんコンサートでもよく足を運んでいる球場です。今日は今年最初の東京ドームにやって来ましたが、コンサートではなくプロ野球、巨人のオープン戦です。相手は地元千葉ロッテマリーンズという楽しい組み合わせ。千葉に住んでいながらかつてはマリーンズには興味がありませんでしたが、ラーメンイベントなどでマリーンズの方達と一緒にお仕事をさせていただくようになってからは、やはり感情移入してしまって今ではよくマリーンズも観戦に行くようになりました。今年はボビー最後の年ですし、井口も加入して調子も良さそうですので、ぜひ優勝していただきたいと思っています。

 とは言え、巨人とマリーンズで言えばやはり応援するのは巨人になってしまいますので、今回はマリーンズの皆さんには申し訳ありませんが一塁側での応援です。以前はリーグが異なる相手とのオープン戦は花相撲とは言わないまでも比較的気楽な感じでしたが、今では交流戦がありますので、マリーンズとも公式戦が4試合あるということで観ている側の意識も異なります。一昨年まではマリーンズにかなり苦戦していましたが、昨年は見事に4タテ。昨日今日のオープン戦も2連勝とここのところはとても相性がいいようです。

Hb1 さて野球を観る時に何を食べるか。東京ドームの場合、あまりドーム内の飲食が充実していませんので、どこかのデパ地下でお弁当を買って持ち込むことが大半なのですが、昨年春のオープン以来時々利用するのが、21番ゲート脇にあるプレミアムバーガーショップ「THE BURGERS TOKYO」です。金属の質感を活かしたスタイリッシュな外観に、店内は60年代のアメリカンダイナーのような雰囲気で、テイクアウトはもちろんですがイートインも楽しめます。大きなバンズに肉厚のパティを挟んだバーガーは、注文を受けてから一つずつ手作りで作られていきます。さすがに野球の始まる時間寸前ともなれば、良く出る商品やコールドサンドなどは注文を待たずともどんどん作っていきますが、基本的には作り置きをしておりませんのでタイミングが良くなければ相当待つことになります。これはこういう野球場ではそぐわない業態とも思えるのですが、そこをしっかりと守って営業している姿勢に好感が持てます。かく言う僕もオーダー集中時にぶつかってしまい20分程待たされましたが、貰った番号札が55番でしたので今期の松井と巨人の新人太田の活躍が期待出来るような、そんな気分になりました。

 この日食べたのは「テリヤキバーガー(写真)」(780円)。これにセットA(ポテトとセットドリンク付き)が+200円、セットB(ポテトかセットドリンク付き)が+100円で楽しめます。まずバンズ。クラウンの方はかなり厚めですが密度はそれほどでもなく、サクッと食べられるような食感で、もう気持ち柔らかさがあるといいかと思いますが悪くないと思います。一方ヒールの方はソースをしっかりと染み込ませてあってしっとりとした食感。パティは注文を受けてからしっかりと焼き上げていて香ばしさがあり、そこに甘めのテリヤキソースとマヨネーズがたっぷり入ります。テイクアウトだと通常のハンバーガーショップと同じく紙で包まれて来ますが、イートインではお皿の上にオープンスタイルで出来立てが出て来ますので、時間があるなら店内で食べることをお勧めします。しかし野球観戦のお伴にはやはり包んだサンドイッチスタイルで。そもそもハンバーガーなんてものはナイフフォークで食べるような上品な食い物ではないようにも思います。なので、こちらでは店内で食べる人にも包み紙が用意されていますので、かぶりついて食べることも出来ます。

 こちらの「THE BURGERS TOKYO」はここ東京ドームにしかお店がありません。そういう意味でもプレミアムなハンバーガーと言えるかも知れません。ドームといっても球場の外側にありますので野球のチケットがなくても購入、飲食が可能です。ちなみにこちらはかつて「イタトマ」と呼ばれブームとなった「ITALIAN TOMATO」が手掛けるお店です。注文を受けてからハンバーガーを作るというのは、かつてはMOS BURGERくらいのものでしたが、ご存知の通り最近はこの手のプレミアムバーガーショップが増えていてちょっとしたブームになっています。この東京ドームシティ内ではこちらの他に隣のラクーアにもグローバルダイニングが手掛けるレストラン「ZEST」のバーガーショップ「ZEST PREMIUM BURGER」があり、こちらもお勧めです。

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Btハンバーガー:THE BURGERS TOKYO
東京都文京区後楽1-3-61東京ドーム21ゲート横
03-3817-6138
110:00~21:00(20:30LO)
年中無休

Saturday, 28 March 2009

状元郷@元町中華街

Jgkm浜と言えばやはり中華、横浜で中華と言えばやはり「中華街」などという方も多いと思います。かく言う僕も横浜で食事となった時に、取り敢えず中華街のことは真っ先に頭に浮かんできます。しかし、意外に中華街の店の多くは夜が早いということと、週末はやはり観光客が多いので混んでいるということがありますので、その曜日と時間によっていくつかのお店を頭の中で考えては出掛けたり諦めたり、行っているようで行っていない、行っていないようで行っているのが中華街だったりします。とは言っても中華街には200軒以上の中華料理店があり、もちろん全部が全部分かっているわけではありませんので、僕が知っている数軒のリストの中で選んでいるに過ぎないのですが。

 そんな僕が横浜で中華を食べたいと思った時、頭の中にパッと候補が挙がるお店としては、皆さんもご存知、香港小路の人気店「海員閣」であったり、老舗中の老舗である「華正楼」であったり、気軽にサクッと楽しみたい時には「萬珍樓點心舗」であったり、あらゆる意味で常識を超えた知る人ぞ知る名店「天龍菜館」であったりと、結構統一性もなく無節操なリストから選んで足を運んだりするわけですが、何だかんだ言って一番行く率が高いお店は、大通りの老舗上海料理店「状元樓」かも知れません。

 ここは子供の頃からですのでもう随分と昔から通っているお店で、昔は中二階のある小汚い食堂チックな雰囲気のなかなか渋い存在感のある店でしたが、2004年に店舗を新しくしてからは随分とお洒落な雰囲気になりました。また味の方もかつての味に較べるとお店の雰囲気同様に割と上品でお洒落な感じになりましたが、今は今でまた美味しい料理を提供している佳店だと思います。欧米列強の租界として開かれていた、古き良き時代の老上海をイメージした店内は、中国的でありながらどことなく欧風でもあり、ノスタルジックな雰囲気が漂います。そんなお気に入りの「状元樓」が昨年7月、カジュアルで使いやすいディフュージョン店を本店から程近い場所に立ち上げました。それが市場通りにある「状元郷」というお店です。

 「状元樓」にとっては自由が丘に続く3軒目のお店ということになりますが、こちらは屋号を「状元郷」として、別ブランドの位置づけになっています。店は間口もさほど広くなく、細長い厨房に面するような形でテーブル席が縦に並び、奥には若干広いスペースが用意されています。料理はもちろん本店同様に「上海料理」がメインですが、比較的柔軟に取り揃えているように感じます。江蘇料理にルーツを見ることが出来る上海料理は「東坡肉」に見られるように甘辛く醤油や砂糖で煮込む調理が特徴で、日本人の食生活にも非常にマッチする料理であると思います。

953251427_178 品数は本店に較べると絞り込んでありますが、前菜から主菜、麺飯、点心までバラエティに富んでいて十分楽しめます。そして本店よりもポーションが小さく、価格帯も低く設定されているのも嬉しいです。この日も「油淋鶏(写真上)」(1,260円)「お焦げ」、「春巻き(写真中)」(630円)に「小籠包」など7〜8皿をだらだらと食べました。中華料理の場合、基本的に一つ一つの料理が大皿で出て来るため、大勢で取り分けられればいいのでしょうが、少数で行くと品数があまり食べられないのが残念なところ。そういう意味ではこちらのお店は大変使いやすく便利です。僕は残念ながらまだ食べたことがありませんが、ランチも700円台から充実しているようで人気だそうです。

 本店の良さはしっかりと継承しつつもリーズナブルにまとめてある、という印象を受けるお店です。お洒落でかつ明るい雰囲気なので、カップルでも家族連れでも使いやすいでしょうし、一人で食事をする時や、お酒を飲んでちょこっとつまみたい、などという使い方にも最適ではないでしょうか。24時ラストオーダーという遅い時間設定も、僕のような人間には大変便利なお店です。頭の中の中華街マップにまた一軒加わりました。

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Jgk_3■中華:状元郷
神奈川県横浜市中区山下町148
045-681-2340
11:30〜24:00(LO)
無休

Friday, 27 March 2009

らーめんきちえもん@八千代中央

Kichiemonm1千代の人気店「らーめんきちえもん」が今月移転してリニューアルオープンしていました。こちらのお店は同じ八千代中央〜八千代緑が丘周辺で以前も移転しており、今回の移転で3ヶ所目の場所ということになります。新店の場所はこれまでの店からだと国道16号線を背中に真っ直ぐ国道296号へ入ってさらに296を進んだ国道沿いの右側です。これまでのお店を家主さんの都合で出ることとなっての移転だそうですが、以前よりも交通量の多い場所への移転なので結果的には良かったのではないかと思います。ただ逆に交通量がとてもある道路なので、店の前にある数台分の駐車場への出入りは意外と厄介かも知れません。

 真新しい店は厨房に面したカウンターが8席に、テーブル席が4名用2卓に2名用が2卓用意されています。これまでのお店はどちらかと言えば居酒屋的な雰囲気で、どことなくラーメンだけのお客さんや一見さんは入り辛い雰囲気がありましたが、今回のお店は完全にラーメン専門店の雰囲気で敷居も低く入りやすいです。そしてこれまで居酒屋的に利用していた常連さんのために、2Fをきちえもん別館という名前で居酒屋的なお店として営業する予定なのだそうです。これまで混在していたラーメンのお客さんと飲み屋としてのお客さんそれぞれに使いやすくするという配慮のようで、特にファミリー層や子供連れも多いこの立地においての戦略としては非常に正しいと思います。

