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Friday, 06 February 2009

ラーメン&どんぶりだんらん@千葉ワンズモールラーメン劇場

Drm葉初のラーメン複合施設「千葉ワンズモールラーメン劇場」。鳴り物入りでオープンした2003年当初は全国の人気店が集い活気を帯びていましたが、ここ数年は店が替わっても目新しさに欠け、集客も弱く元気がなかった施設でもあります。正直これまでのお店は一部のお店ではスープを取っていなかったり、質が低く美味しくないラーメンを出していたのも事実。人気がなくなっていくのも至極当然のことと思いました。

 しかしこの秋、東池袋大勝軒出身の田代浩二さん率いる「茨城大勝軒グループ」が6軒すべて、全面プロデュースするということで久々に話題になりました。そしてそれは単なる話題だけでなく、今回のリニューアルによってこれまでのラインナップよりも明らかにレベルがアップしていて、美味しいラーメンが揃うようになりました。それぞれの店長が皆真剣にラーメン作りをしているのが素晴らしいです。今、ラーメン劇場は非常にいいラーメンを出しています。

 そんなラーメン劇場ですが今年に入って早くも動きがありました。1月にまず「田代笑店」「山勝軒」にチェンジ。ただ山勝軒の掲げる「毎月メニューを変えていく」というコンセプトは、これまでと基本的には何も変わりませんので、実質的には店名が変わっただけと言ってもいいでしょう。しかしオープン以来苦戦していた「ボヨヨンラーメンウマインジャー」に代わって、昨日新たにオープンした「ラーメン&どんぶりだんらん」は、完全に新しいお店としての登場となりました。手掛けるのは本八幡の人気店「魂麺」店主山西一成さん。魂麺はすでに豚骨ラーメン店を1軒ラーメン劇場内にオープンさせていますので、施設内で2店舗を運営していくということになります。

 山西さんが手掛けるこのだんらんは、その名の通り「家族団欒、ファミリー向けのお店」という非常に明快なコンセプト。強烈なインパクトや個性があるラーメンではなく、いい意味で万人に受け入れられる美味しいラーメンを作ろうと思ったのだそうです。それはラーメンだけではなく丼ものもかなり充実させているメニュー構成にも現れています。確かにラーメン劇場の中にあるお店はどこも個性が強く、家族連れには向いていないようにも見えますし、そういう意味ではこのファミリー向けというコンセプトは正しく、非常にいいところを狙っていると思います。

 メニューは醤油、塩、味噌とすべて揃っています。一通り食べてみましたが、正直どのメニューもおすすめです。どれも普通に美味しく、まさに万人受けされるラーメンばかり。強烈な個性はありませんが、かと言ってどこにでもある味ではありません。看板メニューである「だんらんめんスペシャル(写真)」(950円)は鶏の甘みがすっきりと出たスープに鶏油の香りが豊かな醤油ラーメン。透明感がありながらコクを持つ優しくもあり力強くもあるスープの味わいに、どことなく山西さんのルーツでもある「13湯麺」のラーメンを感じたのは僕だけではないでしょう。そこに千葉県産のアサリや魚介の味わいが優しく佇んで旨味を補完しています。麺は成田の人気店「麺屋青山」製の細ストレート麺で、スープの引き上げも悪くありません。また「塩ラーメン」(650円)は、すっきり透明なスープの上に黄色い鶏油が軽やかに浮いて、椎茸や帆立の旨味が光っています。また市川の「丸京味噌」を使用した「ピリ辛ネギ味噌ラーメン」(930円)は、濃厚な味噌ラーメンが多い昨今の流れとは異なって、濃度ではなく旨味で持って行くバランスのスープが美味しいです。

 そして、もう一つの看板メニューである丼もの。これがなかなかパワフルで驚きました。「ラーメン屋さんのちらし寿司」(700円)は、チャーシューやなるとなどラーメンの具材を使ったアイディア商品ですが、正直この日は酢飯のバランスが今ひとつではありましたが、そもそも使用している酢がとてもいい酢のように思いました。そして何よりも美味しかったのが天然ミナミマグロを使用した「マグロ丼」(680円)。これはフィッシュロックバンド「漁港」のボーカル森田釣竿さんが営む浦安魚市場「泉銀商店」の極上品を使用しているそうなのですが、しっかりとした身のマグロがちゃんとヅケになっているのです。この漬け丼はラーメン店で食べられる品ではありません。他にも「カレー丼」「スタミナ丼」「チャーシュー丼」「マグロユッケ丼」などがありますが、どれもハーフサイズが350円で用意されていますので、ラーメンとのセットにもってこい。ラーメンはどれもあっさりした味わいなので、ラーメンとのバランスも申し分ありません。

 個性の強いラーメンではなく、万人に愛される美味しいラーメン。しかしそれは逆に言えば専門性が強いラーメンが並ぶ施設の中では没個性とも取られかねません。しかしなんでもかんでも濃ければいいというような風潮もある昨今、こういう滋味あふれる優しい味わいのラーメン店の登場は嬉しいことですし、この店のコンセプトそのものは間違っていないと思います。だからこそその部分をどうアピールしていくかが、この店が成功するかどうかの鍵になるかと思います。頑張っていただきたいお店の登場です。ラーメン好きの方にもそうでない方にもおすすめ出来るお店です。

Dr■ラーメン:ラーメン&どんぶりだんらん
千葉県千葉市稲毛区長沼町330-50ワンズモール2F
043-250-3783
11:00~22:00
不定休(ワンズモールに準じる)

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