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Friday, 23 January 2009

吟そば凛@勝浦

Rinnaikan房にある勝浦市は、安土桃山時代から続く朝市で有名な港町。特に鰹の水揚げでは全国レベルの水揚げを誇ります。また海水浴などでも県内外から多く人が訪れることで知られ、中でも鵜原・守谷海岸は「日本の渚百選」に選ばれるほどの美しさです。あとは「かつうら海中公園」には東洋一の規模を誇るという「海中展望塔」があり、実際の外房の海の中の様子が見られます。

 そうなるとイメージ的に勝浦と言えば当然海の町、ということになるのでしょうが、この町をよく知る人やこの町を何度も訪れる人のイメージでは、多分に山の町と思うのではないでしょうか。何しろ海の部分は漁港や海岸の一部でしかなく、あとは房総丘陵の山間部がこの市の主要エリアとなります。内房方面から勝浦に入る時には大多喜街道経由で来るのが一般的ですが、その場合は完全な山道行となります。ラーメン好きの方には「勝浦式タンタンメン」というこの地域独自の担々麺が知られていますが、勝浦一の人気店である「はらだ」も山中のエリアにあります。

 そんな大多喜側から入れば勝浦の入り口にある杉戸地区に、昨年夏、素敵なお蕎麦屋さんが出来ました。それが「吟そば凛」です。森の中にひっそりと建つ洋館。このお店を一目見てお蕎麦屋さんだと分かる人は皆無なのではないでしょうか。無論店の近くまで行けば「石臼挽きあらびき蕎麦」の文字が見えるので分かりますが、その看板を見なければまるでカフェかレストランのような雰囲気です。聞けばヨーロッパの田舎をイメージした佇まいにこだわったとのこと。吹き抜けのある開放的な店内。白塗りの壁に木の質感を活かしたインテリアには温もりを感じます。その店の雰囲気同様に、温和な表情が印象的なご主人が出迎えてくれます。テーブルなどもご主人が手作りで作られたのだそう。蕎麦屋だと言われてもまだレストランなのではないかと思ってしまいます。店の裏手には勝浦の山々の景色が広がります。これは港町勝浦のイメージではなく、やはり山のある町勝浦の表情ですね。

 スローフードをイメージしているこちらのメニューは、そのすべてが簡単なコース仕立てになっています。お蕎麦に200円〜300円の+で「スープ」もしくは「前菜」の他、「デザート」「飲み物」がついてきます。例えば基本の「あら挽き吟せいろ」だと単品で1,000円、コースだと1,300円といった具合です。この勝浦の山間部で正直強気の価格設定と思わなくもありませんが、店舗やメニューの洒脱な様を考えると強ち高いとも言い切れません。また単品で考えると少々割高になるのでしょうが、前菜から始めて食後の珈琲までゆったりと過ごして欲しいというコンセプトを楽しむ上で、そのコースが1,500円ということであれば決して高くはないでしょう。またこの他にも予約制で3,000円前後のコースが2種類用意されています。これはグループなどで会食を楽しむのにいいかも知れません。

Rinm さて肝心のお蕎麦ですがこの日は「みぞれたっぷりあら挽きそば(写真)」(単品1,200円 コース1,500円)を頂きました。蕎麦つゆは冷温いずれかが選べますが冷たい方でお願いしました。またこのメニューはたっぷりのみぞれ(大根おろし)がそばつゆに入るのですが、無理を言って器をもう一つ用意していただきました。こうすることでみぞれ入りとみぞれ無しの両方が楽しめる寸法です。薬味は胡麻と2種類のネギで、胡麻は小さな胡麻擂りがついてきますのでそれを擂りながら蕎麦が来るのを待ちます。こうやって只管に胡麻を擂っていると何だか無性にトンカツが食べたくなってしまうのは哀しい性と言いますか、身体に染み付いた哀しい習性なのでしょう。

 ほどなくして出て来たお蕎麦は新蕎麦の艶やかで深い色合いが印象的な綺麗なお蕎麦です。しっかりと水で締められていて、それでいて瑞々しさも残っています。石臼で粗めに挽いているので風味が強く残っています。それでいて引っかかりはなく滑らかで、身の詰まった食感になっており、香りよく喉越しも良いです。割合は外二。産地は北海道上川町で現地の製粉会社による石臼挽き粉のオリジナルブレンドとのことでした。メーカーまでは伺いませんでしたが、上川というとラーメン好きからすると「旭川製麺」を思い出しますが、その親会社である「土開製粉」は老舗の蕎麦粉メーカーですので、もしかしたらこちらの蕎麦粉を使用しているのかもしれません。その中でもおそらく蟻巣石を使った大きな石臼で熱を加えずに挽いた粉ではないかと思います。

 蕎麦つゆはカエシの角が取れてまろやかな味わいで、旨味を多分に含んだ少々甘汁寄りで軽めのテイストです。たっぷりの大根おろしは当然辛味大根ではなく普通の大根。そこに若布も入っています。甘めのつゆを吸い込んだみぞれと共に啜るも良し。別に用意して貰った器ですっきりと蕎麦つゆだけの味で楽しむも良し。当然カエシは変えているのでしょうが、このカエシの方向性としっかりとした食感のお蕎麦を頂いた限りでは、温かいお蕎麦もなかなか良いのではないかと思わせます。

 しかし何よりもやはりこの雰囲気。純和風の趣ある庵で味わう蕎麦はもちろん格別ですが、こういうスタイリッシュな欧風なお店で味わう蕎麦もまた良いものです。ご主人曰く女性に楽しんでもらえるようなお店作りを心がけたとのこと。確かにここならば女性を連れて来たらポイントが上がりそうです。またカウンターからテーブル、個室なども用意されていますので、彼女との一時のみならず家族連れなどでも使い勝手が良さそうです。千葉市内からは車でおよそ1時間ほどではありますが、ドライブがてら立ち寄っていただきたいお店です。

Rin蕎麦:吟そば凛
千葉県勝浦市杉戸1459-1
0470-77-1898
平日 11:30~14:30,17:00~21:00(20:30LO)
土日 11:30~21:00(20:30LO)
月曜定休(祝の場合は翌休)

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