 気がつけば数年振りの訪問ということもあって、メニューも結構様変わりしていました。基本のラーメンは2種類で、クリアな鶏スープの「きちえもん鳥(グリーン麺)」(650円)と、白濁豚骨スープの「きちえもん豚」(650円)というラインナップ。あとはトッピングなどのバリエーションとなりますが、それぞれ具なしの「かけそば」(各500円)があるのが面白いです。その他には味噌ラーメンが3種、「赤味噌」「白味噌」(各800円)「刺激味噌」(950円)というものがあります。またどのメニューも麺は極細、普通、極太、グリーンの4種類から選ぶことが出来ます。こちらのお店は創業当初から色々な製麺所と試行錯誤しながらいくつもの麺を創作しています。

 まずすっきり醤油ラーメンの「きちえもん鳥(写真上)」ですが、まず見た目にもクリアですっきりとしたスープが美味しいです。鶏油など表面に浮いている油分が若干多めに感じましたが、茨城産地鶏の旨味がしっかりと出ているスープで、強めの醤油ダレとのバランスもいいのではないでしょうか。ただ旨味の要素としては鶏以外の部分の支えが欲しいように思いました。そういう意味ではスープというよりも、スープの良さを活かす意味での醤油ダレが重要なのかなと。醤油ダレで魚介なり鶏以外の旨味要素が加われば、旨味の相乗効果によってよりこのスープが強い存在感を持つように思いました。麺は上記のように選択が可能ですが、基本はクロレラ入りのグリーン麺が入ってきます。緑の麺は見た目にもインパクト十分ですが、味や食感に変なクセはなく、つるつるとした食感が楽しい麺です。具はチャーシューにカイワレ、ネギ、モヤシ、メンマ、海苔。チャーシューは柔らかい豚バラですが、丼に乗せる直前まで餃子焼きの鉄板で焼く手間をかけます。他の具は凡庸な印象を覚えましたが、ネギが結構厚切りになっていて味わいが強過ぎたのと、モヤシも個人的には不要でした。しかし650円でこれだけ乗ってくるのは立派です。全体的には幅広い層が美味しいと感じられる醤油ラーメンになっていると思いました。

Kichiemonm2 一方の「きちえもん豚(写真)」は以前の店舗で食した豚骨醤油ラーメンよりも、スープベースの濃度も上がっていて美味しかったです。スープは豚頭、背ガラ、ゲンコツなどを2日に分けて炊いたものだそうですが、臭みなどは一切ないもののしっかりとしたボディを持っています。そこにマー油と背脂が入っているので粘度なども出ています。ちなみにマー油は丼に先入れをしているようで、スープと一体化していたのですが、香りのみならずビジュアルの面からしても、最後に浮かべた方が良いような気がします。麺は極細麺で茹で加減は若干柔らかめで個人的にはもう少し固めが好みでした。豚骨ラーメン、特に細麺に関しては博多ラーメンのように茹で加減を聞いてもいいかも知れないですね。具はチャーシュー、メンマ、モヤシ、小ネギ、キクラゲ、海苔で650円のラーメンとしてはこちらも十分過ぎる具だと思います。

 元々は焼鳥店を営んでいたというご主人が独学で好きなラーメンを作り始めたというのが、このお店の始まりだそう。日々ご主人が研究を重ねていった成果が現れているラーメンだと思います。久々に訪問してそのレベルアップに拍手。ちなみに志津の2号店も4月にリニューアルオープンとのこと。こちらも楽しみです。

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Kichiemonラーメン:らーめんきちえもん
千葉県八千代市大和田新田423-62
11:30~15:00,18:00~翌1:00
月曜定休


Thursday, 26 March 2009

ニュースCマスター(3.26 O.A.)

Ncm日午後9時からオンエアされる「ニュースCマスター」(チバテレビ)に出演します。今週で「ニュースCマスター」が終了となり、3年3ヶ月続いてきた「ちばラーメン百科」もそれに伴い一旦終了となります。近いうちに第二部として復活しますので、その時をどうぞお楽しみに。今夜は今までの総集編というか、千葉のラーメンについて僕と13湯麺店主松井一之さん、そして写真家の山西隆則さんの3人で語り合います。ぜひ今夜の「ちばラーメン百科」をご覧下さい!

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■テレビ:ニュースCマスター(チバテレビ)木曜午後9時

Wednesday, 25 March 2009

蕎麦奉行@茂原

Bugyom原に創業したのが昭和53年と言いますから、30年以上にわたる人気の蕎麦店がこちら「蕎麦奉行」です。それでありながら実は今回が初訪です。理由にはいくつかあって、まず茂原という街はプライベートで来ることがほとんどない街であるということが挙げられます。仕事で来る場合の大半は飲食店の取材であったり、ラーメン店の試作であったり。仮に仕事でなかったとしてもラーメンを食べに来ることがほとんどなので、それ以外に何かを食べるというお腹の余裕がないのです。

 またもう一つの理由としては、外観がかなりの大箱で正直美味い蕎麦を出しそうな雰囲気がないのです。蕎麦店というよりも和食のファミリーレストランのような雰囲気でスルーしていたこともありました。この日は茂原に所用があり昼食に蕎麦を食べたくなりこの店を思い出し来てみました。水曜ではなかったらきっと「じつかわ」に行っていたかも知れませんが、水曜はじつかわの定休日。というわけでこちらへ寄せて頂きましたが、何事も喰わず嫌いはいけないというか、やはり一度は行かなければいけないということを再認識しました。こちらのお店は見た目と違い、実に本格的なお蕎麦を出しておりました。

 門構えは実に立派です。しかし入口の自動ドアで一瞬テンションが下がるのですが、入るとすぐに蕎麦打ち場がありちょうど水回しをやっており期待感が高まります。入口で履物を脱いで板張りの店に入ります。店内はかなりの大きさ天井が高い吹き抜けの空間には大きな醤油樽が飾られていて、その下にテーブル席、掘りごたつ的な席もあり、さらにはいくつか小さな中庭を望める座敷の個室も用意されていました。その中庭には池があって合鴨がたたずんでいます。

 メニューはもっと色々と和食メニューもあるのかと思っていましたが、蕎麦が主軸のしっかり蕎麦屋のメニューになっていました。この日いただいたのは先輩諸兄が勧める「桜海老と玉葱の天そば(写真)」(1,680円)。白くて艶やかな蕎麦の横には、大きな桜海老と玉葱の掻き揚げ。季節柄ふきのとうの天婦羅も添えてありました。蕎麦は石臼挽き自家製粉による二八で若干風味に乏しいところもありますがしっかりと冷えて喉越しも良く美味しい蕎麦です。つゆは甘めでまろやかな味わいで角がありません。そして大きな掻き揚げは非常に風味がよく、油切れもしっかりされていてしつこさがありません。天つゆの他に塩、レモンも添えてあり二種類の味が楽しめるのも嬉しいです。個人的には塩とレモンで食べるのが桜海老の風味が引き立って圧倒的に美味しかった。この掻き揚げの天丼もきっと美味しいでしょう。また蕎麦湯は蕎麦粉を溶かしてあるとろっとしたもので、マイルドなつゆがさらに柔らかになりました。

 一品料理などもそばがきや板わさ、出汁巻玉子と蕎麦屋の一品をしっかりと揃えており、蕎麦屋の基本を外していないお店でした。接客もしっかりとしておりストレスは一切ないので、地元の家族連れを中心に多くの人に愛されているのも分かります。普段使いも特別な時にも使える便利なお店ではないかと思います。いい蕎麦を出していながら混んでいてもすっと入れる箱の大きさもいいものです。やはりお店は一度は足を運ばなければ分からないものですね。また別のメニューを食べに来てみたいと思わせるお店でした。

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Bugyo蕎麦:蕎麦奉行
千葉県茂原市下永吉293-1
0120-07-3833
11:00~21:00
月曜定休

Tuesday, 24 March 2009

炭火焼肉東京苑@五香

TokyoenmWBCの決勝のタイミングにテレビのロケという、何とも間の悪いタイミングで仕事が入っておりました。しかしその結果が気になるのは誰もが同じこと。カメラや照明のセッティングだけ組んで、あとは結果が出るまでワンセグで試合観戦といきましょう、ということに。打倒韓国、などと言いながら観ているうちにお腹が空いてきて、打倒韓国ならば焼肉だろうと五香駅前にある焼肉店「東京苑」に久々に足を運びました。

 今年の1月に全面リニューアルオープンしたこのお店。元々は隣にあったのですが移転しての新装開店。随分とお洒落な雰囲気になりました。こちらは地元にある相撲部屋、佐渡ヶ嶽部屋の力士も足を運ぶお店で、琴欧洲なども常連客なのだそうです。お昼時は1,000円以下でカルビやハラミが楽しめるかなりリーズナブルなランチセットが用意されていて、地元のお客さんでほぼ満席です。そうは言ってもいつもはもっと混んでいるようで、「今日は野球があるから暇なのよ」とはママさんの弁。

 ちょうどお店に入った時は3対2で追いつかれそうな嫌なムードが漂っている時でした。バッタリお店で会った知り合いの方は恐いから中継観ていられない、と言って焼肉店に逃げ込んでおりました。この日食べたランチセットは好みの肉を2種類選べてサラダやドリンク、ナムルなどもついてくるセットで、1,600円程。カルビとハラミの組み合わせで頂きました。こちらは肉質も良くタレの漬け込み具合も程よくて、値段の割には十分満足出来ると思います。タレ自体は醤油がキリっと立った味わいで、もう気持ち粘度がある方が好みではありますが、これはこれで美味しいです。

 さて、食べ終わって店を出てそろそろ試合が終わっているだろうと思ったら9回裏。なぜダルビッシュを出したかは全く謎ではありますが、コツンと打たれて同点になってしまいました。あそこで藤川を出さなかったというのは非常に問題ですね。藤川からすればコケにされたも同然ですから、原を見返してやろうという気持ちはかなり高まったと思います。今年の巨人はきっと阪神には勝てないのでしょう。というわけで、そこからはグリーンガムを皆で噛みながら再びワンセグ観戦。結局当初の予定よりも1時間半押しのロケ開始になったのでした。しかし勝って良かった!やっぱりキムチ焼肉死ぬほど喰ったのが効いたのかな。

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Tokyoen焼肉:炭火焼肉東京苑
千葉県松戸市常盤平5-20-8
047-388-0533
11:00~24:00
木曜定休

Monday, 23 March 2009

三朝庵@早稲田

Shokken稲田大学から早稲田通りに向かい南に降りていった馬場下町の交差点にある老舗蕎麦店が「三朝庵」です。失礼を承知で言えば、一見どこにでもある町の蕎麦屋とでも言いましょうか、あまり美味しそうなオーラを見せる店ではないのですが、こちらは江戸時代から続く老舗中の老舗で、かつてこの周辺には紀州徳川家の下屋敷があり、明治に入ってからは大隈重信により東京専門学校(現早稲田大学)が作られ、その間長年ずっと人気を保ち続けているというのは、それだけでもう立派なわけです。店の入り口脇には小さくかつ堂々と「元大隈家御用 元近衛騎兵連隊御用」との文字が掲げられています。

 店内は外からイメージするよりもかなり広々としており、整然と机がずらっと並べられています。昔からある人気の蕎麦屋はたいてい箱も大きく、どこか素っ気ないイメージです。こちらは入ってすぐ脇に食券を買う場所があります。昨今の券売機などという味気ないものではなく、人が対面式で売る食券。昔の食堂は皆そうでした。さすがに硬券ではありませんが、この食券売り場の雑然とした雰囲気は非常に懐かしくわくわくしてきます。しかし空いている時などは先に席に着くと注文を聞きに来てくれて、後からお金を払うこともあります。杓子定規じゃなく柔軟に対応してこそ接客業だということをあらためて感じます。

 窓側の席に座ると待っている間に読むための雑誌が置かれています。これはどこの飲食店にもある光景ではありますが、こちらには「文藝春秋」や「諸君」などが普通に置いてあるのです。間違っても漫画雑誌などではない。そこらへんがさすが学生街の蕎麦店とでもいいましょうか、どことなくカルチェ・ラタンのカフェをも想起させる雰囲気がたまりません。

Sanchoanm こちらで食べるのは「カレー南蛮(写真)」(780円)と昔から決まっています。そばとうどんが選べますがうどんで。つまりは「カレーうどん」ということになり、食券も「カレーうどん」と書かれたものを手渡されます。なぜ蕎麦屋なのにカレーうどんなのかと言えば、それは一説によるとこの三朝庵がカレーうどん発祥の店、と言われているからです。その年は明治37年と言いますから、今からもう百年以上も前の話です。日本のラーメン発祥の店と言われている浅草「來々軒」の創業が明治43年ですから、カレーうどんはラーメンよりも歴史が古い食べ物だということになります。数年前カレーラーメンがブームになった時に二大国民食のコラボレーションなどと話題になりましたが、明治時代のお蕎麦屋さんは百年以上も前にすでにそれをやっていたのですね。ちなみにこちらは「カツ丼発祥の店」とも言われていたりします。

 そんな三朝庵の元祖カレーうどんは、小さな丼になみなみとおつゆが入ったビジュアルにまずそそられます。しっかりと和出汁を感じさせ、まろやかな甘味もあり、ちょっとスパイシーな味わいのカレーつゆ。具は豚バラ肉に玉葱とシンプルです。うどんは昨今流行っている讃岐系のコシのあるものではなく、柔らかめに茹で上げられたうどん。しかしどっしりとした食感は非常に満足感があります。薬味の刻み葱が別添えになっているのが良いです。肉も玉葱もすべて褐色になってしまった丼に乗せられる真っ白い葱は、単調で飽きて来た頃にさっと入れることで見た目でも味でもいいアクセントになります。そしてこちらでは蕎麦湯も出て来ます。うどんですが蕎麦湯。これを最後に丼に注ぐことで、また違った味わいを楽しむことが出来るのです。

 歴史のある町に佇む老舗で味わう、これまた歴史のある逸品。他にも色々メニューがあるのですが、僕はいつでもカレーうどん。僕にとって三朝庵はカレーうどんを食べる店、なのです。

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Sanchoan■蕎麦:三朝庵
東京都新宿区馬場下町62
03-3203-6218
11:00〜17:00※売切れ次第終了
木曜定休

Sunday, 22 March 2009

獺祭ですき焼き

1114717692_113祭というお酒があります。山口県岩国市にある「旭酒造」という酒蔵が作る名酒です。日本酒通を唸らせるほどのお酒ですから、それを飲みながらすき焼きを食べたらさぞかし美味かろう、とタイトルを見て思われた方もいらっしゃるでしょうが、今回はそういう話ではありません。

 ちなみに余談ではありますが、獺祭とは「だっさい」と読み「獺」とは「かわうそ」のこと。この酒蔵がある場所が「獺越」という場所で、「川上村に古い獺がいて、子供を化かして当村まで追越してきた」ので獺越と称するようになったとホームページには書かれておりましたが、その獺という文字から好書家を意味する「獺祭(魚)」という言葉を宛てたようです。

 昨日「13湯麺」というラーメン店に行ったという話は書いたと思いますが、その店で何やら怪しい仕込みが行われていました。美味しそうな牛肉に野菜、茸など。ラーメンに使うような食材ではありません。聞けば店主馴染みの焼肉屋さんからAー5ランクのいい牛肉が手に入ったので、朝採りの新鮮な卵と一緒にすき焼きを食べようと。時間があるなら一緒に食べないかと聞かれれば、時間がなくとも作らいでか、ということでご相伴に預かることとなったわけです。商店街のお仲間も集まってきて、さぁすき焼きパーティーの開始です。そこへ出て来たのが問題の「獺祭」。いい肉を食べるにはやはりいい酒ですよね、なるほどなるほど。と思っていたら、店主おもむろにその酒をドバドバと鍋に注ぎます。そして醤油と砂糖も入れてすき焼きを作っていくではありませんか。

Sukiyaki 僕は生まれも育ちも関東ですので、基本的にはすき焼きは割り下文化なのですが、もちろん砂糖や醤油を直接入れて作る関西風のすき焼きも嫌いではありません。しかしそこに獺祭とは贅沢過ぎやしませんか。それも結構ドバドバと後先考えずに入れてますので、なかなか酒が抜けずに酒蒸しみたいな味になってます。この店主が作るラーメンは実に繊細なのですが、およそ同じ人間の所業とは思えぬすき焼き奉行振り。これだったら別にそこらの肉で適当な料理酒で作っても一緒なんじゃないの、などとぶつくさ文句を言いながらも酒まみれのAー5和牛を堪能する夕べは更けていくのでした。

Saturday, 21 March 2009

尾長屋@五香

Onagam年は「たい焼き」がこの世に生まれて100周年なのだそうです。たい焼きの元祖と言われるご存知麻布十番の老舗「浪花家総本店」が創業したのが明治42年(1909年)のことなのだとか。いつもラーメンとの比較で恐縮ですが、日本のラーメン発祥の店とされる浅草の「來々軒」がその翌年ですから、たい焼きはラーメンよりも古い歴史を持つのですね。そんなわけで、今年はたい焼きが秘かなブーム。来年はきっとラーメン100周年ということで業界は大騒ぎになるのでしょう。

 この日は五香にある「13湯麺」というラーメン店に行ったのですが、その斜向いに新しくたい焼き屋さんがオープンしておりました。以前はお寿司屋さんで僕も何度か足を運んだお店でしたがいつしか閉店し、ずっと空き家のままだった場所です。真っ赤な看板がなかなか派手なお店です。お店の名前は「尾長屋」と言います。ご存知の通り和菓子にも目がない僕ですが、たい焼きも大好物です。しかし不勉強ながらこのお店は聞いた事がありませんでした。ですがその看板に見逃せない文字が書かれておりました。「元祖白いたいやき」。たい焼きが白いとはどういうことでしょう。恐る恐る13湯麺に食べた人がいたので感想を伺ったところ「たい焼きが食べたくなるよ」とのこと。謎が謎を呼びます。

 というわけで、勇気を振り絞りお店に行って全6種類を購入してみました。「黒あん」「白あん」「カスタード」「チョコ」「抹茶」「さくら」。どれもなんだか具合が悪そうな色をしています。見るからに不思議な色合いの白いたい焼き。基本と思われる黒あんをまず食してみました。するとまず持った瞬間普通のたい焼きよりも重いのです。そして普通たい焼きというものは持つと鯛がピンと立つかと思うのですが、しなってへたれます。つまり皮がとても柔らかいのです。もちもちとした食感の皮はたい焼きの皮というよりも餅のようです。実際この皮には米粉が入っているのだそうで、もっちもちの食感がとても面白いです。そして中の餡は甘すぎずの正統派の餡で美味しいです。また他の味もなかなかなもので、抹茶など皮にも抹茶が忍ばせてあり技有りの一品です。さくらも桜餅のように塩気も入っていて結構美味しい。

 しかしたい焼きの醍醐味であろう、生地が焼けた香ばしい香りはまったくなく、かりっとふわっとした食感もありません。柔らかくもちもちな食感はたい焼きに求めている食感とは異なります。だからこそ、食べた後で「たい焼きが食べたくなる」と思わずにはいられないのです。別の人は「目をつぶって食べると美味しい」と言いました。たい焼きというカテゴリーでは正直微妙な商品ですが、お菓子としては美味しいと思いますし、話の種にはかなり面白いのではないかと思います。ちなみに家でオーブンでちょっと焼くとカリッとした食感も楽しめるのでオススメです。

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Onaga_2たい焼き:尾長屋松戸五香店
千葉県松戸市常盤平5-14-28
047-389-6769
10:00~19:00
無休

Friday, 20 March 2009

中華珍々軒@上野

Chinchinkenm野から御徒町へと抜ける「アメ横」の一本裏にあるガード下で60年以上に渡り愛されている老舗ラーメン店が「珍々軒」です。ありそうでなかなかないこのストレートなネーミングに、レトロな雰囲気が漂う店が実に気持ちいいです。この店があるガード下のあたりには、もつ煮込みで有名な「大統領」や焼鳥店などが屋台のように立ち並び、まるで台湾の路地裏に紛れ込んだかのような錯覚にとらわれます。平日の昼に通りかかっても必ず一杯引っ掛けているご機嫌な人がいるのに痺れます。

 このアメヤ横丁という名前はその通り、元々飴屋が多く集まっていた横丁だったからなのですが、こちらのお店も創業当時は飴屋だったのだそうです。ラーメン店になってからも60年という長い歴史を数えます。路地に面した厨房は外から丸見えで、お店も全面開放になっていて外からすっと入って腰掛けられる気軽さがあります。路地にちょっとはみ出したテーブルに腰掛けて、買い物帰りの方やサラリーマン、多くの人たちが思い思いの楽しみ方をしているのが楽しいです。また常に人が出入りしている人気店ですが、厨房の職人さんやお店を回している女性のオペレーションが完璧なのですね。的確な指示とスピードで待たされている感がほとんどありません。

 キリッとした醤油が香る昔ながらの「ラーメン」(500円)も大変美味しく、郷愁を誘う味でお勧めなのですが、やはりこちらのお店に来たならば一番人気の「湯麺(写真)」(600円)を食べなければなりません。昨今のラーメン店のように店の側から仕掛ける「一番人気商品」ではなく、半世紀を越える長い年月の間お客さんの支持を集め続けた本当の「一番人気」の味は、まず間違いがないと僕は思うのですね。そしてもしそれが自分の口と合わないのであれば、それは自分が悪いと考えるしかないのです。だからここでは「湯麺」。何がなんでもまずは「湯麺」を食べてみましょう。

 鶏ガラベースのスープには豚足、豚皮やモミジなどが入り、見た目よりもコクがあって、さらに適度に粘度もあって物足りなさはありません。そして熱々に仕上げられたたっぷりの野菜たちは、適度にスープをまといシャキシャキ感と柔やわ感のバランスが実にいいです。麺は中太のストレート麺でコシがあってスープとの絡みも良いです。そしてこの湯麺で欠かせないのが卓上に置かれた「自家製辣油」。ある程度基本の味を楽しんだ後にこれを一回し、二回し、好みで湯麺の上からかけ回すと、スープの味に深みが増して劇的に味が変化します。

 と、偉そうに語ってはみたものの、やはりこういう場所で食べるラーメンには蘊蓄や作法など不要。何を使ってるだの麺がどうだの気にすることなく、出て来たものを自分の食べたいように食べるのが一番です。スタイリッシュでお洒落な空間でジャズをBGMに味わうラーメンもいいですが、ガード下の合間から見える青空の下、雑然とした路地裏に出されたテーブルで、頭上から聞こえる電車の音を聴きながら味わうラーメンというのもまたいいものです。

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Chinchinken■ラーメン:中華珍々軒
東京都台東区上野6-12-2
03-3832-3988
9:30~20:00
月曜定休

Thursday, 19 March 2009

ニュースCマスター(3.19 O.A.)

Ncm日午後9時からオンエアされる「ニュースCマスター」(チバテレビ)に出演します。今週は千葉で90年に渡り愛され続けている老舗を訪ねます。ぜひ今夜の「ちばラーメン百科」をご覧下さい!

 なお、来週は第1部終了スペシャルとなり、これまでの放送を振り返ります。こちらもどうぞお楽しみに!

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■テレビ:ニュースCマスター(チバテレビ)木曜午後9時

Wednesday, 18 March 2009

ラーメン&どんぶりだんらん@千葉ワンズモールラーメン劇場

Danranhs_2ンズモールのラーメン劇場で、毎年この時期に恒例となっているのが春限定ラーメン企画です。6軒一斉に限定ラーメンを今月22日まで提供しているのですが、その中で一風変わった面白そうなメニューがありました。それが「ラーメン&どんぶりだんらん」が創作した春限定ラーメン、その名も「Hot Springラーメン(写真)」(880円)という一杯です。

 だんらん店主の山西さんは大の温泉好きで、好きが高じてなんと「温泉ソムリエ」という資格まで持っているのだそう。また大滝店長は磯部温泉が田舎、ということもあって、今回のラーメンは「温泉」がテーマになっているのだとそうです。僕も負けず劣らず温泉好きではありますが、さすがに温泉でラーメンを作ろうとは考えませんでした。

 温泉をテーマと言ってもなかなか難しいと思うのですが、さすがに温泉玉子を浮かべるだけでは能がないでしょうし。そこで山西さんがチャレンジしたのがズバリ麺。「温泉麺」と名付けられた麺は、なんと温泉が麺に練り込まれているのだというから驚きです。千葉市の製麺所、藤代製麺に特注した温泉麺には、磯部温泉の鉱泉が鹹水の代わりに使われています。磯部温泉と言えば鉱泉煎餅で有名ですが、その鉱泉煎餅に使われている食用の鉱泉を使っているのだそう。その食感は実に滑らかでしなやか、シコシコとした食感もあります。温泉臭いわけではありませんがなかなか面白く、そして艶やかで美味しい麺です。山西さん曰く磯部温泉の泉質だからこの食感になるのではないか、とのことでした。さすが温泉ソムリエ。

 スープはスッキリとした味わいの醤油味でハイレベルな万人受けの味わいはこの店の真骨頂。そこに春らしく菜の花の白和えが添えてあるのですが、これがなかなかのヒット。最初はスッキリとしたスープが白和えを溶かしていくことで優しく味わいが変化していくのです。この技ありのスープに先ほどの麺がよく合っているます。そして当然のことながら、温泉繋がりということで温泉玉子も乗っています。昨今の黄身がどろんと溶け出すようなインチキ温泉玉子ではなく、黄身が固まっている正しい温泉玉子。これもさすが温泉ソムリエ。いわゆる限定ラーメン的な華やかさはありませんが、スペシャル感はありありの一杯になっています。今月22日までなのでお早めにどうぞ。なお、同じラーメン劇場内にある「魂麺」でも同じ麺を使って和え麺を提供しているそうです。

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Dr■ラーメン:ラーメン&どんぶりだんらん
千葉県千葉市稲毛区長沼町330-50ワンズモール2F
043-250-3783
11:00~22:00
不定休(ワンズモールに準じる)

Tuesday, 17 March 2009

千葉ウォーカー(3/17 発売)

Cw090317日発売の情報誌「千葉ウォーカー」(角川マーケティング)に僕の連載と担当した記事が掲載されています。

 最終回を迎える「千葉ラーメンスタイル」は、竹岡で半世紀にわたり愛され続けている千葉を代表する老舗店を紹介しております。ぜひご覧ください。

 またもう一つの連載「週刊ラーメンWalker千葉ダイジェスト」では、ワンコイン以下で楽しめるラーメンというテーマで、君津に古くから根付く豚骨ラーメンの老舗と松戸の老舗をご紹介します。どうぞこちらも併せてご覧下さい。

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■雑誌:千葉ウォーカー(角川マーケティング)350円

Monday, 16 March 2009

京成カードエコ修業の旅(3/16掲載)

Ks_2日から公開されている京成電鉄のウェブサイト「京成カードエコ修業の旅」にて、千葉拉麺通信が展開する「千葉エコラーメンプロジェクト」が紹介されています。様々な場所でエコに取り組む健気なパンダのマンガが楽しいです。マイ箸持参はあくまでもエコに対して考えるきっかけに過ぎません。一人一人が出来る無理のないエコというのが大切なように思います。掲載どうもありがとうございました。ぜひ皆さんもご覧下さい。

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■ウェブ:京成カードエコ修業の旅(京成電鉄)

Sunday, 15 March 2009

中華そば椿@西新井

Tsubakim西新井といえば、今年本厄の僕としてはやはり「関東厄除三大師」として名高い「西新井大師」であったり、門前に草団子や土産物店がひしめく狭い参道などがまず頭に浮かびます。やはり由緒正しきお寺さんの周りの雰囲気はいつ行っても変わる事がなく癒されます。あとは僕らの世代にはやはり「東京マリン」も忘れられません。2001年に惜しまれつつ30年の歴史に幕を閉じ、今は跡地はマンションとなり跡形もなく、同名のスイミングスクールが残るのみとなりました。

 古くからのラーメン好きとしてはやはり西新井と言えば「らーめん涌井」でしょうか。創業して20年、恵比寿の「香月」出身でいわゆる背脂チャッチャ系ラーメンを出す名店ですが、よく千葉から車を走らせて夜の涌井へと足を運んだものでした。もう新しい店に移って十年くらいになるのでしょうか。また「西新井らーめん」も西新井のラーメンを語る上では欠かせないお店で、こちらは東武線の西新井駅ホーム上にある創業40年の老舗。聞けば日本初の「立ち食いラーメン店」なのだそうです。

 そういう意味から西新井という町は、僕の中ではどことなくレトロ感漂うイメージの町であったのですが、数年前の日清紡工場跡地を軸に据えた駅前の複合都市再開発によって、大型ショッピングセンターが出来たりマンションなどが出来たりと、少しずつ町の姿が変わりつつあります。そんな新しい街並の一角に2006年オープンしたのがこちらの「中華そば椿」です。涌井や西新井らーめんのような一昔前のラーメン店ではなく、新しい街並に馴染んだお洒落な外観。開店早々話題になって一躍行列店の仲間入りをし、今では池袋や越谷に支店や系列店を構えるほどの人気振りです。

 木の質感を活かした内装の店内にはストレートカウンターにテーブル席も用意されており、BGMにはRAPが流れています。ご主人は池袋の方にいらっしゃっているのでしょうか、若いスタッフ3人で厨房とホールを回していました。メニューは「中華そば」「つけめん」「油そば」で、いわゆる濃厚豚骨魚介系の今流行りのラーメンを提供しています。その意味でもお店の作り同様に新しい街に相応しい一杯と呼べるかも知れません。この時は行列は出来ていませんでしたが、平日の午後6時台前半でほぼ満席状態が続いていましたので、相変わらずの人気振りと言っていいでしょう。

 こちらのお店では「つけめん」や「油そば」が人気で、特に「油そば」に至っては雑誌で多く取り上げられたり、通販で販売されていたりしますが、個人的にはやはり基本の「中華そば(写真)」(700円)をまずは食べていただきたいところです。濃厚な動物系スープのベースは豚骨で、そこに背脂や豚足、モミジなどの粘度が加えられているような印象です。そこに鰹節や鯖節といった魚節に昆布椎茸などの和出汁素材が加えられています。注文ごとに小鍋で温めていてスープに一体感を与えています。魚粉を活かした昨今流行の「どろざら豚骨魚粉系」と言えばそれまでですが、粘度はありながらも油分は低く抑えられているようで、食べていてしつこさがあまりありません。昨今の濃厚豚骨魚介系というカテゴリに入るとは思いますが、最近ありがちな魚粉だけをババッと入れたような味わい、口当たりではなく、しっかりと動物系スープと調和しているというか、丁寧な作りを感じます。

 麺は前述した西新井らーめんの麺も手掛ける、地元西新井で60年にわたり麺を作り続けている老舗製麺所「双葉屋」の手によるつるっとした特注麺を使用しています。店内の張り紙にも雑誌の記事などにも「タピオカ入り」と謳われている麺ですが、製麺の過程において透明感を出したりモチモチ感を出すために小麦粉にタピオカ澱粉を加えることは、昔からあることで決して珍しいことではありません。僕自身もプロデュースしたお店の麺に何度もタピオカ澱粉を入れたことがありますし、冷凍や解凍を繰り返しても老化し辛い特性から、特に冷凍麺などでは必ずといっていい程使われている素材です。そういう意味では僕らのような業界の人間から見ればごくごく普通の素材なのですが、このようにお店で張り紙などに謳うとそれが麺のセールスポイントとなり、雑誌の取材をされる方やブロガーの方たちもその謳い文句をそのまま受けて「タピオカ入りの麺はモチモチした食感」などと記事にするので、またそれが伝わって店のウリになっていくのですね。その情報の伝播の過程は非常に面白く、また情報戦略的にもなかなか見逃せない事例であったりもします。

 具は肉厚のチャーシューにメンマ、水菜、海苔、ネギといった過不足のない構成で、どれもそれなりの存在理由を持っています。角煮のような存在感あるチャーシューは、崩れるような柔らかさを持った食感です。かつてはアンデス高原豚を使用していたそうですが、スペイン産ソラ豚に変更したという張り紙がされていました。メンマは味付け自体は非常に控えめですが、スープ自体が濃厚なのでこのくらいの味付けが良いと思います。また一昔前は馬鹿の一つ覚えのように乗っていた水菜ですが、久々にこうやって食べてみると、生の食感が適度なアクセントになっていて意外と悪くありません。

 比較的容易に作れるからなのか、流行を追っている店が多いからなのかは分かりませんが、昨今の新店などに目をやると、兎にも角にも濃厚豚骨魚介のお店がとても多いわけですが、だからこそここ数年は比較対象がしやすいというか、玉石混淆の中で美味しい店とそうでない店が分かりやすくなりました。正直なところ味の傾向としては豚骨魚介というのは飽きやすいラーメンのはずなのですが、中毒のようにリピート客を生む店と、やはり飽きられていく店がある。やはり店の姿勢は味に出る、と言いましょうか、明確なポリシーがあるわけではなく、安易に真似て始めたようなお店の場合は飽きられるのも早い。そういう意味ではこちらのお店は食べてお客さんが何度も足を運ぶのも納得、という味でありました。

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Tsubaki■ラーメン:中華そば椿
東京都足立区西新井栄町2-19-2
03-3889-0288
平日 11:00~15:00,17:00~22:00 ※スープ切れで終了
日曜 11:00~20:00 ※スープ切れで終了
水曜定休

Saturday, 14 March 2009

Walker Plus(3/12 掲載)

Cw0902_2在公開中のWEB「Walker Plus」(角川クマーケティング)に、僕が取材執筆した記事が掲載されています。「千葉ラーメンの達人・山路が見つけた!今月の新人王」と称して、ラーメン劇場に出来た新店「だんらん」をご紹介しております。こちらの記事は写真撮影も僕がやっています。ぜひご覧いただければと思います。

 また、同じくWalker Plus内で「ノスタルジックラーメンが新しい!」の記事も取材執筆を担当しております。こちらも併せてご覧いただければと思います。

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■ウェブ:Walker Plus(角川クロスメディア)

Friday, 13 March 2009

魂麺@本八幡

Konmenm0903八幡の人気店「魂麺」では、毎月色々な試みの限定ラーメンを提供していますが、今月の限定は「とことん豚のチャーシュー魂麺(写真)」(980円)という一品であります。とことん豚というのは黒豚を種として交配したブランド豚のことで、豚肉料理のお店などでは良く見かける豚肉ですが、この豚肉を使ったチャーシューをフィーチャーしたチャーシュー麺とのこと。なかなか期待させる仕掛けではありませんか。店長の藤枝さんも自信作と胸を張っております。

 透明感の溢れるスープは非常にスッキリした味わいのスープで、そこに結構強めにショウガが効いています。最初クセがあると感じるが飲み進めるうちに味わいに慣れ、思わず後を引くタイプのスープになっています。また面白いのは胡椒を練り混んだという特注麺で、最初のうちはやはりショウガスープに押されてしまっていますが、だんだんその味わいと風味の面白さが顔を出してきます。このバランス感覚はさすが魂麺といったところでしょうか。

 そして問題のとことん豚は、しっかりと味付けをしたチャーシューと、注文を受けるごとにソテーした豚肉の両方が乗ってきます。肉の質感を十二分に楽しめるチャーシューも無論美味しいのですが、特にソテーの方は脂身まで甘く美味しく食べられてとても美味しいです。まぁここまでくれば無理してラーメンに乗せずともそのまま焼いて喰わせろ、と言ってしまえばそれまでなのですが。豚肉、チャーシュー好きにはたまらない一杯になっていると思いますので是非に。3月夜の部限定で1日20食限りだそうです。なお、木曜夜は角ふじインスパイア系のラーメンを出していて食べられません。その上、最近この店は水曜夜も鶏白湯メニューのみとなっているので何かと注意が必要です。

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Konmen■ラーメン:魂麺
千葉県市川市南八幡3-6-17-102
047-370-5300
11:30~15:00,18:00~翌1:00(平日)
11:30~15:00,18:00~23:00(日祝)
木曜定休(夜は別業態にて営業)

Thursday, 12 March 2009

ニュースCマスター(3.12 O.A.)

Ncm日午後9時からオンエアされる「ニュースCマスター」(チバテレビ)に出演します。今週はカレーラーメン発祥の店と言われている老舗を訪ねます。ぜひ今夜の「ちばラーメン百科」をご覧下さい!

 なお、来週のテーマは「屋台の支店」です。こちらもどうぞお楽しみに!

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■テレビ:ニュースCマスター(チバテレビ)木曜午後9時

Wednesday, 11 March 2009

紅蓮@早稲田

Gurenm稲田大学の目の前に先月オープンしたばかりの新店です。かつてデーモン小暮閣下も通った予備校「早稲田ゼミナール」の早大正門校だった建物は、いつしか本家の早稲田大学によって占拠されてしまっていますが、その元早ゼミ校舎、現「早稲田大学エクステンションセンター」の正に目の前に「紅蓮」はあります。赤い看板に手書きで大きく「紅蓮」と書かれています。隣には「日本のガウディ」とも呼ばれる建築家梵寿綱氏が手掛けた有名な「和世陀(ドラード早稲田)」があります。場所としては非常に良い立地だと思いますが、現在大学はお休み期間中ということもあって、お昼時でしたが話題のお店とは思えぬほど拍子抜けするくらいに空いていました。

 こちらの紅蓮というお店は現在プレオープン中ということで、メニューは「極濃海老つけ麺(写真上)」(750円)のみに絞っており、営業時間も売り切れ仕舞となっています。福生の人気店がその店を休業にしてまで新たな挑戦をしている店、ということでオープン以来色々なところで話題になっているお店です。個人的にはあまりつけ麺というものに食指が動かない人なので、プレ期間も終わりつけ麺以外のものが出て来てから足を運ぼうかなとも思いましたが、逆にいえばプレ期間で一品しか出さないところにつけ麺を置くということは、相当な自信の表れと言えるかも知れません。というわけで足を運んでみた次第なのです。

 店内はすっきりとした感じで、床などはコンクリートむき出しで、スタイリッシュなイメージです。コの字型のカウンターで厨房はその奥にあります。券売機には「油そば」や「焼皿あえそば」など色々とメニューが書かれていましたが、現在はつけ麺のみ。200gと300gは同料金で400gの大となると850円になります。また、お昼時はライスがサービスになるようです。ここらへんは学生を意識した構成といったところでしょうか。食券を出すと麺の量と茹で時間に10分ほどかかりますがよろしいですかと聞かれます。麺は普通盛でお願いします。また茹で時間については、10分というのは一昔前ではあり得ない時間ではありましたが、今ではつけ麺で5分以上かかるのは当たり前のようになりました。美味しいものには時間がかかるというのは昔から不変の法則であります。

Gurentare そしてまず最初につけダレが出て来ます。グツグツぶくぶくと泡を立てながら器ごと熱々にされたつけダレからは驚く程香ばしい海老の香りが立ち上がっています。この香りにそそられない人はいないのではないでしょうか。海老好きの僕からすればなおのこと。そして程なくして麺がやって来ます。艶やかな表情をした太麺はしっかりと水で締められています。麺を見た瞬間10分という茹で時間は少々長いのではないかと思いましたが、一口食べて長めに茹でている理由が分かりました。

 と言うのも現在主流となっている多加水太麺のつけ麺の場合、得てして「コシ」という言葉の下に硬めに上げる傾向があり、それを食べさせられた客達はその硬さを「コシ」と思い、結果としてその硬さのものを美味いと感じまた追い求めるという悪循環になっており、さらに茹で時間の短縮は回転率のアップにも繋がりますので、今つけ麺の大半は適正な茹で時間になっていないというのが現状ではないかと感じています。しかし製麺所の方や製粉会社といった麺や粉のプロ、あるいは自分でしっかりと粉から勉強をされているラーメン店の方は、やはり口を揃えて適正な茹で時間はもっと長いと言います。実際、製麺所が適正と言っている茹で時間のものを食べると、いわゆるコシと皆が言うような食感は薄れますが、硬さよりも歯を受け止めるどっしりとした食感を持っていて、しっかりと水が粉に入っていて、より食べ応えがあると感じられるのです。そして適正な茹で時間の麺を食べ慣れると、世のつけ麺は大体が茹でが足りなく粉っぽさがあり、生茹でに近いような感覚にとらわれます。

 もちろん人の好みもありますし、これは何が正解でということはないのですし、正しい茹で時間というものの定義ももちろん曖昧なことです。しかし現在つけ麺に限らずマジョリティは硬めの麺だと思います。そんな中、こちら紅蓮の麺は硬くありません。しかしそれは茹で過ぎというのではなく、しっかりと火を通していて麺の適性を十二分に引き出した茹で時間という印象を持ちます。麺に水分が入って火もちゃんと通っているので、結果として麺もへたれることがなく、いつまでも状態が変わらないのです。つけだれをつけずに麺だけを食べると変態扱いされる昨今のようですが、こちらの麺はまず麺だけで食べてみると世のつけ麺の麺との違いが分かるのではないかと思います。おそらく通常の店ではこの麺はあと2分程度は早く上げてしまうのではないでしょうか。この2分というのが回転率などを考えると一つの悩みどころというか、分岐点になってくると思うのですが、その2分をしっかりと待つところが素晴らしい。つけ麺はやはり麺を食べる食べ物ですから、麺としっかり向き合っている姿勢は立派です。

 そしてつけダレ。正直つけ麺は熱いつけダレに冷たい麺をくぐらせるわけですから、冷めていくのは当たり前なわけで、それに対して石を入れたり器を焼いたりなどというのは無駄な抵抗と言いますか、つけダレが冷めていく現象に対しての正しい対峙の仕方としては、丸長@荻窪のように対処するしか正解はないと思っているわけですが、そうは言ってもやはりつけダレを熱いままで食べたいというのは、つけ麺を食べる者の欲求としては至極当然のことであろうかとも思います。そしてそれに誠実に対処しているお店を見ると立派だなとも思うわけです。こちらの店では器ごと熱しているのでしょう、泡がグツグツぶくぶくと出るほどつけダレが煮えたぎっています。熱さというものは味覚を狂わせますが、こちらの濃厚なつけダレではその心配も不要。熱々なのに味が分かるのです。

 その味は濃厚でさらり。しつこさはまったくありませんが、物足りなさもまったくない。ベースとなっているのは粘度の高い鶏白湯スープで、そこに香ばしい海老の味わいが足されています。時折油葱のクリスピーな食感が心地よく弾けます。しっかりと茹でられた麺との絡みも良く、艶やかな麺を纏うかのようにつけダレが包みます。これならば300gでも良かったかなと少々後悔。またこのつけダレに下品ながらもご飯を入れたらさぞかし美味かろうと、サービスライスを頼まなかったことを更に後悔。最初熱々だったつけダレが少しずつ冷めていくのは当然なのですが、冷めていくにつれてスープの味わいが分かるようになり、うま味がぐいぐいと上がって感じます。最初が思い切り熱かったからこそ、この変化を楽しむことが出来るわけです。

 そして最後のスープ割り。これは厨房ではなくカウンターに置かれているウォーマーで配されます。このスープ割りがまた美味い。強い主張をしていた鶏と海老がマイルドになり、優しく食事の最後を締めてくれます。これは汁そばも期待出来そうな味わいです。僕は普段あまりスープ割りを好まないのですが、これはあっという間にすべて飲み干してしまいました。

 新しいお店、特につけ麺に関してはあまり唸らない僕ではありますが、麺もつけダレもスープ割りも文句なし。こちらのお店のつけ麺は参りました。海老嫌いの方でなければ迷うことなく行かれることをお勧め致します。

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Guren■ラーメン:紅蓮
東京都新宿区早稲田鶴巻町517-2合田ビル1F
11:00~売切れで終了
無休

Sunday, 08 March 2009

田中そば店@六町

Tanakamつの間にか長浜ラーメンの人気店「田中商店」が移転していました。それこそ十年以上も前、夜中に友人達とよく綾瀬の「金太郎」に足を運んだものでした。そしてそこから独立した田中商店も同じくよく行ったものでした。調べたところ2007年3月の移転だそうですから、少なくとも2年近くは行っていないことになりますね。最寄り駅は梅島から六町へ変わりましたが、以前の店からも徒歩圏内での場所での移転になります。以前は環七沿いでしたが、今度のお店はちょっと細い道沿いになりました。ちなみに六町とは馴染みの薄い駅名ですが「つくばエクスプレス(TX)」の駅なのですね。ですので東武線であれば従来通り梅島が最寄りになるのではないかと思います。

 そんな田中商店ですが、移転していたというだけでも驚きなのに、その近くで昨年12月に新業態のお店である「田中そば店」をオープンしたと聞き、ますます驚きました。田中商店の別ブランドといえば、浅草にある「中華そばつしま」が思い浮かびますが、それとはまた異なる味とのことでした。正直本店の移転もようやっと知ったくらいなので、その新業態のお店がどんな味なのか予備知識もないままに足を運びました。現地に行って分かりましたが、近くどころか移転した田中商店の数軒並びにあるのですね。夕方4時頃までの営業時間なのですが、田中商店は午後6時からの営業なので、もしかしたらご主人が昼は田中そば店を営業し、夜は移動して田中商店といった感じなのでしょうか。それならば同一店舗で二毛作をすればいいのですから、もしかしたら人の手当がつかないのかも知れません。しかしそんな営業スタイルでは身体壊してしまうでしょうし。また後から分かったことですが駐車場は両店共有のスペースが用意されているようです。僕は分からなかったので道の向かいにあったコインパーキングに停めました。

 お昼時をちょっと外したタイミングに伺いましたが先客1の後客ゼロでした。中華そば専門店というコンセプトとは異なり、非常にスタイリッシュな雰囲気のお店です。店内にはEXILEが流れています。7名がけのストレートカウンターに4名用テーブルが3卓。厨房にはなんと田中店主自らが立っていらっしゃいます。ホントに昼夜掛け持ちでやっているんじゃなかろうか。「いらっしゃいませ」の元気な声が心地よいです。メニューは「中華そば」とそのバリエーションである「ねぎそば」「肉そば」となっています。注文は券売機で、プラスチックの食券が出て来ます。また卓上には和歌山ラーメンの「早寿司」よろしく「おにぎり」が置かれていて、こちらは自由に取って現金を渡すと店員さんが食券を買ってくれます。鮭とアメリカンというおにぎりがありましたが、アメリカンはどうやらスパムむすびのようです。

 もちろん基本である「中華そば(写真)」(650円)の食券を買い、カウンター越しに田中店主に渡します。僕はその時にあろうことか汚い話ですが便意を催してしまいました。お里が知れるのを承知で、ご主人に「トイレを貸してください」と言ってカウンターから離れます。便座に腰掛けながら、ふとこういう場合のラーメン店の対応について考えました。もちろん正解は「客がトイレから出て来るまではラーメンを完成させないオペレーション」ですが、意外にこれが出来ていない店は少なくなく、中座している席にラーメンが置かれているなんてことも少なくありません。無論中座する客が悪いのは言うまでもありませんが、そういう時にどういう対応をするかというところでお店の姿勢も分かります。もちろんこちらのご主人はベテラン中のベテランですし、ましてや博多ラーメン店をやってらっしゃる方ですから麺の伸びなどは人一倍気を使うはず。果たして僕が雪隠から出て来たのを見るや一玉分の麺を茹で麺機に入れて茹で始めました。さすがお見事です。お心遣いありがとうございます。

 厳しい表情で麺を見つめ、きびきびとした動作で黙々とラーメンを作るご主人。捻り鉢巻きに白い調理着が清潔感あり、ラーメン職人といった雰囲気を醸し出しています。そして出て来た「中華そば」は喜多方ラーメンそのものでした。喜多方ラーメンの中でも名店中の名店「坂内食堂」を彷彿とさせるビジュアルと味わい。メニュー名の「肉そば」なんてのもそこから来ているのでしょう。ラーメン好きではない方は坂内と聞くと「喜多方ラーメン坂内」を想像されるかも知れませんが、本店とFC店では味もコンセプトも全く異なります。

 小さめの丼にはこぼれんばかりにスープが張られています。スープはすっきりと透明感のある豚骨ベースのスープで、さらりとしつつも適度な粘度もたくわえています。見た目は醤油というよりも塩で、かなり甘めのカエシが特徴的ですが、これも見た目同様に坂内を想起させます。少々塩分が強いようにも感じますが、甘めのバランスに寄っているので比較的塩分を気にせずに飲めてしまいます。動物系の旨味の後からふわっと香る魚介出汁。そこに平打気味の多加水麺が泳ぎます。固すぎず柔すぎずの茹で加減が良いです。これは人気製麺所「カネジン食品」の東京工場で作られている麺です。製麺所らしくないといいますか、いい意味で手作り感のある麺になっていました。具はやはりチャーシューがポイントで、これまた喜多方を思わせる柔らかいバラチャーシューが3枚乗ってきます。周辺が香ばしく醤油が香り、これは肉そばを食べてみたいと思わせる出来でした。

 ご主人は青森出身と伺いましたが、こういうすっきりしたラーメンに慣れ親しんでいたのでしょう。また喜多方ラーメンをとても好きなのでしょう。そういう背景を感じさせる力のこもった中華そばでありました。それゆえに、なぜ最初が博多長浜ラーメンだったのかが気になるところです。今度はインターバルを挟んで昼は喜多方、夜は長浜の連食というのも一興かも知れません。

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Tanaka■ラーメン:田中そば店
東京都足立区保塚町1-20
03-3883-4342
11:00~16:00 ※スープ切れで終了
月曜定休(祝の場合は翌休)

Saturday, 07 March 2009

SATURDAY NIGHT FEVER VOL.10「鱒拉」

Ra2090307葉拉麺通信がプロデュースするラーメン店「千葉ラーメン拉通ra2」で、本日一夜限りの限定ラーメンイベントが行われました。その名も「SATURDAY NIGHT FEVER」(SNF)です。ra2では毎月月替わりで限定ラーメンを発表してご提供しています。その一杯一杯は他のラーメン店よりも凝ったものをお出しするように務めていますが、どうしても日々の営業でお出しするラーメンであるということと、また限定などは召し上がらない通常メニューを愛する常連さんも多いお店ですので、オペレーションなどを優先せざるを得ない部分があります。しかしそうなるといわゆるra2らしさと言いますか、ra2イズムに溢れる一杯が出せない。ならば一夜限りという形でご提供しようと始めたのがこのSNFなのです。今回は今年最初のSNFにして記念すべき10作目。テーマは「鱒」です。

 第1期ra2からの若手スタッフ日影のアイディアによる一杯。そもそも彼は釣りが大好きで鱒釣りをしている時にこの鱒をラーメンに出来ないか、と思ったのだそう。鱒というのは鮭の親戚のようなものですから、鮭ならば過去にra2でラーメンにしたこともありますし、鮭冬葉を使ったラーメンなども存在しますので、きっと鱒でも出来るだろうというところからスタートしました。しかし、一夜限りのスペシャル感をいかに出すか、ということがSNFの場合は重要になって来るのです。

 と言いますのも、SNFにいらっしゃるお客さんは、皆さん「何をしてくれるんだろう」「どんなことに挑戦するのだろう」という期待感をお持ちの方ばかりだからです。通常のラーメンの場合は美味しさ、満足感、CPなどが重視されますが、限定ラーメンでも特にこのSNFの場合は、どこにでもあるようなラーメンをお出しすることは許されません。そこで基本的にいつも900円という価格設定を先に決めてあって、そこからラーメン作りをしています。ラーメン一杯900円というのは決して安いものではありません。900円が取れるラーメン、という縛りはなかなか厳しいものがあります。900円払ってでも満足してもらえるような一杯を作ろう、という思いで毎回試作を重ねてご提供しています。

 そんな中完成した今回のラーメンはその名も「鱒拉(写真)」(900円)。ポイントは鱒をどう使うかでした。当然鱒を塩焼きにして乗せてしまえば面白いのでしょうが、これはすでにra2で「秋拉」という名前で秋刀魚を焼いたものを一匹丸々乗せたラーメンを提供していますし、世には鮎ラーメンもありますので面白みに欠けます。そこでまず使用する鱒そのものを天然物を釣るところから始めようと。日影が地元房総印旛沼水系で自ら釣り上げた天然鱒を厳選して寒風干しにしたもので旨味たっぷりの出汁を取り、天然飼料によって育てられた「地養鶏」の丸鶏と「青森シャモロック」のガラで取ったスープとブレンド。そのスープの旨味を引き立てる塩は、ジュラ紀の海底が隆起して形成されたアメリカユタ州の地層から採取された甘味塩「ジュラシックソルト」を使いまろやかな味わいに仕上げました。表面には鶏の軟骨で取った香り油を浮かべて独特の風味に。しなやかなコシと食感を持つ低加水ストレート細麺は人気製麺所「菅野製麺所」の特注麺。食べ進めるごとにスープを吸い味わい深くなります。具にももちろん釣り上げた鱒を使用。皮まで香ばしく美味しい鱒の西京焼に、香ばしい食感が楽しい骨煎餅を添え、スープの表面には京都産の「ぶぶあられ」と、山椒の葉を香り付けに乗せました。まさに言葉通り「手間隙かけた」一杯になっていたと思います。

 鱒の深い旨味は鮭とはまた違った味わいで、そこに鶏の甘味と塩のまろやかさが加わって、今までにはない味で、かつ誰もが美味しいと感じる味わいに仕上がったと思います。飲み進めるごとに味わい深くなるスープという表現をよく使いますが、このラーメンはまさにそういうラーメンでした。濃厚なスープや魚粉全開のラーメンが多い昨今ではありますが、こういう旨味を活かした繊細なラーメンがもっと出て来てもいいのに、と思う一杯でありました。早くから並んで下さったお客さんにも満足していただけたようで何よりでした。次回のSNFもどうぞご期待ください。

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Ra2gaikan■ラーメン:千葉ラーメン拉通ra2
千葉県八千代市神久保75-14
047-488-8803
10:00〜22:00(21:30LO)
無休

Friday, 06 March 2009

Walker Plus(3/6 掲載)

Cw090306m日から公開しているWEB「Walker Plus」(角川マーケティング)に、僕が取材執筆した記事が掲載されています。「ノスタルジックラーメン店が新しい!」というテーマで、千葉の老舗ラーメン店2軒をご紹介しております。ぜひご覧いただければと思います。

 また、同じくWalker Plus内で「NOTこってり系!「野菜たっぷりラーメン」に新たなブームの予感」と称して、山盛り野菜のラーメン店2軒をご紹介しております。こちらも併せてご覧いただければと思います。

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■ウェブ:Walker Plus(角川マーケティング)

Thursday, 05 March 2009

手打そば茶屋九拾九坊@君津

99cat日の木更津に引き続きこの日も内房で蕎麦を楽しみました。館山道君津インターから程近い、住宅街の一角にひっそりと佇む古い日本家屋。江戸時代に立てられたという古民家とその庭がある敷地に一歩入るとどことなく田舎の家に戻って来たような雰囲気になります。囲炉裏なども置かれた趣深い庵で美味しい手打ち蕎麦を味わえる人気の店がこの「手打そば茶屋九拾九坊」です。入口で日本猫のお出迎えを受けて、いざ店の中へ。

 こちらのお店はいつ来ても駐車場がいっぱいで、お昼時ともなれば外に行列が出来るほどの人気店。この日は昼の時間を外しましたのですぐに入ることが出来ました。こちらのお蕎麦は庭から湧き出ている鹿野山の伏流水を使って打つお蕎麦。キリッと冷水で締めた冷たい蕎麦は、石臼粗挽きの粉をブレンドしてちょっと粗野な香りも立つ、硬めで歯切れの良い食感が心地よい細切りで、つゆをつけずにそのまま啜っても風味良く大変美味しいです。

99m こちらの看板メニューは何といっても一匹30センチはあろうかという大きな富津産穴子をまるまる使った大きな「穴子天婦羅」なのですが、この日はここへ来る前に一軒ラーメン屋さんに寄っていたこともあり、ボリューム満点の穴子天婦羅は厳しいかなとシンプルに「天せいろ(写真)」(1,500円)をいただきました。お腹がいっぱいでも天婦羅を食べるあたりが痩せない理由のような気がしますが、こちらのお店ではやはり天婦羅は欠かせないのです。

 ご主人の小榑さんは中華の名店「銀座アスター」を経て独立、君津市内で30年以上にわたり「胡弓飯店」という人気中華料理店を営んでいた方。中華歴数十年のベテラン職人ですから油使いはお手の物。完璧に油と種の状態を見切った天婦羅はとても食感が心地よく、サクッとしていてしつこさがない食べやすい天婦羅なのです。その中華店を営みながら、自分の生家であるこの日本家屋を使って趣味で始めたのがこの蕎麦店なのだそうですが、今では本業以上にのめり込んでしまい、中華店は閉めて蕎麦一本で取り組まれています。

 蕎麦も天婦羅も堪能し蕎麦湯を啜っていたところ、奥からご主人が出て来られました。そして僕の顔を見て「山路さんですよね」と話しかけてきて下さいました。何でも食べ歩きが大好きでラーメンも食べ歩きされているそうで、僕のラーメン本をいつも車に入れて下さっているとのこと。ちょうどお店も暇な時間に入ったようで、お蕎麦についての想いやお店のことなどを熱く語って下さいました。こういう時間が持てるというのは本当に楽しく、そしてありがたいことです。

99tem そして最後に「良かったら食べていってよ」と、名物の「穴子天婦羅(写真)」(1,050円)をサービスして下さいました。正直なところお腹いっぱいで食べられるかなと思いましたが、軽くてサクッと食べられてしまうのです。身もしっかりとある甘味ある美味しい穴子の天婦羅と春らしい蕗の薹の天婦羅は、ヒマラヤ産の岩塩「紅塩」とレモンでいただきます。ミネラルが豊富な塩は優しい甘みがあり、穴子の美味しさを引き立てます。そして何よりも美味しさを閉じ込めているご主人の技。食べやすく切ってあるのも嬉しい限り。得てしてこの手の大きな天婦羅は見た目同様に大味で粗雑な感じのものが多いものですが、こちらの場合は見た目に反して上品で繊細。この天婦羅は誰もが美味しいと思うのではないでしょうか。ご馳走していただいたから言うわけではありませんが、この穴子天はぜひ食べていただきたい逸品です。単品で頼めますので数人で行って一つ頼んで分けて食べてもいいと思います。

 温かみのあるご主人夫妻の人柄も人気の秘密でしょう。ご主人が忙しい時は奥様が代わりに来て色々とまたお話くださいました。そして来るすべての人に声をかける。地元のお客さんはもちろんのこと、芸能人やスポーツ選手も数多く足を運ぶ、知る人ぞ知る君津の名店です。

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99蕎麦:手打そば茶屋九拾九坊
千葉県君津市内箕輪1-14-30
0439-52-4199
11:00~21:00
水曜定休

Wednesday, 04 March 2009

インド料理デュワン本店@八幡宿

Dewanm葉県は知る人ぞ知るカレーの名店が多いカレー県だと思うのですが、その中でも根強いファンを多く抱える人気店が八幡宿の「デュワン」です。こちらのご主人は新検見川の人気店「シタール」にいらっしゃった方だそうで、その後千葉市内で独立して人気を博しました。中でも西千葉時代は千葉大学の学生はもちろんサラリーマンや地元の方達に随分と愛されておりました。その名店が諸事情により千葉市を離れ市原へと移転。現在は海浜幕張にも支店を出して千葉市内にも復活を果たしています。海浜幕張店の方がアクセス的にも便利なので、普段は海浜幕張がほとんどなのですが、たまには本店にも足を運びます。幕張が出来た当初はデュワンさん自らが幕張に入っていましたので、本店は息子さんが任されていましたが、今はデュワンさんが本店に戻っていらっしゃいます。

 こちらに来て頼むのは「デュワンセット」(1,700円)「タンドーリディナーセット(写真)」(2,200円)がほとんどです。バターチキンやマトン、ベジタブルなど人気のカレーから2種類と、焼きたてのナン、ライス、サラダ、デザート、ドリンクがセットになったのが「デュワンセット」で、そこにタンドーリチキン、チキンティッカ、シークカバブがついたのが「タンドーリディナーセット」。どちらもボリュームたっぷりのお得なセットになっています。

 カレーはどれも香りが非常に豊かに立ち、スパイス感も強く塩分も比較的高めのバランスですが、味わいも深く食べ進めていくごとに旨味が湧き出てきます。そしてこのカレーがナンにもサフランライスにも良く合うのです。焼きたてのナンも熱々で香ばしくかつモチモチでとても美味しいです。またタンドーリチキンなどの肉類はかなり辛味が強くスパイスが全面に出た味付けで、最初は辛さしか感じませんが、少しずつその中にある美味しさが分かってきます。見事に配合されたスパイスによって身体の中が浄化されるような感覚に陥ります。

 デュワンの味は日本人向けにアレンジした味というよりも、インドそのものの味を誠実に出している味だと思います。カレー屋ではなくインド料理店。インドに行ったことはないのであくまでもそれは推測でしかないのですが、日本人の味覚に迎合していない味わいを感じるのです。そして迎合はしていなくてもお客さんの年齢や性別などに応じて、スパイスの量や辛さなどをしっかりと調整しているのが素晴らしいと思います。それは日本で何十年も厨房に立ち、日本人にインド料理を提供してきたデュワンさんだから出来ることなのでしょう。こういうプロの仕事を目の当たりに出来る店が千葉にあるというのはとても嬉しく思います。

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Dewan■カレー:インド料理デュワン本店
千葉県市原市君塚2-17-8
0436-24-4448
11:30~15:00(14:30LO),17:00~22:30(22:00LO)
月曜定休(祝の場合は営業)

Tuesday, 03 March 2009

千葉ウォーカー(3/3 発売)

Cw日発売の情報誌「千葉ウォーカー」(角川マーケティング)に僕の連載と担当した記事が掲載されています。

 大好評の連載「千葉ラーメンスタイル」は、千葉のご当地ラーメンをリスペクトして作る新ご当地ラーメンのお店を紹介しております。ぜひご覧ください。

 またもう一つの連載「週刊ラーメンWalker千葉ダイジェスト」では昔懐かしい「ノスタルジックラーメン」をご紹介しています。また恒例新人王のコーナーではラーメン劇場の新店をご紹介。こちらは取材のみならず写真撮影も担当しています。どうぞこちらも併せてご覧下さい。

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■雑誌:千葉ウォーカー(角川マーケティング)350円

Monday, 02 March 2009

千葉日報(3/2掲載)

Chibanippo0903日発売の新聞「千葉日報」の紙面に、現在発売中の拙書「ラーメンマップ千葉3」についての紹介記事が掲載されました。これまでのラーメンマップ千葉シリーズとの違いや、千産千消をテーマにしたラーメン作りや食材提供者のことなどにも触れていただいています。こうやって地元の新聞に取り上げていただくのはありがたく、そして嬉しいことですね。この場を借りて取り上げて下さった千葉日報さんに御礼申し上げます。ありがとうございました。皆さんも機会がありましたらぜひ紙面の方をご覧いただけたらと思います。

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■新聞:千葉日報

Sunday, 01 March 2009

ハンターマウンテン塩原@那須塩原

Huntermt原と言えば、温泉好きの僕の中では「塩原温泉」というイメージしかなく、旅館と言えば「ホテルニュー塩原」というテレビCMの刷り込み世代なわけですが、どうやら今は塩原と言えばスキーなのだそうです。というわけでこの日は友人達総勢13名で日帰りのスキーツアーを敢行しました。行き先は「ハンターマウンテン塩原」です。

 いわゆるバブルのど真ん中学生だった僕ではありますが、学生時代は音楽ばかりやっていましたのでスキーに関してはまったくと言っていい程やっていませんでした。小学生の頃に「奥日光湯元スキー場」でスキーをしたのが最初。後は「苗場プリンス」「札幌国際スキー場」で滑ったくらいしか記憶にありません。そこで今回はスキー場のベテランである友人たちに計画を立てて貰ってそのツアーに同行しました。朝5時に千葉を出発という自分ではまず立てないようなツアースケジュール。しかし朝早くに千葉を出れば道も空いていてドライブも快適。あっという間に塩原まで着きました。普段早起きなどしない生活ですので、朝5時に出発というのは実に気持ちが良いです。

 十年振り、いや二十年振りでしょうか。本当に久々にスキー場というところに行きましたが、日曜日ということもあってものすごい人が出ているのに驚きました。そして「ハンタマ」という愛称をつけることで、単なるスキー場というよりも観光地的なアプローチをしていたのが興味深かったです。中でも半分に割られたゆで卵がキャラクターになっており、このキャラクターがスキー場内をうろうろと歩いている他、キャラクターグッズなども豊富に揃っていて、ビジネスとしてもいいスキームが出来ている場所のように思いました。普通スキー場でグッズを買おうとは思いませんが、ハンタマちゃんが描かれていれば欲しくなりますものね。

 そんなわけで実にいい雰囲気の場所ではあったのですが、どことなく海水浴場と同じイメージがするのは気のせいでしょうか、やはり食べ物に関しては正直いただけない感じがします。とりあえずハンバーガーのナショナルチェーンがありましたのでなんとかそこは行けそうですが、他はやはりああいう場所にありがちな飲食店やメニューが並びます。昨今外食の常識も変わってきており、パーキングエリアなどでも本格的な料理が食べられるような時代になっています。スキー場や海水浴場でもそういうお店が出来てくると、より集客力も増すのではないかななどと思いました。

 そして意外にスキーというレジャーは一度道具を揃えてしまえば、あとはあまりお金がかからないということも分かりました。今回のために神田御茶ノ水のスポーツ用品店街を物色して歩きましたが、ウェアやスノーブーツなどはブランドなどにこだわらなければかなり安く手に入りますし、スキーもレンタルが充実しているので最初はそれを利用するのもありでしょう。となると後は行き帰りの交通費とリフト代、駐車場程度で楽しめるわけですから、これはこのご時世であっても多くの人が集うのは納得です。今回は厄年ということもありますし、下手な怪我をしてしまっては商売上がったりですので、ソリやチューブに乗って雪遊びをしていて一日を終えましたが、小さい子供から年輩の方までが目の前を気持ち良さそうに滑っているのを見ると、次の機会があればスキーやスノーボードにチャレンジしてもいいかなと思いました。また初心者向けの半日スクールなどもありましたので、そういうところで一から習うのも面白そうです。

 しかし、ゲレンデで流れているのは最近の曲ばかり。広瀬香美や松任谷由実ではないのですね。まずはそこから勉強しなければいけないかも知れません。

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■スキー場:ハンターマウンテン塩原
栃木県那須塩原市湯本塩原字前黒
0287-32-4580
11月29日~4月中旬

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